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百年の孤独、文化最果ての地より愛をこめて
「また、こんな難しそうな本を読んで。頭おかしいんじゃないの?」
ガブリエル・ガルシア=マルケスの「百年の孤独」を初めて読んだのは高校生の時。図書館の薄暗い本棚の奥深くに眠っていた旧訳版を借りてきて受験勉強の合間に読んでいたところ、母親に見つかった。
有名な一行目「長い歳月が流れて銃殺隊の前に立つはめになったとき、恐らくアウレリャノ・ブエンディア大佐は、父親のお供をして初めて氷というものを見た
酒が飲みたいんじゃない。気を失って何もかも忘れたいんだ。
むかしむかし、まだ私がうら若き小娘だった頃、そして隠れた悪意なんてなくて、見た目からあからさまな悪意しか世の中には存在しないと思っていたバカだった頃(←まあ、今も相変わらずバカだけど)、今となっては信じられないことに、お酒はほんの少ししか飲まず、常に誰かの介抱役だった。
あのときは、飲んで騒いで絡んでくる人たちに嫌気がさしていたし、介抱しても次の日には介抱されたことすら忘れている酒好きたちがある
いっそ、笑ってくれよ。このろくでもない人生を。
朝、目が覚めると、まず最初になぜだか消えたい気持ちがやってくる。
それに理由があるといえばあるし、ないと言えばない。医者は病気ではないと言うけれど、毎日「これは脳の誤作動だ。死んではいけない。今は耐えろ」と声をかける。辛いことがないわけではないけれど、この世から消えてしまうには何て馬鹿馬鹿しい理由しかない。
それでも苦しくてたまらない朝は、自分をだましだまし叩き起す。
無駄に肥大化した自尊心のた