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2018年6月の記事一覧

いっそのこと「アフリカの恵まれない子供たち」ならよかった。

不謹慎を承知で言うけれど、幼い頃から「恵まれていないならよかったのに」と思っていた。恵まれているのだから努力しなくてはならなかった。恵まれているのだから現状に不満を言ってはいけなかった。自分で思考できるようになって、それが迷信だということがわかったけれど、ずっと、自分は「できない」ことの言い訳を剥奪されている気分だった。

発達障害が“流行”している。敢えてこの言葉を使おう。素人の私の目にも発達障

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世界が開けると、「正しさ」はどうでもよくなる

世界が開けると、「正しさ」はどうでもよくなる

マレーシアに来て、住む場所と付き合う人が一気に変わり、視界が大きく変化しました。いままで自分が見てきた世界って、ほんの1パーセントくらいなんだろうな。いやもっと少ないかな。世界には、まだまだ知らないことだらけです。

日本にいたときには、物事が「正しいか」「正しくないか」がとても重要でした。だから、間違った人を見てるとなんとなく「許せない」って思っちゃってましたね。

何かにつけて、自分の狭い常識

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みんな「辞める練習」が足りてない

みんな「辞める練習」が足りてない

昨日の何気ない連続ツイートが1万リツイート超えて驚きました。

日本ではいじめや過労死で自殺する人がいるというと、マレーシア人にはなかなか理解してもらえません。マレーシア人は、嫌な職場や嫌な学校は辞めてしまうからです

「やめ方がわからない」と人は辞めることができない実は私も最初の会社を辞めるのに5年かかりました。

テキトーな性格なのに金融機関に就職してしまい、そもそも仕事の質が全く自分にはあっ

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「時間の借金王」と「時間の大富豪」

「時間の借金王」と「時間の大富豪」

 むかしむかしあるところに「時間の借金王」とよばれている男がいました。なぜ時間の借金王とよばれていたのか? それはその男に関わると、なぜだか時間が奪われてしまうからです。

 メールを送っても返事がなかなか返ってこないので、こちらはそわそわイライラして時間を奪われます。お仕事をお願いしても「もう少し、もう少し」と言われ、なかなか完成品が届きません。

 だから「あの人に関わると時間が奪われるよ」と

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