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#2 ミック・リターン

仕事柄、あらゆる音楽を聴かなくてはいけない立場におります。例えば、CM、イベント等で流す曲の選定。音楽関係のプロモですね。そうなると、正直、聴きたくもない音楽を聴くことも多いのですが、それ以上に幅広い時代の様々なジャンルの音楽に触れて、「多少の多少」は知識の幅は広いと自画自賛しております。ですが、当たり前ですが評論家ではございません。ですので、勝手な主観(ファンの方は色々と雑誌等でご存知でしょうからね)や勝手な推測などから、様々な楽曲やアルバムを語りたいと思います。というわけで地味に更新しますので、よろしくお願いいたします。うっかり考察に誤りがありましたら、ご容赦くださいませ。

こんにちは。本題に入る前に「ストーンズファンあるある」を、いい機会ですのでね。いっぺん書いておこうかと思っています。だいたいストーンズについて語るとき、結構な確率で「〜だせ」と言った実にワイルドな語尾になっております。そういった方って普段も語尾に「だぜ」を付けて過ごされているはずなんですよね。例えば「仕事が終わったんだせ」、「トイレに行くんだぜ」なんてですね。でも、杉ちゃん意外で語尾に「たぜ」って耳にしたり目にしたりするのは漫画ぐらいですのでね。本当に不思議なんですよね。きっと雑誌やらの「英語→イメージ日本語和訳」の影響かなと思うですけどね。そんな勝手なイメージ英語を使うのは、ハッキリ言いますが、恐ろしくダサいのでですね。若い人は引きますからね。時代錯誤も大概にしといた方がいいと思うんだせ!

さてですね。ついに、ソロアルバムなんて作ってしまったミック。どさくさに紛れてビルまでソロ。チャーリーまでもが大好きなジャズ演ったりして……。ビル・ワインマンは良し!として、「お前もか!チャーリー」と、それで、まさに汚れとばかりにアルバムをヤケクソで作っていた最中のイアン・スチュワートの急逝。そんな中で作った迷作「Dirty Woek」。なんてこった。

さて、今回も、ちゃんとアルバムを考察してみましょう。

「One Hit」のソロはジミー・ペイジがソロを弾いているそうですね。へぇー、言われなきゃ気がつきません。「Harem Shuffle」は、なかなかじゃないか!と思うもカバー曲。アレンジも、そのまんま感が強い。あぁ、せめて2曲目の「Fight」。どうせヤケクソなら、中島みゆきのカバーでも良かったと思うのです。くだらない?いやいや、ストーンズの中島みゆき。もしカバーされたら日本人の誇りですよ。

このアルバムの曲。「One Hit」と「Harem Shuffle」以外でイントロクイズなんてしたら当てれる人はいるのか?
で、一部は、ロン・ウッドがドラムを叩いている始末。まぁ、これが、ひでぇ有様ですね。もはやネタになっていますからね。

すいません。これぐらの話は、ストンーンズファンなら知っていますね。

こんなアルバム(好きな方は申し訳ありまん……)を聴いたって仕方ないのです。買うまでもなく(サブスクですら聴くに絶えない)アルバムのジャットを見れば、一目瞭然だからなのあります。

1986年:邦題(やっつけアルバム)

・キース
(あからさまに怒りに満ちた顔をしております)
・ミック
(思いっきりダルっ)
・チャーリー
(もはや、うつむいております)
・ビル
(ポーズ決めてんだから早く撮れよ)  
・ロン
(仕方ないよね……)
・ブライアン
(見えた方はお祓いに……)

まるで、バラバラ感を表現したような、ビビットな色彩を散りばめたジャケット。

とうとう「解散」の2文字です。もはや、ミックとキースの関係は修復不可能か?

……撮影が終わって自転車に乗って帰る2人。そして、映画館を訪れた2人は、世界の北野の「キッズ・リターン」を観て思うところが。

ロン
「キースー、俺たちもう終わっちゃったのかなぁ?」
キース
「バカヤロー、まだ始まっちゃいねぇよ」

…数年後。
カミさん、とにかく巌流島で会ってあってくるぜ!決着をつけてやる。危ぶくないぜ、迷わず行くぜ、行けばわかるさ。

ほれほれ、みんなも。

Let's bury the hatchet
Wipe out the past
Mae love together
Stay on the path

ミックも観ていた動かぬ証拠が!この歌の、こ、この歌詞の部分は!
あまり評価はされておりませんが、私は大好きですね。のっけから、「帰って来たぜ!」とばかりにミックは吠えておりますから。

次回は、一旦、ストーンズから離れますが、これを機に音楽ツウに。

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