《適当雑記95》2022年2月3日(木)【具が必ず余る】
〚733文字〛
こんばんは。入谷です。
今日は節分の日。呪文を唱えながら豆を適当な方向にばらまいて、ある方角を向いて無言で恵方巻きを食べ無病息災を願う日でありますが、改めて不思議な文化ですよね。
恵方巻きはバイトで只管巻いた思い出があります。
高校時代、スーパーの惣菜コーナーでバイトをしていました。クリスマスにはチキンに追われ、年末年始には新年のおせちや各種惣菜、そして節分には太巻きです。
普段は後片付けや補助的な作業ばかりでしたが、こういったイベントごとでは戦力として駆り出され、パートのおばさま方に囲まれて調理をしていたものです。
巻きすの上に海苔を置いて、素早く酢飯を敷き詰め、中央に桜でんぶ、椎茸の煮たやつ、胡瓜、かんぴょう、玉子とテンポよく並べ、さっと巻く。
それを何10本を作ったことでしょうか。
最初の3本位は酢飯配分や巻き方が下手で失敗するのですが、やっているうちに段々慣れ、節分の日で太巻き、中巻き、細巻きが大分上達しました。
さっき仕事帰りにスーパーに寄り、具材を買って自分で巻こうかとも思ったのですが、恵方巻きを売り出しているのを見て懐かしく思い、全然関係のない芋と麦チョコを買って帰りました。
今度改めて時間がある時にフルの具材を入れた太巻きを作ってみたいと思います。
あと自分の生まれ故郷には房総巻きと呼ばれる郷土料理があります。簡単に言うと金太郎飴のような太巻き寿司ですね。
催事に祖母が良く作っていました。
太巻きの断面にバラの花や蝶々、ひし形の模様が現れるように巻くのですが、器用さと繊細さが必要とされる芸術のようです。流石にちょっと巻いただけではできません。
ではでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。そして今日が皆様に素晴らしい1日になりますように。。
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