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#小説
『君たちはどう生きるか』から創作におけるテーマとディティールの関係性について考えてみました
「正しい解釈」などない
宮崎駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』について、まとめてみます。
私が観たのは、公開から約1週間のタイミングでした。今日時点になると、さすがにちゃんとしたレビューもぼちぼち出てきていますね。また、新作公開記念でテレビで『もののけ姫』が放送されたこともあって、宮崎駿監督のクリエイト全般も含めた考察や分析が、ツイッターでもいくつか見ることができます。
皆さんはそれらも
99%の人が知らない「おもしろい」の作り方
「おもしろい」の作り方は言語化されないアイデアを形にする教室の講義資料を作っていて、気づいたことがあります。それは、「多くの人は、<「おもしろい」の作り方>を知らない」ということです。
小説や漫画、映画はもちろんツイッターやyoutube、tiktokでもバズりには、一定のノウハウがあります。「一発当てる」だけならともかく、コンスタントに数字を出す人たちは、必ず<「おもしろい」の作り方>を知って
「なぜ私が書いたものは読まれないの?」に対する編集者の答え
このnoteという場所自体がそうですが、今は「書いたもの」を手軽に、世界に向かって発表できる時代です。小説でもコラムでも、ほんのすこし前まで、印刷代や輸送費をかけて同人誌として出版していたものが、いまでは誰でも、ほぼコストなく発表し、読んでもらうことができるようになった。
たくさんの人が、自由にコンテンツを発表できる。
いい時代になったな、と思います。
でも一方で、こんな疑問が浮かんできます。
「マンガ新人賞の落選作にありがちなストーリー」の何が問題でどうやったら改善できるんですか問題について
最近、ツイッターのタイムラインで、「新人が描きがちなストーリー」という話題がバズっていました。
たとえばこちら。
ツイートまとめにもなっていますね。
某誌編集者から聞いた「マンガ新人賞の落選作にありがちなストーリー」のことを思い出している。→似た傾向のストーリーが多いらしい。
ここからさらに「SFの新人賞でありがち」とか、さまざまなパターンの「あるある」が、タイムラインで盛り上がっていまし
amazon audible総合1位になった本の話
2016年刊行の『人生は楽しいかい?』(ゲオルギー・システマスキー/北川貴英監修)は、編集者として非常に楽しい仕事のひとつでした。
https://www.amazon.co.jp/dp/4906790224/ref=cm_sw_r_tw_dp_C398F7RDRMHT2842HKJ8
本書は書籍としても十分にヒットしましたが、当時日本でサービスが始まったばかりのAmazonAudible