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芸術家のために生まれた本! ロバート・ヘンライ『アート・スピリット』の精神

ロバート・ヘンライは、20世紀初頭のアメリカで活躍した画家です。

アシュカン・スクールの中心人物で、伝統的な絵画教育に反発し、日常生活を題材にした写実的な作品で知られています。 「アシュカン・スクール」と呼ばれるグループの創設メンバーであり、その指導者としても活躍しました。

代表作

  • 「ガール・ウィズ・ア・ホワイト・ラビット」(1907年)

  • 「ストリーム」(1910年)

  • 「オールド・ウーマン・アンド・グランドソン」(1915年)

そんなロバート・ヘンライの著作『アート・スピリット』は、1923年に初版が発行された芸術書です。

この本は、20世紀初頭のアメリカ・モダニズムアートシーンで活躍した画家であり、美術教師でもあったロバート・ヘンライの講義録を基にしています。

主な内容 

  • 芸術の本質

  • 創造性とは何か

  • 技術の重要性 

  • 批評の役割 

  • 人生における芸術

この本の特徴は、シンプルに言えば、実用的かつ具体的アドバイス、熱意と情熱に満ちた文章 です。

芸術家だけでなく、どんな人にも響く普遍的メッセージがあります。私自身は、最初の章に書いてる言葉たちにもっとも影響を受けました。しかし、ぜひ手に取って読んでいきたいので、ここでは秘密にしておきます。

ヘンライですが……
「アシュカン・スクール」でスチュアート・デイヴィス、ジョセフ・ステラ、アーサー・ダヴ等の画家を輩出し、有名な映画監督であるデイヴィッド・リンチの作品群にも影響を与えています。

日本語訳について

2014年に国書刊行会(ラ米文学やカフカやホーソーンのマニアックな作品群を出版していることで有名)から『アート・スピリット』の日本語訳が出版されています。翻訳を手懸けたのは芸術分野や図書館の本で知られている「野中邦子」。

まとめ

『アート・スピリット』は、芸術に関する古典的名著として、現在も多くの人々に読み継がれています。

芸術活動に興味がある人、人生における創造性を高めたい人におすすめの一冊です!



【編集後記】
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