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クレジットされてないけど実は〇〇が監督してた、脚本書いてた…ってのはときたま聞きますな。わし流 芸術の春2023⑭「グッドラック、ハリウッド」本多劇場

長いこと行ってなかったけど、去年久々に行ってからときたま行くようになり、なんだか居心地のいい場所になってきた下北沢は本多劇場。昨年暮れに続いて加藤健一事務所の作品、今回は翻訳で、ハリウッド内幕もの。

タイトル書いたように実はレオーネが監督してたとか、トランボが脚本書いてたとかいう話はときたま聞きますが、この話はそんなような話。「名前がクレジットされなくてもいつかは表に出る日が来る」というようなセリフがありましたが、本当にそうなっているケースもけっこうあるわけです。面白かったなあ。

ところで本作は翻訳ものなのでどう見ても日本人のカトケンさんたちが西洋人の役をやってるわけで、おかしいといえばおかしい。
でもそれは急に唄い出すミュージカルや黒子が演技を補助しているのにいないことになっている歌舞伎とか、あるいはロープに振ったら帰ってこなければならないプロレスとかと一緒でリアリズムとはいえないわです。

しかし「暗黙の了解」や「約束事」があったほうが面白いから観客との信頼関係があってやってるわけでしょうね。リアルにやりゃ真実が伝わるってもんでもないからなぁ。


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