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アメリカの大学生が選ぶ人気NO.1の就職先『TFA/ティーチ・フォー・アメリカ』

2010年度にアメリカの大学生が選ぶ人気の就職先に選ばれたTFA(Teach For America)は、就職先人気ランキングで、GoogleやAppleを抑えて1位になりました。

『TFA/ティーチ・フォー・アメリカ』は、大学を卒業した優秀な学生を講師として教育困難校に無料で2年間派遣し、費用を寄付でまかなうモデルを作り、多くの生徒に学習の機会を与えました。

今回は、Googleやappleを抑えてアメリカの大学生が選ぶ人気の就職先NO.1になった『TFA/ティーチ・フォー・アメリカ』について紹介していきます。

『TFA/ティーチ・フォー・アメリカ』とは

『TFA/ティーチ・フォー・アメリカ』とは、運営資金はすべて寄付で集め、大学を卒業した優秀な学生を講師として教育困難校に無料で2年間派遣する仕組みのことです。


講師になる大学生は、教員免許がなくても講師になれるように訓練をされてから派遣されます。


派遣される大学卒業生は、カリフォルニア大学バークレー校、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)、ミシガン大学等の名門州立校出身者です。

また、エール大学、ダートマス大学、コロンビア大学、シカゴ大学、デューク大学などの名門私立校出身者も多く選ばれました。

創始者ウェンディ・コップ


創始者であるウェンディ・コップは、アメリカ合衆国の公立校教員は各地域の教育委員会が直接雇用するので、教育困難地域では教員のなり手がいないことを知りました。


大学4年生のときに卒業論文で書いた『TFA/ティーチ・フォー・アメリカ』の構想を大統領に提案しましたが、相手にされませんでした。

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そのため、自分で『TFA/ティーチ・フォー・アメリカ』を立ち上げることにしました。

通常の講師より高い質


FTAのプログラムが送り込む講師の能力については、彼らが担当した児童生徒の英語と数学の成績をモニタリングする形で調査が実施されます。

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講師であるエール大学卒のレヴィンとペンシルベニア大学卒のファインバーグは、二人ともTFAプログラム参加時に目覚ましい指導実績を挙げました。


とくにレヴィンはテキサス州の貧困地域の小学校に赴任し、州共通テストで平均点以上を獲得する児童の率を1年で17%から94%に躍進させました。

TFAは大企業就職への登竜門


TFAの運営はすべて寄付金でまかない、教師のいない学校へ講師を派遣するプロジェクトは大成功し、グーグルやJPモルガンなどの一流企業も、採用内定学生のTFAプログラム参加を認めるほど支持されるようになります。


TFAが送り込んだ講師の評価は高く、またこのプログラムを終了した人材の優秀性も認められたことから、TFAは特にエリート大学の学生に最初の就職先として大人気となっています。

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その証拠として2010年度には、Googleやappleを抑えて『TFA/ティーチ・フォー・アメリカ』がアメリカ文系大学生の人気就職先としてNO.1を獲得しています。

最後に


今回は、Googleやappleを抑えてアメリカの大学生が選ぶ人気の就職先NO.1になった『TFA/ティーチ・フォー・アメリカ』について紹介しました。

『TFA/ティーチ・フォー・アメリカ』は、大学を卒業した優秀な学生を講師として教育困難校に無料で2年間派遣し、費用を寄付でまかなうモデルを作り、多くの生徒に学習の機会を与えました。

TFA創始者であるウェンディ・コップの講師を派遣するプロジェクトは大成功し、グーグルやJPモルガンなどの一流企業も、採用内定学生のTFAプログラム参加を認めるほど支持されるようになります。

TFAが送り込んだ講師の評価は高く、またこのプログラムを終了した人材の優秀性も認められたことから、TFAは特にエリート大学の学生に最初の就職先として大人気となりました。


2010年度にアメリカの大学生が選ぶ人気の就職先に選ばれたTFA(Teach For America)は、就職先人気ランキングで、GoogleやAppleを抑えて1位になっています。

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