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376.私たちは、すでに世界を変える「魔法」を持っている。J.K.ローリング

(29)人生に奇跡を呼ぶ方法


coucouさんてね、膨大な失敗を繰り返してきた。おそらくこのnoteで取り上げたなら、終わりが見えなくなりそうなくらい。

だけど、その失敗を褒めたたえる人たちもいる。
確かに、失敗して失ってきたものはたくさんあるよ。だけど、得たものなんてほんのわずかな気がしている。

そして、失敗に寄り添うものが「挫折」だね。

でも、どうしてそんなに失敗し続けたのかというと、「失敗を恐れなかった!」「失敗が怖くなかった!」ともいえる。

それは、若さが一番だったのかも知れない気がする。

J.K.ローリング出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より


1.J.K.ローリングの「想像力の重要性」

※J.K.ローリングの言葉より↓

何故、「失敗して得るもの」が大切か…。
 
それは、不必要なものを排除するのに失敗が付き物だからです。私と同じような規模の失敗ではないと思いますが…。
しかし人生において、失敗や挫折はつきものなんです。失敗を怖れて生きる人生など、生きていないも同然です。失敗を経て得る強さや賢さが未来を生きる鍵となるのです。
自分自身や他者との絆の強さは逆境に立つことで理解できるんです。そのような知恵が真の宝であり、どんな資格よりも価値のあるものです。
人生は困難で複雑である上、誰もコントロールすることはできません。この謙虚さを理解することで、人生の浮き沈みを生き抜けます。
 
私が「想像力の重要性」をテーマに選んだのは、私の人生に大きな役割を果たしたからではありません。
より抽象度の高い、「想像力の重要性」に気づいたんです。
 
「想像力」とは存在しないものを描き、生み出す、人間特有の能力なのです。そして、想像力があるからこそ他人と分かち合い、共感することができるんです。

他の生物とは違って人間は想像力だけで事象を学び、体験できるのです。
想像で相手の立場に立つことができます。

この能力は、魔法のように「中立」です。

人を操りコントロールするためにこの力を使う人もいれば、同じくらい、共感や同情に使う人もいます。

しかし、多くは想像力を鍛えてはいません。

自分の経験してきた範囲内に満足し、他人の立場に立って想像することをしません。苦痛の叫びに耳を塞ぎ、心の檻から目を逸らし、関係のない苦痛からは心を閉ざし、知ることを否定するのです。

そのような生き方を羨ましく思う反面、彼らも私と同じくらい悪夢を見るかもしれません。狭い視野で生きると精神的な広場恐怖症に陥り、それが恐怖をもたらします。よって想像力を使わない人は、より多くの化け物が見え、より怯えています。
さらに重要なのは、共感することを拒否した人は本物の化け物になる事実です。実際に悪事を行わなくとも、無関心のうちに悪と共謀してしまうのです。
 
18歳の時、古典文学の世界を冒険し様々なことを学んだ一つに、ギリシャの哲学者プルタルコスが書き残した言葉があります。
「自分の内部で達成した物事は、外部の現実を変えていく」驚くべき格言であり、私たちの生活の中で何千回と証明されている事実です。

私たちは対外的な繋がりを絶つことはできず、この世に存在するだけで人々に影響しているのです。

しかし、問題はどれだけの影響を与えているかです。

ここにいるほとんどの方々は世界で唯一の超大国の民です。
あなたたちがどのように投票し、生活し、主張し、どう政府に訴えるかで他の世界の人々の運命が変わるんです。これは特権であり、大いなる責任です。
 
その地位と影響力を声なき人々の為に使い、強者だけでなく弱者も認識できたなら、あなたのような特権を持たない人々の立場を「想像」できるなら、あなたの家族だけでなく、何千何百万にもの人々があなたの存在を称賛します。
 世界を変えるのに魔法はいりません。
 
すでに「想像力」という世界を変える力をもっているんです。
物語と同じく、人生も、大事なのは長さではありません。
その質です。
 
皆様、良き人生を。ありがとうございました。

「私たちはすでに世界を変える「魔法」を持っている」J.K.ローリングより。

ローリングのサイン 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より


2.自分の内部で達成した物事は、外部の現実を変えていく


「自分の内部で達成した物事は、外部の現実を変えていく」
この言葉って凄いね!

coucouさんも、最も驚いた言葉のひとつ。

想像力って、鍛えることができる、そうか。

coucouさんは、子どもの頃から、想像、想像、妄想、そして空想少年だった。あまり人との関係はなかったけれど、傍から見れば随分と変わっていたのだろうね。(自分ではわからなかったけれどね)

だって、想像なのか、現実なのかが自分でわからなくなって、一瞬頭がおかしいのかな、と思っていたからね。

そう、想像力がないと何も見えなくなる恐れがある気がする。
想像力がわずかでもあれば、相手のことや経験や体験がなくとも自分の経験にあてはめて想像することができるし、失敗や挫折の痛みは、人の痛みを感じる、想像できるってことだものね。

「自分の内部で達成した物事は、外部の現実を変えていく」って、すべては自分が自分の人生を決定しているんだ、という証明にも思える言葉のような気がした。

coucouさんは子どもの頃から「魔法」は大好き。
アニメ映画の横山光輝さんの「魔法使いサリーちゃん」なんて、陰でこそこそ見ていた。赤塚不二夫さんの「秘密のあっこちゃん」、藤子不二雄さんの「ドラえもん」、水木しげるさんの「悪魔くん」「ゲゲゲの鬼太郎」の妖怪たちも好きだった。(coucouさんの時代がわかると思う)

だから、「魔法」って人を助けるため、救うためのものだと信じていたから素晴らしい力だと感じていた。だから、J.K.ローリングの「ハリーポッター」などは大人になっても夢中なって見ていた。

そして、J.K.ローリングさんのファンになった。

彼女の自伝を読み始めたら、coucouさん以上の失敗と挫折、苦しみを味わい、ようやく世に出た人だった。

子ども時代は夢見る少女、空想好きな女の子。
そのためか、他の子たちとは変わっているように見られていたのか、
学校では虐め続けられる。

15歳の時に母の病で胸を痛め続ける。
22歳で学校を卒業し、就職をする。
彼女は生活のため仕事を続けながら、25歳まで小説を書き続けるけれど現実にはどこも取り上げてはくれなかった。

でも、1990年のこの年に「ハリーポッター」の草案はできていた。
その年の12月30日に愛する母がこの世を去った。
(母は10年にも及ぶ闘病生活だった)
彼女は、執筆が止まり、結婚を約束していた彼とも喧嘩別れしてしまい、一人ぼっちとなる。
(彼女の人生は母を失ってから転落の道に進んだ)

1991年にはポルトガルの英語教師として生計を立てた。
ポルトガルで出会った男性と付き合い始めての赤ちゃんを流産でなくす。1992年にその男性と結婚をするが破局。
しかし、別れてから1993年に長女のジェシカを出産。
(この頃、実の父は再婚しており音信普通)

彼女には妹がいて、そこで娘ジェシカと共に暮らす。
1993年、子育てと仕事は両立できず、生活保護を受けながら友人たちからの借金によって何とか生き続けていた。

この人生のどん底の時に、ハリポタの「賢者の石」が完成した。
(28歳の時)
しかし、1994年、貧困と心労が続き鬱病を患う。
彼女は自殺も考えたが、一人娘のジェシカがいた。

1994年にようやく秘書の仕事を見つけたが、収入があると見做されて生活保護が打ち切られ、またどん底となる。
(借金の返済ができない…)

1955年に完成した原稿の売り込みを始めたが、12か所に売り込んだ出版社はあまりにも長い物語のためほとんどから断られる。

しかし、その後、ブルームズ・ベリー出版から契約をもらうことになった。これが初めての契約金1500ポンドだった。

1997年に「ハリーポッター賢者の石」でデビュー。

続いて、「ハリー・ポッターと秘密の部屋』児童書として初となる英国のベストセラーリストの1位を飾る。そして、多くの文学賞を受賞するなど、新人作家としては異例の扱いを受け児童文学として高く評価されるとともに、多数の外国語に訳される世界的ベストセラーとなった。

1999年、彼女は4度目に受け取った印税は7桁の金額になり、億万長者になった。

第4巻の発売が決まった頃には、既刊の3巻の売上は英国で800万部、米国で2400万部に達する。4巻の英国での初版部数は100万部を越え、英国・カナダ・オーストラリア・米国の4カ国の総初版部数は530万部にのぼる。

まさに、奇跡ともいえるかもしれない。

だけど、その奇跡は彼女が生まれていた時から起こり続けていた。

ローリングが第1巻を執筆した、エディンバラ(スコットランド)のカフェ「エレファント・ハウス」出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より


私がこの知恵を求めて、キャリアの梯子と引き換えに駆け込んだ古典文学の廊下で出会った、セネカという古代のローマ人の次のような言葉を、是非とも覚えておいてください。(J.K.ローリングの言葉より)
As is a tale, so is life: not how long it is, but how good it is, is what matters.
(人生は物語と同じである。重要なのはその長さではなく、その良さであるという点において。)

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coucouさんです。みなさん、ごきげんよう~

本日で366日目。この作品は、coucou YES short story作品№374「何に生まれるかよりも、何になるかの方がはるかに大切です」の続編にあたります。合わせて見ていただけるとうれしい~

世の中相変わらず567、真夏のマスク、熱中症にキーウ疲れ、物価高に大不況。ソ連に中国、北朝鮮の三兄弟、海の周りは敵だらけで日本はのんびり参院選の真っただ中。
(危険だから選挙など後回しにしたら)
毎日の暗いニュースに、恐怖の天気予報(567予報と同じ)。

よく暴動が起きないもんだね。
(それに、もう満腹だよね!)

テレビと言えば相変わらずクイズ番組か食べ物ばかり。絶対に「不味い」なんていえないヤラセ番組。これじゃあ、日本中の食べ物はすべて美味しいということになる。

人間にだけには、とても素晴らしい「想像力」を与えられているのに、「恐怖の想像」「心配の想像」「不安の想像」ばかりの〈悪しき想像〉だよね。

だからこそ、〈善き想像〉って大切なことだと思うんだ。

想像力が最も力の発揮できるのは、
〈善き想像〉しかない。

想像力を〈悪しき想像〉に利用しても決して、
上手くいかないようにできているのも不思議だよね。

その理由は、人間には「想像力」と善我といわれている「良心」というものが在る。人間はみな善なる良心という良き心があるため、〈悪しき想像〉には自ずと限界ができてしまう。

つまり、嘘や騙し、偽りにはその想像力が、
まったく発揮できないことがわかると思う。

良き想像って、
わくわくするもの、
感動のあるもの、
とても、嬉しいもの、
とても、幸せなもの、
とても、喜びがあるもの、
何よりも、人生が、世界が素晴らしく思えること。

だから、もう、
良き想像をしてみようね~
だから、もう、
みんなで幸せにならなくちゃね~



みんな、読んでくれて、
感謝、感謝~
また、あしたね~
今日も、素晴らしき、哉、奇跡~


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