- 運営しているクリエイター
#演劇
13役で宙乗り2回!大向こうの声が乱れ飛ぶ!やっぱいちばん迫力あるのは團十郎だな…わし流 芸術の夏2024③「星合世十三團」歌舞伎座七月大歌舞伎
暑いけど今月、実は先月のように「歌舞伎鑑賞教室」を見に行こうかと思っていたワシ。
いつものようにパソコンでチケットを入手しようとしている真っ最中に、どういえば前回の鑑賞教室の休憩中のロビーで外国人数人を案内していた人が「歌舞伎座で團十郎さんが13役やりますが、それもよさそうですよ」と(日本語で)言っていたのを思い出し、「そっちの方がいいかもな…」と急きょ、買うチケットを変えたのでした。
で、行っ
炎天下に道に迷い、やっとたどり着いた場所は、けっこう歌舞伎に合ってる劇場だった…わし流 芸術の夏2024②「国立劇場第105回歌舞伎鑑賞教室」サンパール荒川
建て替え…が難航していると聞く国立劇場、いまやその主催公演はあちこちさすらいのジプシー状態のようです。
それもまたよかろう、と今回は初めて行くサンパール荒川という劇場。おなじみの「西武東京メトロパス」を駆使して日比谷線は三ノ輪駅へ。
ここでまずは「カプセル飯獣」の1つ、松屋の優待券を利用してハンバーグカレーの昼食。
ここからは久々の都電荒川線に乗れば2駅ぐらいの駅前…なのですが、もちろんそれはケ
踊る勘九郎を双眼鏡で見ると、写楽の浮世絵が動いているように見える!! でも3階バルコニー席は崖っぷちのようで怖かった…わし流 芸術の春2024⑱「歌舞伎町歌舞伎」シアターミラノ座…〝酒呑童子を斬った刀〟をこの目で見る…⑲東京国立博物館常設展
かつてちょくちょく映画を見に行っていたミラノ座のあとにできた歌舞伎町タワー。
その中にあるシアターミラノ座で、初の歌舞伎公演。
が、ビルの前には地味な幟が数本あるだけで、歌舞伎公演にしては正直、物足りませんね。歌舞伎やってることに気が付いているのは見に来た人だけなんじゃないかなぁ。あれだけ街にあふれている外国人もほとんどいないようだったし。
あ館内も歌舞伎公演専用というわけではないからか、「中村
「青春18きっぷ」で雪景色を越えてはるばる見に行った…わし流 芸術の春2024⑦「ジョン万次郎の夢」千秋楽 劇団四季・レザンホール(塩尻市文化会館)…わし流ショボ鉄旅2024⑤合同
2020年頃、都内のどっかでチケットを押さえていたものの、中止になってしまったため、リベンジとしてなぜか長野県は塩尻市の千秋楽のチケットをゲット。
夕方の公演なので「青春18きっぷ」で早起きせずに行け、しかも夜中には戻って来れるというわけです。
3月23日、春先とはいえまだ寒く、途中、冨士見や信濃境、すずらんの里あたりでは雪景色でした。
会場のレザンホールは駅から近いので便利(もっとも帰りは暗
異世界を覗き見る気分…い~かげんな歌舞伎ファンのワシだが、気が付けば澤瀉屋三代見てることに…逸材と言わねばなるまい、市川團子「スーパー歌舞伎 ヤマトタケル」新橋演舞場 わし流 芸術の春2024②…むかし「オグリ」か「八犬伝」のときバッタリ劇場で会ったH君、元気ですかッ
実はワシ、先代猿之助のスーパー歌舞伎「オグリ」や「八犬伝」は見ているのですが、「ヤマトタケル」は未見でした。
が、最近NHKのBSで90年代ぐらいの再放送をしていたため、これで「予習」。歌舞伎の筋はよくわからず見ていることが多い、い~かげんなファンであるワシも、今回は安心して? 長時間の観劇ができました。
で、この役ですが、ズバリ言って当時の猿之助、團子のおじいさんですね、このときよりも現在20
発売中「わし流 自力めし」のためにも研究…わし流 芸術の冬2023年末⑧わが家に洋食を広めた「食道楽」の世界/ガスミュージアム…天才の仕事を見るとためになる気が…⑨「没後55年 藤田嗣治展」笠間日動美術館…年末はやっぱりコレですな。全盛期の始まりだ! ⑩「三山ひろしスペシャルコンサート2023 挑戦! ひとり大忠臣蔵」明治座
わが家に洋食を広めた「食道楽」の世界/ガスミュージアム
遠い昔、高校受験で行って以来のこのあたり。
ガスミュージアムは行ったことあるようで行ってなかった博物館。
新聞にこの展示があるとの記事を見て「何か得るものがあるのでは?」と思って出撃。
明治時代のこの小説、恋愛小説のかたちをとりながら、何百種類もの洋食やお菓子が出てくるとのこと。
なんで作者はそんなに知っているのかというと、奥さんが知って
格調高い劇場で映像でない小津ワールドを堪能…わし流 芸術の秋2023⑰「音語り 東京物語」三越劇場…オールスターの中でも、やっぱりワシは国芳に目が行く…⑱「激動の時代 幕末明治の絵師」サントリー美術館
まえから一度は行ってみたいと思っていた格調高い三越劇場で「音語り 東京物語~小津安二郎映画を聞く~」をやると聞いて、さっそく三越に申し込んでチケットゲット。
三越のクラシカルな百貨店の中にある三越劇場はこじんまりとしながらも、ほかにないような格調高い劇場でした。
ワシの母はここで昔、晩年の杉村春子を最前列で見て「手のシワまで見えた」と言っていますが、ワシも今回はサイドぎみながらも最前列。
そこか
いろんな角度から昭和を考えることが多い今日この頃…わし流芸術の秋⑥「おまけとふろく」展/神奈川近代文学館⑦「あかんべえ」前進座/たましんRISURUホール⑧「おもいでの夏」フィルム上映Bunkamura渋谷宮下⑨「ハチ公生誕100年記念展」渋谷区郷土博物館・文学館
⑥「おまけとふろく展」神奈川近代文学館
中原淳一、蕗谷虹児、高畠華宵といった抒情的なイラストが印象的。むかしのこども雑誌は格調高かったんだなぁ。
もっとも1号あたりの値段がいまの価値に換算すると4千円ぐらいだったというから、いいとこの子供しか買ってもらえなかったわけですね。格差なんてのは昔からあるわけです。
しかし豪華な組み立て付録などにはびっくりしました。
ところでワシらの時代の「ウルトラセブ
わし流 芸術の夏2023①「奇想の絵師 歌川国芳」うらわ美術館 ②「カモメよ、そこから銀座は見えるか?」本多劇場 ③「顕神の夢 村山槐多関根正二から現代まで」岡本太郎美術館 ④「日本振袖始-八岐大蛇と素戔嗚尊- 令和5年6月歌舞伎鑑賞教室」国立劇場 大劇場
やっぱし国芳こそマンガの始まり、ともいえるなあ。しかしワシにとって浦和は他の展示とセットにできなかったりで、少々行きづらいところではあります。
2列目で鑑賞すると、俳優の肉体そのものを感じます。役もありますが、松雪泰子のなまめかしさ、黒島結奈の堅さ、何より岩松了の顔のデカさには圧倒されました。
本多劇場はテレビや映画で活躍するスターをすぐ近くで見られる、とても素敵な場所ですね。
早世した画家
クレジットされてないけど実は〇〇が監督してた、脚本書いてた…ってのはときたま聞きますな。わし流 芸術の春2023⑭「グッドラック、ハリウッド」本多劇場
長いこと行ってなかったけど、去年久々に行ってからときたま行くようになり、なんだか居心地のいい場所になってきた下北沢は本多劇場。昨年暮れに続いて加藤健一事務所の作品、今回は翻訳で、ハリウッド内幕もの。
タイトル書いたように実はレオーネが監督してたとか、トランボが脚本書いてたとかいう話はときたま聞きますが、この話はそんなような話。「名前がクレジットされなくてもいつかは表に出る日が来る」というようなセ
90歳でこんな軽い演技ができるのか!! わし流 芸術の春2023⑬仲代達矢主演「バリモア」シアター1010&⑭なんかだんだんそれほど恐竜が好きでなくなってきた理由が分かった気が…「恐竜博2023」国立科学博物館
画像のポスターを見るとなんとなくハードボイルドっぽく見えますよね? ところがこの舞台、意外にもけっこう笑える、俳優の話。90歳というのに主演の仲代達矢さん、軽妙な演技でびっくりしました。それとときどきちらっと挿入されるシェークスピアのセリフ、ライトな演劇ファンであるワシにとって、最近のドラマや映画では絶対に出てこない、格調高い感じが新鮮。
この元気さだとクロサワ映画やマカロニウエスタン「野獣暁に死
3階席から見ると、浮世絵が動いているように見える…そしていつのまにか大向こうの声が復活した! わし流 芸術の冬2023⑥「通し狂言 遠山桜天保日記-歌舞伎の恩人・遠山の金さん-」千秋楽/国立劇場 大劇場
松方弘樹主演作などをよく見ていた、あの遠山の金さんを、80歳の菊五郎がやるの?跡取りの菊之助がいるのに…と、このごろ3500円の席が取りやすくなったような気がするライトなファンのワシは思っていました。
が、金さんの出番は少なくて、実質菊之助が主役なんですね。納得。「風の谷のナウシカ」のときもそうだったけど、なんだかすごく立派になったもんなあ。
「〇〇屋!」という大向こうの声も、いつのまにか復活