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    ライブの記録、記憶、思い出を綴ってます

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    SKY-HI氏のライブを見た、新譜を聴いた、そこから考えたこと    インスタ @skyhi_ _

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記事一覧

ロックバンドという保証のない生き物を信じること

UNISON SQUARE GARDENをロックバンドとして確立したのは、間違いなく3人の努力だ。 ただ、UNISON SQUARE GARDENがUNISON SQUARE GARDENとして親しまれ続けるのは、この存…

すず
3日前

完璧な夜の準備と、完成

BRIGHTNESS TOUR ツアー初日、ツアーファイナルを見た。 ツアー初日を見たシンプルな(ツアーファイナルを見据えた)感想 "このままだと、彼らが全国でファンと高めてき…

すず
2週間前
1

SKY-HIエンタメにおけるホールツアーのススメ

2019年以前のホールツアーを見ているようだった。 2019年以前も2020年代の2っのホールツアーも作り込まれたと表現すれば一括りにできる。 JAPRISON以前の作り込まれたシ…

すず
1か月前
5

金メダルが要らないならエンタメダルを贈呈させてくれよ

UNISON SQUARE GARDEN になりたい!と思った。 このなりたいというのは、ユニゾンに入りてぇというのもそうだが、ユニゾンのようなマインド、モードで人間を全うしたいと…

すず
3か月前
3

「芸名」でステージに立つこと、恋から愛に変わること

XIIX presents Eleven Back w/ 秋山黄色 いつか、斎藤宏介が「若き天才」と名付けた彼と対バンする日を待ち望んだ。 自分たちがやりたいことを詰めることに重きを置くXIIX…

すず
4か月前
1

嘘が下手なのが福

久々に、アーティシズムにブレがないだの何だの抜きで、SKY-HIのライブの話をします。 これがSKY-HIのバースデーイベントだったな。 豊洲といえば新たなる野望、野心がSK…

すず
7か月前
5

MY “VS” STORY

いかにMY FIRST STORYで居るか。これが一つマイファスに求められたことだったとして、 成功した、と言えるだろう。 落ち着きも、本気も。 ただ、この”場所”の話とする…

すず
8か月前
1

収拾ないけど、とにもかく私は皮を剥く

夢なのかな、あー初手”夢が覚めたら”だった。 夢ならこの光景も、付きまとう情緒も受け入れられる気がした。 覚めたら忘れてしまいそうと思ったぐらいに濃すぎた。いや、…

すず
1年前
7

俺は俺である喝采、運命論

BOSSDOM 5.28 東京 36歳だぜ 3歳児だと発して、暴れ回るラストTHE DEBUT。 本能のSKY-HIここにあり。腹いっぱいの夢を見た。 変に感情移入することなくアーティスト、ボ…

すず
1年前
1

あなたの声が生活音から消えるのが怖い

無意識のうちに黒目はあなたを真正面から捉えて離さない。 脳はあなたを第三者目線で客観的に見ていると言う。 当の私の情緒は不安定。あなたとは距離を置いたはずなのに、…

すず
1年前
2

 2021-2022 SKY-HIの伏線と答え合わせ by FLYERS

2022/12/12 THE DEBUT / SKY-HI さすが、“嘲笑を歓声に変えてきたタイプ” である。 2020年9月、“BMSG”設立。 2021年11月、“BE:FIRST”デビュー 目まぐるしくも、…

すず
1年前
2

魅せてよ、生まれ直しのアーティシズム

2020.7.19 SKY-HI Round A Ground 2020 -RESTART- 「レーザと曲が上手く馴染んでいてかっこよさが増していました」 「オンラインだからこそ出来るテクノロジーを体感できま…

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1年前
3

鎧を

斎藤宏介×SKY-HI この二人の対談を見聞きするたびに関係性ゆえのものなのか”包容力”に安心を覚える。 音楽に対してうずいた好奇心をそのままバンドに昇華し溶け込ませ…

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2年前
4

続・希望の炭酸割り(強)

2ndがなかったら本作は生まれてないかもしれないと本気で思った。3周した時に。 M1. 見て呉れ ないものねだりな生物。隣の芝は青く見えてしまうものだから、すぐ羨まし…

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2年前
2

華やぐマーチに導かれた私

ANSWER TOUR 新代田 Live CRUSH! 怪物バンド。 Nothing's Carved In Stone ANSWER TOUR 2021-22 昨年秋に開催された野音公演で、アルバムリリース・ツアーが発表された…

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2年前
5

地続きの伏線のその先で

彼らのリアルがそのまま凝縮。 2/23リリース”東京” 2021年、SUPER BEAVERは全国各地の彼らのことを待っている人のもとに会いに行った。 それと並行して制作された本作…

すず
2年前
2
ロックバンドという保証のない生き物を信じること

ロックバンドという保証のない生き物を信じること

UNISON SQUARE GARDENをロックバンドとして確立したのは、間違いなく3人の努力だ。

ただ、UNISON SQUARE GARDENがUNISON SQUARE GARDENとして親しまれ続けるのは、この存在が受け手にとってロックバンドを信じる理由そのものであるからだと思った。

0724 ROCK BAND is fun
ロックバンドを信じる理由に出会う、好きでいる人が見出した

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完璧な夜の準備と、完成

完璧な夜の準備と、完成

BRIGHTNESS TOUR

ツアー初日、ツアーファイナルを見た。

ツアー初日を見たシンプルな(ツアーファイナルを見据えた)感想
"このままだと、彼らが全国でファンと高めてきたバイブス、自信を目の当たりにすることで勢い余ってバク転することになる可能性がある"

ツアー初日

私の感想メモには「新譜がこの前出ました。1週間も経っていません。」と書いてある。
拓さんはMCにて「愛しかない!」と発

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SKY-HIエンタメにおけるホールツアーのススメ

SKY-HIエンタメにおけるホールツアーのススメ

2019年以前のホールツアーを見ているようだった。

2019年以前も2020年代の2っのホールツアーも作り込まれたと表現すれば一括りにできる。

JAPRISON以前の作り込まれたショー(ホールツアー)は創造の想像でもあるのかと思ったりもしていたが、今回のホールツアーを見て、それぞれが、その時々のリアルな言霊集だったのだと回想しています。

俺を見ろと言わんばかりにSKY-HI のエンタメを提供

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金メダルが要らないならエンタメダルを贈呈させてくれよ

金メダルが要らないならエンタメダルを贈呈させてくれよ

UNISON SQUARE GARDEN になりたい!と思った。

このなりたいというのは、ユニゾンに入りてぇというのもそうだが、ユニゾンのようなマインド、モードで人間を全うしたいという意味でもある。
つまり、ユニゾン「のよう」になりたいのだ。
このバンドマンは私のヒーローだとかスターとか指針だとかというのは色々あるが、なりたいは初めてでした。
私もついにバンドマンになる時がきたか。

このnot

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「芸名」でステージに立つこと、恋から愛に変わること

「芸名」でステージに立つこと、恋から愛に変わること

XIIX presents Eleven Back
w/ 秋山黄色

いつか、斎藤宏介が「若き天才」と名付けた彼と対バンする日を待ち望んだ。
自分たちがやりたいことを詰めることに重きを置くXIIXが秋山黄色を招いた。

否応なしに、どちらのターンも剥き出しな愛ある破壊を見た。

秋山黄色
特に、何か言葉を発することなく始まったcaffeine

なんだか、この日の黄色は面構えが違った。

XIIX

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嘘が下手なのが福

嘘が下手なのが福

久々に、アーティシズムにブレがないだの何だの抜きで、SKY-HIのライブの話をします。

これがSKY-HIのバースデーイベントだったな。

豊洲といえば新たなる野望、野心がSKY-HIの心に灯る瞬間を目の当たりにするといったところ。

今年はPASTとFUTUREという全く違うコンセプトの2本立て。
単純に考えたら、過去曲を放出する日と最近の曲を、最近のライブアレンジで披露する日。

さすが、S

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MY “VS” STORY

MY “VS” STORY

いかにMY FIRST STORYで居るか。これが一つマイファスに求められたことだったとして、

成功した、と言えるだろう。

落ち着きも、本気も。

ただ、この”場所”の話とするならば、飛び級か。

これだけは間違いなく言えるのは、MY FIRST STORYの物語が気になるタイプの人間で良かったということ。その分心残りもある。

でも良いんだ、この心残りは未確定の未来に託すので。

これ、本当

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収拾ないけど、とにもかく私は皮を剥く

収拾ないけど、とにもかく私は皮を剥く

夢なのかな、あー初手”夢が覚めたら”だった。
夢ならこの光景も、付きまとう情緒も受け入れられる気がした。
覚めたら忘れてしまいそうと思ったぐらいに濃すぎた。いや、濃いなら忘れないだろとツッコミを入れた。だって目の前の彼は「君の名前も思い出せない」って歌うのだから。思い出せない、そうか、きっとここから覚めたら忘れてしまうぐらいの密度なんだとあの時の私は認識したのを覚えている。

昨年のツアー(Kar

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俺は俺である喝采、運命論

俺は俺である喝采、運命論

BOSSDOM 5.28 東京

36歳だぜ

3歳児だと発して、暴れ回るラストTHE DEBUT。
本能のSKY-HIここにあり。腹いっぱいの夢を見た。

変に感情移入することなくアーティスト、ボスどちらのSKY-HIに対しても決意を目の当たりにすることが出来たことはこの日の収穫である。

”運命論”〜”フリージア”

「全て決まっていた」

何年も声高に発していた言葉。SKY-HIから言わせれ

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あなたの声が生活音から消えるのが怖い

あなたの声が生活音から消えるのが怖い

無意識のうちに黒目はあなたを真正面から捉えて離さない。
脳はあなたを第三者目線で客観的に見ていると言う。
当の私の情緒は不安定。あなたとは距離を置いたはずなのに、あなたの考え方がびっくりするほど読み取れてしまうよ。

”自分は弱い人間だから、闇や苦しみに光を当てる音楽を鳴らしている”というような話を聞いたことがある。
当時の私は、音楽をロックを鳴らすことが生きる意味である彼の、そのど真ん中を突くよ

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 2021-2022 SKY-HIの伏線と答え合わせ by FLYERS

 2021-2022 SKY-HIの伏線と答え合わせ by FLYERS

2022/12/12 THE DEBUT / SKY-HI

さすが、“嘲笑を歓声に変えてきたタイプ” である。

2020年9月、“BMSG”設立。

2021年11月、“BE:FIRST”デビュー

目まぐるしくも、その全てがハイライト。

金髪、スーツ姿のお兄さんが日本テレビに面白そうな企画を持って乗り込んだ。
かつては色眼鏡で見られ、“アイドルラッパー”と揶揄された男の挑戦。

そんな彼は

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魅せてよ、生まれ直しのアーティシズム

魅せてよ、生まれ直しのアーティシズム

2020.7.19 SKY-HI Round A Ground 2020 -RESTART-
「レーザと曲が上手く馴染んでいてかっこよさが増していました」
「オンラインだからこそ出来るテクノロジーを体感できました」

「これを生で受け取れる日が待ち遠しい」

2022年、画面というフィルターを通さずに見た。

あまりにも没入した。
対SKY-HI。真っ向から来る。
一挙一動、演出含め一瞬・一瞬がハ

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鎧を

鎧を

斎藤宏介×SKY-HI
この二人の対談を見聞きするたびに関係性ゆえのものなのか”包容力”に安心を覚える。

音楽に対してうずいた好奇心をそのままバンドに昇華し溶け込ませる。表現の幅に限界が見えない二人組”XIIX”。様々な顔を見せてくれるXIIXの楽曲は時々、二人の脳内を覗いているような気持ちになる。そこに違和感なく溶け込むSKY-HI。
喋るようにラップするSKY-HIのバースは聴いていて気持ち

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続・希望の炭酸割り(強)

続・希望の炭酸割り(強)

2ndがなかったら本作は生まれてないかもしれないと本気で思った。3周した時に。

M1. 見て呉れ
ないものねだりな生物。隣の芝は青く見えてしまうものだから、すぐ羨ましくなっちゃうし自分を卑下してしまう。
逆に相手よりも優っているとわかると口角が上がる。
みんな同じ能力を持っている方が良い!って結論が生まれそうな局面。いやそうは言っても平穏は楽だけどつまらないってよく耳にする。

”そっと認めてい

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華やぐマーチに導かれた私

華やぐマーチに導かれた私

ANSWER TOUR 新代田 Live CRUSH!

怪物バンド。
Nothing's Carved In Stone ANSWER TOUR 2021-22

昨年秋に開催された野音公演で、アルバムリリース・ツアーが発表された時の私の感情として、「きっと魂の籠った一音一音にバンドの良さを再実感させてくれるのだろうな」と記してあった。
まさかそのままの通りになるとは。

今回のツアーで引っ提

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地続きの伏線のその先で

地続きの伏線のその先で

彼らのリアルがそのまま凝縮。

2/23リリース”東京”

2021年、SUPER BEAVERは全国各地の彼らのことを待っている人のもとに会いに行った。
それと並行して制作された本作。
実際に音で対話して得た感情も全部そのまま詰め込まれているのだろう。
それが綺麗事でも理想論でもないと言えるのは、彼らが直接届けたい感情を音・歌に乗せて響かせているから。

挫折も希望も、そして溢れてしまいそうなほ

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