保護されたそのネコは じっと人の目を見る この人は安心できる人か 危害を加えないか じっと目を見てしばらく動かない やがて安心できそうだと判断すると ゆっくり頭…
夜空を見上げる 星を探す ひとつひとつ 星が揺れている いくつか数え ある時それが 絵に見える 星座と呼ぶ でもそれは 夜空に浮かんでいない 人の心に浮かんだものだ …
「私」というものができてから 私との間に距離が生まれた 私の身体 足が痛い 私の感情 怒りが湧いた 私と足の間に距離がある 私と怒りの間に距離がある そこにある物の…
大切な人との永遠の別れは 覚悟をする時間があっても やっぱり突然な気がして ぼんやりしてしまう 用意しなければならないことや 聞かなければならないことがあ…
都合の悪いものは 排除したくなる 例えば寂しさや不安や怒りや 人によって色々 でもそれも自分 排除ばかりしていたら 全体の力を失う だから駄目とせず そのまま置…
使い魔のような エメラルドグリーンの目を細め 三本の足で 堂々と歩く猫 自分も猫になって 一緒に日向ぼっこできたらなあ 1日だけでいいから叶えてくれる 魔法使い…
光に願いを 影に願いを 穏やかに
野良猫は怪我をしたり 体調を崩すと 姿を消す 具合が良くなるまで 安全なところに身を隠し 日光を体に当てたり じっとして回復を待つ 任せる そしてもう大丈夫というと…
春がいい 桜も咲くし 元気になるから そんな声を聞いたけど 秋や冬もあるから 華やかな春がある 静けさの中に 枯れていく佳さがある
ロングトーンで声を響かせると ネコは時々倍音を聴く メロディやリズムには 興味がないらしい 響きが身体に及ぼす力は どれほどのものか 体験を通して 気づきながら …
生まれて呼吸を始め 動きや言葉を覚え 数えきれないほどの体験をし 何かを得て 何かを失い 何かは残る いつの間にか与え いつの間にか受け取る 一瞬のすれ違うだけの人…
雲が形を変えていく 次どうなるのかはわからない とても暑い夏だった まだ終わってないけれど 来年も同じくらい暑いのか 先のことはわからない 塩を舐めたら甘かった 身…
情報がたくさんあり過ぎて 次から次へと忘れていく 分かった気になって終わる 身につくというのとは ちょっと違う 情報って何だろう あるものまね芸人さんが …
祖母は戦争のことを語らなかった 語れない という顔をしていた どれほどの痛みが 傷がそこにあるのか おばあちゃんに こんな思いを抱えさせた 子供の私には そ…
予期せぬ出来事に なんで自分ばかり なんでこんな人生 そう傾く精神と どう折り合いをつけるか 映画を観て身に届く 言葉にならない 心地悪くはない塊 良いか悪いか…
久しぶりに本屋さんで本を買った。 「スタジオジブリ物語」 店員さんがカバーをかけながら 「映画、もうすぐですよね」と言った。 「はい。楽しみで」 「楽しみですよ…
悠葉
2024年7月16日 15:38
保護されたそのネコはじっと人の目を見る この人は安心できる人か危害を加えないか じっと目を見てしばらく動かない やがて安心できそうだと判断するとゆっくり頭をすりつけてきた時々またこちらの目を見る大丈夫だよねと確認するように この子に過去何があったんだろう 他のネコが近づくと唸る信用できない 怖い人間だってネコだって心があるのは同じ 大切にされたいのは
2024年6月10日 23:43
夜空を見上げる星を探すひとつひとつ星が揺れているいくつか数えある時それが絵に見える星座と呼ぶでもそれは夜空に浮かんでいない人の心に浮かんだものだ影のような余韻のようなひとつひとつの点が人の中で芸術を生む全体はいつも掴めないけれど文化はそこからしか生まれない
2024年5月25日 09:08
「私」というものができてから私との間に距離が生まれた私の身体足が痛い私の感情怒りが湧いた私と足の間に距離がある私と怒りの間に距離があるそこにある物のように言う痛みも怒りも私そのものなのに客観的になったことで人には説明しやすくなる自分からは遠ざかっただから考え始めるなぜ起きたのか痛みや怒りそのものならばただそうなだけなのだが「私」の探求心は果て
2024年4月20日 21:35
大切な人との永遠の別れは 覚悟をする時間があっても やっぱり突然な気がして ぼんやりしてしまう 用意しなければならないことや 聞かなければならないことがあるのに ぼんやりしてしまって あっという間に時間が過ぎていく それでも人と会えば どうしたって気を張るだろうだから もう少しあの人といた記憶を 交わした言葉を 存在を
2024年3月6日 00:03
都合の悪いものは排除したくなる 例えば寂しさや不安や怒りや人によって色々 でもそれも自分 排除ばかりしていたら全体の力を失うだから駄目とせずそのまま置いてみる 嫌だけど駄目ではない 森とタタラ場双方生きる道はないのかと アシタカも言っていることだしな
2024年1月23日 14:52
使い魔のようなエメラルドグリーンの目を細め 三本の足で堂々と歩く猫 自分も猫になって一緒に日向ぼっこできたらなあ 1日だけでいいから叶えてくれる魔法使いがいたらなあ
2024年1月2日 22:09
光に願いを影に願いを穏やかに
2023年12月16日 09:45
野良猫は怪我をしたり体調を崩すと姿を消す具合が良くなるまで安全なところに身を隠し日光を体に当てたりじっとして回復を待つ任せるそしてもう大丈夫というところでいつもの場所に戻って来る人は生活に追われると待つ暇が無くなるだから早く都合よく治れと身体の声を無視する任せないそんなことを繰り返していたらその思い通りはもう無理だよっていつか身体にそっぽを向かれそ
2023年11月17日 16:08
春がいい桜も咲くし元気になるからそんな声を聞いたけど秋や冬もあるから華やかな春がある静けさの中に枯れていく佳さがある
2023年10月14日 20:13
ロングトーンで声を響かせるとネコは時々倍音を聴く メロディやリズムには興味がないらしい響きが身体に及ぼす力はどれほどのものか体験を通して気づきながら けれどそれが覆るようにまだ深くにいくのかと驚きながら穴を掘る科学的にどうかもいいけれど自分の生きる中でどうかが大切ネコと一緒
2023年9月29日 15:20
生まれて呼吸を始め動きや言葉を覚え数えきれないほどの体験をし何かを得て何かを失い何かは残るいつの間にか与えいつの間にか受け取る一瞬のすれ違うだけの人に励まされたりもしながらそして当たり前にできていたことを少しずつ置いていくように失くし最後は息もここに置いていく少しずつの人もあればいっぺんにの人も生きていくうちに当たり前がどれだけ幸せか実感として
2023年9月2日 17:34
雲が形を変えていく次どうなるのかはわからないとても暑い夏だったまだ終わってないけれど来年も同じくらい暑いのか先のことはわからない塩を舐めたら甘かった身体が塩を必要としていた感覚は無視したくない呼吸みたいに気づけたらいい身体のことはわからないいつまでたってもわからない
2023年8月20日 18:00
情報がたくさんあり過ぎて 次から次へと忘れていく 分かった気になって終わる 身につくというのとは ちょっと違う 情報って何だろう あるものまね芸人さんが ものまねは 残像でやるくらいがいいのかもしれない と言っていた 自分が受け取った 内側に届いた「感じ」に にじり寄る 自分のものにしていく その感じが 人にも届くのかもしれない 残
2023年8月9日 11:51
祖母は戦争のことを語らなかった語れない という顔をしていたどれほどの痛みが傷がそこにあるのか おばあちゃんにこんな思いを抱えさせた子供の私にはその表情だけで充分だった深い悲しみ底しれない虚しさ祖母が見せてくれたもの忘れない
2023年7月16日 19:59
予期せぬ出来事に なんで自分ばかり なんでこんな人生 そう傾く精神と どう折り合いをつけるか映画を観て身に届く 言葉にならない 心地悪くはない塊良いか悪いか 役に立つか立たないか 把握やコントロール そんな視点から離れいつの間にか共に 奥深く潜っていって戻ってきたときに ひとり感じ残ったもの作品のタイトルが響く でもそれはみんなではなく ひとり ひと
2023年7月10日 20:25
久しぶりに本屋さんで本を買った。「スタジオジブリ物語」店員さんがカバーをかけながら「映画、もうすぐですよね」と言った。「はい。楽しみで」「楽しみですよね」そんな他愛もない会話でもう幸せ。店員さん、ありがとう。