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経営戦略論の父アンゾフの『3Sモデル』と『シナジー効果』とは?

ロシア人のイゴール・アンゾフは、経営戦略論の父と呼ばれており、ブルーオーシャン戦略などは、すべてアンゾフの戦略がもとになっています。

今回は、ほとんどの経営戦略のもとになっていたイゴール・アンゾフの『3Sモデル』と『シナジー効果』について紹介していきます。

イゴール・アンゾフ


ロシア人のイゴール・アンゾフは、数学と物理学の修士号と応用数学の博士号を取った後にアメリカ陸軍の研究所で働きます。

1963年にカーネギー工科大学で13年間働き、教授となりました。

1965年、欧米の経済が大いに発展し、規制が緩和され企業の多くは買収と合併を繰り返していました。その中でアンゾフは『企業戦略論』を書きあげました。

企業戦略論の3Sモデル

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アンゾフは、企業戦略論で企業としての意思決定を3つの階層にして紹介しました。

企業の取るべき戦略とは、すべて3Sから始まります。

①戦略(Strategy)

②組織(Structure)

③システム(Systems)

オリックスやクックパッドの社長などを輩出している外資系コンサル会社マッキンゼーでは、3Sモデルを発展させて7Sモデルとして発表しています。

また、競合がいない市場で成果を上げる「ブルーオーシャン戦略」を唱えたキムとモボルニュも、アンゾフの経営戦略に影響を受けています。

シナジー(相乗)効果の生みの親


アンゾフは、シナジー効果という言葉も生み出しました。

シナジー効果とは、新しく他のことをやろうとする場合は、今やっていることに結び付けることによって相乗効果を働かせより良い成果を上げることです。

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現代ビジネスには必須の思考法です。

例としては、芸能人が映画を作る⇒映画作成の過程をビジネス本にする⇒ビジネス本が売れ映画が認知され、別の層にも輪が広がるのがシナジー(相乗)効果です。

最後に

今回は、ほとんどの経営戦略のもとになっていたイゴール・アンゾフの『3Sモデル』と『シナジー効果』について紹介しました。

ロシアで生まれたアンゾフは、いろいろなビジネスに影響を与えた経営戦略の父と呼ばれた人物でした。

3Sモデルとは、①戦略(Strategy)、②組織(Structure)、③システム(Systems)のことで、現代でも外資系コンサルタント会社マッキンゼーで活用されている経営戦略でした。

また、アンゾフは、シナジー効果という言葉も生み出しました。
シナジー効果とは、新しく他のことをやろうとする場合は、今やっていることに結び付けることによって相乗効果を働かせより良い成果を上げることです。

この2つの経営戦略は、企業の戦略分析になくてはならない思考法となっており、電通・ヤクルト・ディーエヌエーなどの社長を輩出している外資系コンサル会社マッキンゼーで今も使われています。

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