中国は核燃料棒が損傷し、放射線漏れはないと述べている

2021年6月16日 17:45

中国政府によると、香港近郊の原子力発電所では、原子炉内に5本の燃料棒が壊れていたが、放射能は漏れていなかった。

北京発-香港近郊の中国の原子力発電所では、原子炉内の燃料棒が５本壊れていたが、放射能は漏れていなかった、と政府は水曜日、施設の安全性への懸念を引き起こした事件の最初の確認で述べた。

生態環境省はソーシャルメディアのアカウントで、広東省の台山原子力発電所の第1原子炉内で放射線が上昇したが、計画どおりに機能した障壁に封じ込められたと述べた。

香港政府は、月曜日にフランスの共同所有者が原子炉内の「希ガス」の増加を報告した後、プラントを監視し、広東省の当局者に詳細を尋ねていると述べた。専門家は、核分裂中に生成された放射性ガスが燃料棒が壊れて漏れたと示唆していると述べた。

キセノンやクリプトンなどの希ガスは、セシウム、ストロンチウム、その他の放射性元素の粒子とともに核分裂の副産物です。

「環境への放射能漏れの問題はありません」と同省の声明は述べた。原子炉冷却材の放射は増加したが、「許容範囲」内であったと述べた。

同省によると、原子炉の60,000本の燃料棒のうち約5本の保護エンベロープが損傷しているという。このような損傷は製造やその他の問題により避けられないものであり、施設が対処するように設計されたレベルをはるかに下回っていると述べました。

同省は、規制当局は原子炉内の放射線レベルを管理するための措置を監督すると述べたが、詳細は明らかにしなかった。

2018年12月に商業運転を開始した台山原子力発電所は、中国広核原子力発電所とフランス電力が所有しています。2019年9月に2基目の原子炉が運転を開始した。

これらは、Framatomeによって設計されたEuropean Pressurized Reactorsと呼ばれる新しいタイプの最初のものであり、Electricite deFranceが過半数の所有者です。さらに2つがフィンランドとフランスで建設されています。

同省は、規制当局が発電所の停止を回避するために発電所の外で許可される放射線のレベルを上げたというCNNの報告を否定した。同省は、規制当局が原子炉内のより高い放射線レベルに関する報告を検討したと述べた。

中国は原子力の最大の利用者の1つであり、太陽光、風力、その他の代替手段のコストが急落しているため、他の政府が新しい施設を計画することがほとんどない時期に、より多くの原子炉を建設しています。

中国の指導者たちは、原子力発電を大気汚染と石油やガスの輸入需要を減らす方法と見なしており、安全保障上のリスクがあると考えています。

業界団体である世界原子力協会によると、中国には50基の運転可能な原子炉があり、さらに18基を建設中です。中国は、フランス、米国、ロシア、カナダの技術に基づいて原子炉を建設しました。国営企業も独自の原子炉である華龍1号を開発し、海外で販売しています。

香港は、広東省の領土の東にあるダヤ湾原子力発電所から電力の3分の1を取得しています。計画では、香港が石炭火力発電所の閉鎖を可能にするために、より多くの本土の原子力発電を使用することを求めています。

以前、大山施設は4月9日に「少量」の放射性ガスを漏らした、と国家原子力安全局はそのウェブサイトで言った。イベントは「レベル0」または「安全上の重要性なし」であるとのことでした。

この記事が参加している募集

自己紹介

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？