マガジンのカバー画像

読書感想

84
運営しているクリエイター

2021年5月の記事一覧

岡田尊司「回避性愛着障害」読破感想

自分の内面でお悩みの方や身の回りに困った人がいらっしゃる方、本日紹介する書籍を読んでみればその突破口が見えるかも知れません。
という訳で今週も書籍レビュー行きます、本日レビューするのは↓

「岡田尊司著 回避性愛着障害」
先週紹介した「愛着障害」に続く岡田尊司さんの愛着障害関連著書の二冊目になります。

前述の「愛着障害」では愛着障害の分類と傾向について紹介されていましたが、二冊目となる本書ではそ

もっとみる

岡田尊司「愛着障害」読破感想

対人関係でお悩みの方必見!!
今週も日常演舞が読んで良かったと思う書籍をレビューします、本日紹介するのは↓

「岡田尊司著 愛着障害」

愛着障害と言う単語は聞き慣れない方もいらっしゃると思いますが、これは幼少期に様々な要因により特定の養育者との間に安定した関係を築けなかったが為に生じる様々な成長、心理的な問題の総称を指します。

筆者によれば愛着障害と一口に言ってもその中身は「他者に依存する不安

もっとみる

加藤諦三著「モラルハラスメントの心理構造」読破感想

今現在「モラハラでお悩みの方 モラハラを行う人物の心理を知りたい方」必見!!
日常演舞が今週も読書感想記事を投稿します、本日の書籍は↓

「加藤諦三著 モラル・ハラスメントの心理構造」

一口にモラハラと言ってもその実態は様々ですが、本書におけるモラハラは「あらゆるハラスメントの上位に位置する行為であり、その下にパワハラやセクハラ等がある」と言う位置付けになっています。(^_^lつまりモラハラが全

もっとみる

樺沢紫苑著「精神科医が見つけた3つの幸福」感想

幸福になりたい方注目!!
先週から始めました「日常演舞の書籍感想」本日の書籍はこちら↓

「精神科医が見つけた3つの幸福」
こちらは精神科医である著者が自身の経験、診療を元に幸福物質と言われるホルモン「セロトニン」「オキシトシン」「ドーパミン」の効能とそれぞれの出し方、優先順位について記述されています。

セロトニンは健康、オキシトシンは繋がり、ドーパミンは報酬と密接に関わっており、それぞれを適切

もっとみる

榎本博明著「やさしさ過剰社会」読書レビュー

本日より最近読んだ本の感想を投稿していこうと思います。
その第一弾となる紹介本は↓

「榎本博明著 やさしさ過剰社会 人を傷つけてはいけないのか」

此方の書籍は現代に溢れる胡散臭い優しさとその問題点について著者の考えが述べられています。

で、読書レビューですが、まあ当然といえば当然なのですが同意できる部分もあれば首を傾げたくなる部分もあります。
その中で自分が一番思ったのは
「優しさは主観的な

もっとみる