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皆様の災害関連投稿をまとめています。 情報を集約する事で、今後の役に立てたら。
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#コラム

復興のなかの復興事業

復興のなかの復興事業

この文章は長い年月のかかる事業に向かう人たちに向けて、書いています。話のきっかけは、先日携わっていた堤防の一部が完成したためです。2018年5月に竣工したので、東日本大震災からは7年と2ヶ月ほど経過しています。

この堤防に関して四つの話題です。

・ まとめ;基本方針は大切にしよう
・ 計画の前提としての堤防方針(基本方針)
・ 新しくつくられた堤防空間(基本計画・実施設計)
・ 土木の時

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地震

地震

ここ数日、各地で地震が相次いでいる。地震が起こるたびに怖いという感情と共に、全ての偶然が重なりあって私たちは生かされているという感情を持つ。

地震は地球が生きている証拠。普段は地球に住んでいるという意識さえ持たずに過ごしている。もちろん地球の裏側の人のことを想像することもほとんどなければ、宇宙の中の銀河系の一部だなどと少しも思わない。

しかし、現実は生きている地球の上に私たちは存在していて、そ

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何でもない日が一番大事

毎年この日になると思う事がある。
東日本大震災が私たちに教えたことはただひとつ。
昨日と同じ今日、今日と同じ明日、普通の日、何でもない日が一番大事で一番幸せなんだって事。
あの日、目の前で家族を失い心傷つき、目前の家が流され、汚染され、未だふるさとに帰れない、そんな人たちがまだたくさんいる。
私たちはあの日あの時、それまで飽食の限りを尽くし、買い物に溺れ消費し続け、物を溜め込んできた事のむなしさを

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3.11に思うこと。自分ができるいつも通りのことをやることの価値。

3.11に思うこと。自分ができるいつも通りのことをやることの価値。

3.11

あの日から7年目の今日が来ました。東日本大震災で亡くなられた方々に心より哀悼の誠を捧げます。今もなお辛く苦しい日々をお過ごしの方も多いと思います。1日でも早く安らげる日が来る事を願うと共に復興を心よりお祈り申し上げます。

そんなことを思いつつ、あの2011年3月に書き残した当時のブログを見返してみた。あの時の気持ちを忘れないために、まんま貼っておきます。

以下、2011.3.14に

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一度訪れただけでは何も知れなかったけれど、また行きたくなる場所だった、気仙沼旅行の話

一度訪れただけでは何も知れなかったけれど、また行きたくなる場所だった、気仙沼旅行の話

宮城県気仙沼市に、震災復興のボランティアに定期的に通っている友達がいる。その子が春休みを使って、気仙沼に長くいるというので、私も1泊2日で合流して、とっても充実していたし、お腹も満たされたという話。

私は仙台出身だけど、震災にかかわるボランティアや何かに関わったことは今までなくて、海沿いの「被災地」と呼ばれる地域に行くのは初めてだった。

震災当時は、私の住んでいる地域は、山沿いで被害は少なかっ

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