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「敗北と死に至る道が生活ならば あなたのやさしさをオレは何に例えよう」
「敗北と死に至る道が生活ならば あなたのやさしさをオレは何に例えよう」エレファントカシマシが2002年に発表した「あなたのやさしさをオレは何に例えよう」の一節だ。
エレファントカシマシ、もしくはヴォーカルである宮本浩次の詞、が扱ってきたテーマは1つに絞ることができないが、通史として眺めると、そのまま1つの人生におけるテーマの変遷のように見える。これは、同学年(1966-67年生まれ)で組まれた
恥じて生き熱く死ねない
「恥じて生きるより熱く死ね」は、ジョン・ウー監督「男たちの挽歌」の日本語版キャッチコピーだ。この映画を2年前に初めて観た時、僕はあまりに感銘を受け、とにかく精神がオーバーヒートして、赤ん坊でもないのに知恵熱を出した。それを具体的に何とは知らないがとにかく重病の前兆であると早とちりし、十代にして遺言を書いた。戒名は「与其羞耻地活着不如激情地死去」とするように。必死の形相であった。
それでも、なぜ