言葉で説明されるより「見る」ほうが6倍記憶にのこりやすい
情報を集める場合、言葉で説明をされるよりも、動画を見たほうがラクですよね。
言葉で説明されるのと見るのでは、記憶への定着率が65%も差が出るという研究があります。
今回は、言葉で説明されるより見るほうが65%も多く記憶にのこりやすいことについて紹介していきます。
本を読んだり説明をされても記憶できるのは、10%だけ
人間は、絵や図をかくなど「視覚」をつかって説明すると、理解しやすく何倍も記憶にのこりやすくなります。
ビジネス系YouTubeや、Twitterで図解ツイートが流行っているのも、視覚情報をうまく活用して登録者を獲得しているのです。
画像優位性効果
画像有利性効果とは、文字よりも絵は圧倒的に記憶にのこりやすいことをあらわす心理学用語です。
インプットする際に視覚情報であればあるほど認識されやすく、思い出す可能性が高くなります。
記憶の実験
ある実験では、72時間後にどれだけ覚えていたかを調べた実験があります。
「口頭で説明」した場合は、10%しか記憶していなかったのに対して、「絵をつかいながら説明」した場合は、65%も記憶していました。
視覚をつかうと、口頭で説明するよりも6倍以上記憶できるのです。
また、別の実験では、2500枚の以上の絵を10秒ほど提示したところ、それらの絵は90%以上の精度で数日間記憶されました。
さらに1年後に再検査したところ、63%も記憶されていたのです。
視覚情報と記憶の関係まとめ
①脳の9割は、視覚情報処理
②視覚情報の処理速度は、文字情報の6倍
③記憶の8割は、視覚情報
④視覚情報の活用で、学習効率は4倍になる
本能を知ると理解しやすい
口頭での説明は、聴覚情報なので、脳内で文字情報に置き換える必要があり、処理や理解に時間がかかります。
例:気性の荒いトラが、動物園から逃げ出して町をうろうろしています。あぶないのでにげてください。
口頭や文字情報で危険を知らせる場合、内容を理解して逃げだすまで、3秒程度かかってから逃げることになります。
反対に、トラを目の前で見た場合は、一瞬で危ないと感じて逃げますよね。
人間はトラよりも弱いので、視覚をつかい「瞬間的に危ない情報だ」と感じなければ死んでしまいます。
大昔からそうやって生きてきた人間のDNAが、現代でも引き継がれていたのですね。
このたとえを知ると、絵や動画の視覚情報が重要だとわかりやすくなります。
最後に
今回は、言葉で説明されるより見るほうが65%も多く記憶にのこりやすいことについて紹介しました。
人間の脳には、「文字よりも絵は圧倒的に記憶にのこりやすい」という画像有利性効果が存在しています。
インプットする際に視覚情報であればあるほど認識されやすく、思い出す可能性が高くなります。
「口頭で説明」した場合は、10%しか記憶していなかったのに対して、「絵をつかいながら説明」した場合は、65%も記憶していました。
視覚をつかうと、口頭で説明するよりも6倍以上記憶できるのです。
学習をする際には、図や動画を活用してみてくださいね。
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