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逝ってしまったあなたへ
あなたの訃報が、回り回って昨日届いた。
亡くなったのはもう1ヶ月以上前のことだったという。
2年前までは、とても近しい存在だったあなた。
プライベートでも仕事でも。
子どもも含めて一緒に旅行にも行ったし、飲んだり、食べたり、ただおしゃべりしたり。
仕事もいっぱいしたよね。一緒に本づくりをして、うわあ、こんなふうにページを作ることができるんだ、と嬉しくなるようなすばらしいページづくりをしてくれた。
心の島 小笠原‐29 5年がかりの本が出版された
昨年10月末に、小笠原に関する6冊目の本を上梓した。
『ネコがくれたしあわせの約束』あかね書房
小学校3年生以上の人が対象の、児童図書だ。
これは「小笠原ネコプロジェクト」をドキュメンタリータッチで書いた2018年の『小笠原が救った鳥〜アカガシラカラスバトと海を越えた777匹のネコ』(緑風出版)の子どもバージョン。
上記の本を読んだ、知り合いの編集者の方が「子ども向けに書いてみては?」と出版社を
心の島 小笠原―28 なんのために生きるのか・生きてきたのか
小笠原に(短期間とはいえ)移住したのは、文章を書くためだった。
小笠原をテーマにしているのに、ときおり、実感を伴わない、「〜であろう」と、
推測を交えて書かざるを得ない部分があった。
それを、自信を持って「〜だ。」と句読点を打って書き終わるには、やはり自分も小笠原の1年の流れを体験するべきだろう、いや、しなければいけないと思い、かなりの見切り発車で島へ行った。
しかし、本当に効率の悪い人生を送って
心の島 小笠原−26 商店のふしぎ
上の写真は2009年の母島。右が農協売店、左が漁協売店。農協側の道の奥に、前田商店の入り口がある。今、左側の漁協売店は10メートルほど北に移動している。この風景はもうない。
私が暮らしていたのは母島で、当時は人口430人前後。
何回か書いているように買い物ができる商店は農協と、漁業と、前田商店という個人商店の3軒。これは2023年の今も変わらない。移住した直後は、買い物をしてびっくりすることがいっ
心の島 小笠原‐24 月の中をオオコウモリが飛ぶ
これは小笠原に通い始めた旅人の頃に書いたあまりに情緒的な散文。ポエムほざいてんじゃねぇよという声が聞こえてきそうだけど、初めてこんな風景を見たときにはつい書いてしまう、こういう恥ずかしい文を……。でも、こういう思いを持ったのも、たしかに小笠原だったからなので。というわけで載せてみた。読み飛ばししてくださいっ!
※上の写真にはオオコウモリは写ってません……あしからず。
小笠原との関わりは30年以上
がんばれ!読書感想文の書き方まとめたよ
はじめに
がんばれ! 読書感想文はこう書こう
この数年は小学生〜中学生に年に数回文章指導をしています。私はライターであり、本も何冊か書いています。
子どもは素直なので、ちょっとのアドバイスでたちまち文章がいきいきしてきたりして、こちらが驚かされます。
夏休みもあと数日(もう終わってる学校もあるかもですね)、宿題で最後に残ってしまった読書感想文……という子どものために、こう書いてみたら? という