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久しぶりの更新となりましたね~。
仕事に毎日手一杯で、休日に美術館に栄養補給に行ってはいるものの、なかなか更新する時間がありませんでした。(言い訳)
今回の展覧会は、“疲れたときには甘いもの”的な感覚で、疲れた心にしみる「美しいもの」を観に。
以前もアンティークジュエリーの展覧会記事をあげていることでもわかるかと思いますが、工芸好きとしては、やはり、職人の手仕事の極みとして、ジュエリーの世界は外せません。高額で希少価値の高い、ハイ
工芸品と現代アートの境界線
久々の展覧会です。こちらは当館と共に『陶磁ネットワーク』の一員である岐阜県現代陶芸美術館の展覧会。開催前に当館に届いたポスターをみて、監視員がざわついた噂の展覧会です。何を一体ざわざわしたかって?そりゃもちろん『スルメ』に決まってます。こんなの気になるに決まってるじゃないですか。まったくもう。前回のジュエリーの展覧会のポスターもみんなざわつきましたが、今回のは二度見レベルですよね。というわけで、お
もっとみる展覧会レクチャーより。三章
日々の忙しさにかまけてバタバタしているうちに、あっという間に展覧会が閉幕を迎えてしまいました。
第三章のテーマは『場の記憶』かなり抽象的なテーマで、作品群も第二章とは変わり、いわゆる『現代アート』と言われるジャンルになりますので、普段当館に観覧に見えられるようなお客様には、
『これは、何ですか』とか、『どうやって見るんですか』というご質問を受けることの多い作品が並んでいます。上に挙げたご質問の答え
展覧会レクチャーより。その2
さてさて、展覧会のレクチャーはまだまだ続きます。第2章の後半展示のテーマは、『大量生産のための技法』からの作品制作の変遷、でしょうか。まずは鋳込みによる型成形から一点モノの作品を造る作家二人。
『長江 重和』…圧力鋳込みによる作品を“吊るして”焼成することによって起きる変形を作品に活かす作風で知られている作家です。展示室内のケースの中には、白一色の、様々な形状を見せる作品が並べて展示されています
展覧会レクチャー(その2)
特別展『ホモ-ファーベルの断片』、引き続き第2章の解説です。
第2章のテーマは、『技術(アルス)』
ラテン語で「アート」の語源を意味する言葉を第2章のテーマにして、現代の陶芸に見られる様々な技術の発展を総括していきます。
時代ごとの、最先端の求めに応じて、陶芸の『技術』は様々な発展を遂げながら変化し、枝分かれしてきました。この地区(愛知、岐阜)の代表的な陶芸技術の継承者を紐解いていくことで、これか
今回の展覧会の展示室を紹介します。
こちらの写真は、南館のロビーです。通常ならば作品ではなく、ソファーとメインテーマの独立ケース一点ですが、今回の展覧会では南館も大幅リニューアルです。🎵🎵😸😸👍非常にインパクトのあるこれら作品群は、奥直子さんの作品たち。出だしからコレはワクワクしますよね🎵🎵
その他にも、こんな作品や前回のロビー展示で登場した作品も。
陶磁器で出来た作品に必ず存在する内部の空洞。境界線を強く意識