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雑記

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不言実行より、有言不実行の方がすごいんだ

不言実行より、有言不実行の方がすごいんだ

アメリカで俳優として頑張っている幼馴染とオンラインで話す。俳優向けのマーケティング講座を受講していて、俳優としての自身のストーリーを語り、それについてフィードバックをもらう課題があるそうで、そのお手伝い。

彼女の話は幼少期から始まり、未来への展望で終わる。その都度リアルタイムで話は聞いていたけれど、ストーリーとして改めて聞くとジーンとしてしまう。

彼女がアメリカへ渡った20代半ば頃、わたしは常

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無機質なカフェの犬の鳴き声

無機質なカフェの犬の鳴き声

カフェがあった場所に居抜きで似たようなカフェができた。店内にはお店で面倒を見ていると思われる小型犬がいて、定期的に甲高い声で鳴く。

犬は好きだし、犬が鳴くのは当たり前で、犬はおむつを履かされ狭くてツルツルの床で大人しくするしか選択肢がなく、気の毒ではある。そりゃ鳴きたくもなるよなと思うし、鳴かない方が生き物として不自然なのだろうし、犬のことを思えばどんどん鳴きな〜と思うけど、落ち着いて本を読みた

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大吉原展で遊女が「人間」だと知った

大吉原展で遊女が「人間」だと知った

朝ドラ「虎に翼」で、法廷劇を演じる寅子たちに男が野次を飛ばすシーンでぼろぼろ泣いたのち、大吉原展へ行った。

遊女を描いた絵はほとんどが浮世絵だったけど、中には写実的な油絵や写真もあり、それを見て初めて「遊女は生身の人間だったのだ」ときちんと理解した気がする。

もちろん吉原や遊女、花魁が過去に実在したものであり、そこで何が行われていたのかは知っていたけれど、これまでエンタメコンテンツで眼にしてき

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「バスタオルを繰り返し使うのは不潔」を理解した

「バスタオルを繰り返し使うのは不潔」を理解した

テレビを見ていたら、バスタオルを洗わずに繰り返し使う人に対して、田中みな実が「信じられない!お股を拭いたタオルで次の日に顔を拭くの?」と言っていた。

同じタオルを何度も使うのは不衛生だという意見に対し、「お風呂上がりの清潔な体についた水滴を拭いているのだからタオルだって汚くないだろう」というのが繰り返し派の主な反論だろう。ご多聞にもれず、わたしもそう思っていた。

だから「お股を拭くからタオルが

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上野の和食の展示でコネクティングザドッツ

上野の和食の展示でコネクティングザドッツ

上野で開催中の展示「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」に行く。

日本は世界でも稀に見る生物多様性を持つ地域であり、例えば魚類は同じ島国のイギリスが300種、ニュージーランド1300種に対し、日本は4500種も生息しているという。日本に生息する地上の植物も約7500種のうち2700種が固有種とな。そして7500種のうち食べられる植物は1000種以上。

日本はほとんどの地域が軟水であり、ヨーロッパ

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小学生の頃の憧れが25年後、現実になった

小学生の頃の憧れが25年後、現実になった

ドラゴンボールオフィシャルサイトで、取材執筆を担当した。

小学生のときに友だちが持っていた22.23.24巻を読んでどはまりし、セリフを丸暗記するくらい大好きだったドラゴンボール。そのオフィシャルサイトに自分の名前が載っていることに、感動のあまり大泣きしてしまった。誇張表現ではなく、本当に嗚咽を漏らして泣いた。

自分が書いた原稿だから何度も読んでいるし、最終原稿も事前に見せてもらっていたけれど

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処分欲と映画『レオン』

処分欲と映画『レオン』

2022年8月に書いた下書きが残っていた。

朝起きたら、急にあらゆるものを処分したくなった。

普段からいらないものを持っておくのが嫌で、使わないものはすぐ捨てる。片付けは苦手だから散らかってはいるけど、わたしの部屋に余分なものはほとんどない。

パソコンやスマホの不要なデータは即消すし、録画も途中まで見たらそこまでを部分消去する。メモしたノートはいらなくなったページをやぶって捨てるので、最終的

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Creepy Nutsのオールナイトニッポンの思い出

Creepy Nutsのオールナイトニッポンの思い出

Creepy Nutsのオールナイトニッポンが終わってしまった。「黒のタートルネックを着ている男は貧乏人のインポテンツ」と言い張る回を聴いて以来、毎週楽しみに聴いていた。

当時は少しだけフリーランスをやめて会社員として働いていた時期で、その放送は出勤途中に聴いていた。あまりのバカバカしさにマスクの下で盛大ににやけながら、スーツ姿の人々が行き交う朝の新宿を肩を震わせ歩いた記憶がある。

その頃はゴ

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沖縄から帰宅後のハプニング

沖縄から帰宅後のハプニング

沖縄から東京に戻った日、ちょっとしたハプニングがあった。自宅に戻るも、ドアが開かない。鍵は回るのに一向にドアは開かず、はてと思い留守中に荷物受け取りをお願いした妹に連絡すると、玄関ドアの2つの鍵を2つとも閉めたとのこと。

わたしは鍵を1つしか持っていない。大きな声でいうと怒られそうで内緒にしていたのだが、実は引っ越しの最中に2つ目の鍵の束を丸々なくしており、ずっと鍵1つで生活していた。

たしか

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出身大学で授業をした

出身大学で授業をした

出身大学の授業で自分のキャリアについて話す。卒業生のキャリアを聞いて、自分の未来を考えよう的な趣旨。去年に続き2回目で、前回はオンラインだったが今回は対面。おそらく卒業ぶりに多摩キャンパスへ。

多摩動物公園駅からキャンパスへ向かう。そうだ、こういう道だった……。

ゆるい上り坂が10分弱続く。先月歩いた熊野古道を思い出す。写真を比べたらほとんど一緒。なんてこった。

せっかくなので学食でごはんも

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左の耳たぶがちぎれた

左の耳たぶがちぎれた

左の耳たぶのピアスホールが気づいたらちぎれていた。数年前からぎりぎりつながっていたが、ついにこの日が来た。昨日まではたしかに耳の皮一枚つながっていたはずなのに、痛みもなく耳たぶは二股に分かれていた。

ちぎれたのは初めてピアスを開けた穴。中学3年生の受験後だったから、かれこれ20年たつ。家から徒歩1分の皮膚科で、幼なじみと一緒に開けた。

大学生の頃はピアスホールを拡張してみたこともあったけど、ち

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「若いですね」にモヤる

「若いですね」にモヤる

自分の見た目を年相応だと思っている。そして、それでいいと思っている。

9月に京都に行ったとき、飲み屋で「28歳くらいかと思った」と言われた。30歳過ぎだったら薄暗いし酒飲んでるしまあまあと思うけど、20代なわけはない。

申し訳ないけど、ばかじゃないかと思ってしまった。もちろん褒め言葉として本音より若い年齢を言っているのであろうし、本気じゃないことは理解している。

でも、その年齢に応じたステキ

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バケーションが強めのワーケーションをした感想

バケーションが強めのワーケーションをした感想

約1カ月間、関西をふらふらしながら細々仕事をした。

反省を中心に、たまには誰かの役に立ちそうなことを書いてみる。

まずはお礼とにかく取引先のみなさんに甘えた1カ月。わたしが健やかでいることが仕事で関わる皆さんにとっても回り回ってプラスなはず……と勝手な言い訳を盾に、長くお付き合いがある方たちばかりだったこともあり、本当に甘え切って生きていた。

返信が来なかったり仕事が遅かったり、イラッとした

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果物がある生活は楽しい

果物がある生活は楽しい

先日、母から誕生日プレゼントのリクエストを聞かれたので、果物と答えた。

東京の果物は高い。おいそれと手を出しにくいお値段なことがほとんどで、しかも傷んでいたり甘くなかったりすることがそこそこある。そしてなくても生活は成り立つ。ゆえにあまり買わない。

しかしわたしは果物が好き。ということで「梨と桃とシャインマスカットと皮ごと食べられるぶどう」を所望し、段ボールが届いた。めちゃくちゃうれしい。

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