マガジンのカバー画像

わし流 芸術の春夏秋冬

190
美術館・文学館・映画館など、いろいろ行ってます。
運営しているクリエイター

記事一覧

う~む、こりゃマンガ等を描くとき、いろいろと参考になるかもしれん…わし流 芸術の秋2024③「大正ロマン・昭和モダンのカリスマ絵師 高畠華宵が伝えてくれたこと」弥生美術館…④「生誕140年記念 竹久夢二の軌跡」竹久夢二美術館

う~む、こりゃマンガ等を描くとき、いろいろと参考になるかもしれん…わし流 芸術の秋2024③「大正ロマン・昭和モダンのカリスマ絵師 高畠華宵が伝えてくれたこと」弥生美術館…④「生誕140年記念 竹久夢二の軌跡」竹久夢二美術館

15年かそれ以上前、マンガ「各駅停車ぶらり旅」のときだったか、四国は宇和島で偶然、作品の展示をしていたのでちょっと覗いてみて、その存在を知った高畠華宵。宇和島は出身地のようです。そのときは絵葉書を1枚買ったような気がします、今回のチラシにもある馬賊のイラストじゃなかったかな?

弥生美術館にはこれまただいぶ前、何のときだったか1度行ったことがあり、そのときにも華宵の「さらば故郷」「新さらば故郷」を

もっとみる
11年ぶりぐらいの静岡にも「青春18きっぷ」で日帰り遠征…わし流 芸術の秋2024②「CATS」劇団四季 静岡市民会館

11年ぶりぐらいの静岡にも「青春18きっぷ」で日帰り遠征…わし流 芸術の秋2024②「CATS」劇団四季 静岡市民会館

早起きの上、なにしろ長距離で、しかも熱海からは座れなかったため、前半は不覚にも少々居眠り。
「あれ? 一番好きなグロールタイガーのパートがすでに終わっちゃったってことはないよな…」と不安になりながら女子トイレと違ってガラガラの男子トイレに行くなどの休憩を過ごしたあと、あったあった、ありました、グロールタイガー。やっぱりいいですな。
あとコロナ禍ではやってなかった猫の「客席乱入」、今回はワシのいる2

もっとみる
甲府でも見たんだけど「18きっぷ」の残りを使うために今度は宇都宮に遠征…わし流 芸術の秋2024①「ベル・エポック-美しき時代」栃木県立美術館

甲府でも見たんだけど「18きっぷ」の残りを使うために今度は宇都宮に遠征…わし流 芸術の秋2024①「ベル・エポック-美しき時代」栃木県立美術館

この夏は地震やら台風やらの影響で「青春18きっぷ」の使用が難しかった…。
しかしこの展示は2度目でも十分楽しめます。
ビミョーに甲府より作品が少ないような気がしたけど気のせいかも…。

これは特撮版「ニュー・シネマ・パラダイス」であり、「新・喜びも悲しみも幾歳月」である…わし流 芸術の夏2024⑤「カミノフデ」TOHOシネマズ日比谷/犬目峠、2~3回行ったことあるはずだけどもっと景色見りゃよかったな、と反省…⑥「山の版画展」モンベル御徒町店

これは特撮版「ニュー・シネマ・パラダイス」であり、「新・喜びも悲しみも幾歳月」である…わし流 芸術の夏2024⑤「カミノフデ」TOHOシネマズ日比谷/犬目峠、2~3回行ったことあるはずだけどもっと景色見りゃよかったな、と反省…⑥「山の版画展」モンベル御徒町店

実はワシ、40年ほど前に「カミノフデ」の総監督・村瀬さんのプロダクションで3か月ほどアルバイトしたことがあるのである。たいしてお役にたてなかったとはおもいますが…。
なので「この映画は見に行かねば…」と思いつつ、真夏の上映、しかも日比谷まで行くのは正直、少々気が重かった。
それでも天気予報とにらめっこで「少しでも涼しい日を」と最高32℃の日
を選んで出かけたつもりが、結局34℃ぐらいにはなってしま

もっとみる
裸婦をじーっと見てると、裸以上のものが見えてくることがある…わし流 芸術の夏2024④「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」国立近代美術館

裸婦をじーっと見てると、裸以上のものが見えてくることがある…わし流 芸術の夏2024④「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」国立近代美術館

だいぶ前に手塚先生やブルース・リーの展示を見に行ったことがあるものの、近年はもしかしたら会いたくない人にバッタリ会ってしまう可能性が…というわけで? まず行くことがなかった国立近代美術館。

しかも暑い時期に誰が行くかよ…とはいうものの、「新・美の巨人たち」を見て萬鉄五郎の「裸体美人」、さらにまえから見たいと思っていた、うろ覚えながら大阪市が2億円ぐらいで高い買い物をした、とかいわれていたのが購し

もっとみる
13役で宙乗り2回!大向こうの声が乱れ飛ぶ!やっぱいちばん迫力あるのは團十郎だな…わし流 芸術の夏2024③「星合世十三團」歌舞伎座七月大歌舞伎

13役で宙乗り2回!大向こうの声が乱れ飛ぶ!やっぱいちばん迫力あるのは團十郎だな…わし流 芸術の夏2024③「星合世十三團」歌舞伎座七月大歌舞伎

暑いけど今月、実は先月のように「歌舞伎鑑賞教室」を見に行こうかと思っていたワシ。
いつものようにパソコンでチケットを入手しようとしている真っ最中に、どういえば前回の鑑賞教室の休憩中のロビーで外国人数人を案内していた人が「歌舞伎座で團十郎さんが13役やりますが、それもよさそうですよ」と(日本語で)言っていたのを思い出し、「そっちの方がいいかもな…」と急きょ、買うチケットを変えたのでした。

で、行っ

もっとみる
炎天下に道に迷い、やっとたどり着いた場所は、けっこう歌舞伎に合ってる劇場だった…わし流 芸術の夏2024②「国立劇場第105回歌舞伎鑑賞教室」サンパール荒川

炎天下に道に迷い、やっとたどり着いた場所は、けっこう歌舞伎に合ってる劇場だった…わし流 芸術の夏2024②「国立劇場第105回歌舞伎鑑賞教室」サンパール荒川

建て替え…が難航していると聞く国立劇場、いまやその主催公演はあちこちさすらいのジプシー状態のようです。
それもまたよかろう、と今回は初めて行くサンパール荒川という劇場。おなじみの「西武東京メトロパス」を駆使して日比谷線は三ノ輪駅へ。
ここでまずは「カプセル飯獣」の1つ、松屋の優待券を利用してハンバーグカレーの昼食。

ここからは久々の都電荒川線に乗れば2駅ぐらいの駅前…なのですが、もちろんそれはケ

もっとみる
手ごろなフリーきっぷがない時期なんで、遠いけどフツーきっぷで乗り鉄して行った…わし流 芸術の夏2024①「ベル・エポック 美しき時代」山梨県立美術館

手ごろなフリーきっぷがない時期なんで、遠いけどフツーきっぷで乗り鉄して行った…わし流 芸術の夏2024①「ベル・エポック 美しき時代」山梨県立美術館

なので往復約4千円もかかってしまいました。
しかも、甲府駅に着いたときには雨が止んでいたので、駅ビルで弁当を買ってさて、バスに乗るか…と外に出ると、いつのまにかザーザー降り。
けどまあ、仕方ないのでバスで美術館へ。

どうにか東屋のようなところを捜し、そこで昼めし。雨を見ながらの弁当も悪くないかもしれません。

19世紀末から第1次世界大戦ごろまでパリを中心に反映した華やかな文化、ベル・エポック。

もっとみる
ファイナルと言ってるけど、まだまだやれると確信! わし流 芸術の春2024⑳「THE GS 栄光のグループサウンズ ファイナルコンサート」LINE CUBU SHIBUYA(渋谷公会堂)

ファイナルと言ってるけど、まだまだやれると確信! わし流 芸術の春2024⑳「THE GS 栄光のグループサウンズ ファイナルコンサート」LINE CUBU SHIBUYA(渋谷公会堂)

当時はワシが子供だったんだから、アラ還のワシよりも、ファン層は一世代と思われるGS。
当人たちはもっと上だから、80歳近い人もけっこういるらしい今回のコンサート。
3階席からときどき双眼鏡を使ってアップで見たりするもんだから、風貌は正直、イメージとちょっと違っちゃってる人もおられますが、おおむねまだまだ元気、歌声は健在!
特にヴィレッジシンガーズの「亜麻色の髪の乙女」と加橋かつみの「華の首飾り」は

もっとみる
踊る勘九郎を双眼鏡で見ると、写楽の浮世絵が動いているように見える!! でも3階バルコニー席は崖っぷちのようで怖かった…わし流 芸術の春2024⑱「歌舞伎町歌舞伎」シアターミラノ座…〝酒呑童子を斬った刀〟をこの目で見る…⑲東京国立博物館常設展

踊る勘九郎を双眼鏡で見ると、写楽の浮世絵が動いているように見える!! でも3階バルコニー席は崖っぷちのようで怖かった…わし流 芸術の春2024⑱「歌舞伎町歌舞伎」シアターミラノ座…〝酒呑童子を斬った刀〟をこの目で見る…⑲東京国立博物館常設展

かつてちょくちょく映画を見に行っていたミラノ座のあとにできた歌舞伎町タワー。
その中にあるシアターミラノ座で、初の歌舞伎公演。
が、ビルの前には地味な幟が数本あるだけで、歌舞伎公演にしては正直、物足りませんね。歌舞伎やってることに気が付いているのは見に来た人だけなんじゃないかなぁ。あれだけ街にあふれている外国人もほとんどいないようだったし。

あ館内も歌舞伎公演専用というわけではないからか、「中村

もっとみる
初夏の道を歩きながら…わし流 芸術の春2024⑯「ゲンガノミカタ展 mini in としま」トキワ荘通り昭和レトロ館⑰林芙美子記念館

初夏の道を歩きながら…わし流 芸術の春2024⑯「ゲンガノミカタ展 mini in としま」トキワ荘通り昭和レトロ館⑰林芙美子記念館

西武鉄道のウォーキングイベントに参加。
おなじみのトキワ荘ミュージアム…は「小池さん」こと鈴木伸一さんの展示をしているけど、混んでいるのでパス。
しかし今までは行ったことがなかった昭和レトロ館では無料で「ゲンガノミカタ展」をやっているので、覗いてみることに。
マンガの原画は展示すればするほど傷んでしまうため、本物そっくりの複製原画を展示するというもの。
これからはこのようなことが多くなっていくこと

もっとみる
本物を目の当たりにすると、やっぱビンビンと感じる何かがあるね…わし流 芸術の春2024⑮「北欧の神秘」SOMPO美術館

本物を目の当たりにすると、やっぱビンビンと感じる何かがあるね…わし流 芸術の春2024⑮「北欧の神秘」SOMPO美術館

「ゴジラ×コング」のあと、同じ新宿にあるSOMPO美術館へ。
ン? SOMPO? 最近、何かあったような…?

それはともかく、見出しの画像(美術館の入口)を見ても、これはこれでデカいし迫力あるものの、本物を目の当たりにすると、意外と小さめの作品なのに、毛並みの質感やら四季彩やら生命力のようなものやら、その他いろいろと、見ているワシらに何かがビンビン響いてくる感じがします。

しかしひとつ、本物を

もっとみる
史上最大のふんぞり返り方で鑑賞、しかし…わし流 芸術の春2024⑭「ゴジラ×コング 新たなる帝国」109シネマズプレミアム新宿

史上最大のふんぞり返り方で鑑賞、しかし…わし流 芸術の春2024⑭「ゴジラ×コング 新たなる帝国」109シネマズプレミアム新宿

懐かしきミラノ座のあとにできた、天高くそびえる歌舞伎町タワー。
その中にあって、映画なのにうろ覚えながら4000円以上する109シネマズプレミアム新宿。
その招待券が1枚だけあり、何を見るか物色すること1年以上。
期限もそろそろ切れてしまうのでようやく重い腰を上げたのが、今回の映画。

座席は超豪華、コーヒーなどの飲み物やポップコーンがもれなくついています。映画館でポップコーンは付き物…といいたい

もっとみる
雨の日を狙って行ったが、けっこう混んでいた…わし流 芸術の春2024 ⑬「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」八王子夢美術館

雨の日を狙って行ったが、けっこう混んでいた…わし流 芸術の春2024 ⑬「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」八王子夢美術館

八王子はユーミンの実家・荒井呉服店(この日は定休日)近くにある、おなじみ夢美術館。
新宿やら甲府やら町田やら、いろんなところで何度も見ている川瀬巴水をやるというのでまたまた出かけました。

〝必殺技〟である増上寺の雪景色などは何度見ても素晴らしいのひとこと。
が、何度も見ていると、多彩なテクニックやアイディアを持っているがゆえに、技術を使いすぎてしまったものもあるかもしれません。
ま、個人の感想で

もっとみる