天野夏海

2017年からフリーランスで編集やライティングの仕事をしています。noteは趣味です。…

天野夏海

2017年からフリーランスで編集やライティングの仕事をしています。noteは趣味です。 【お問い合せ】https://forms.gle/KiBCPdztt8E8iiBF7

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  • 雑記

  • 日々の記録

    日記以上、エッセイ未満

  • お仕事

    毎月のお仕事のまとめと、制作に携わったnoteの記事

  • 放浪記

    2022年秋からふらふらし始めた記録

  • 2017年オーストラリア横断

    2017年7月から約1カ月かけて車でオーストラリアを横断した記録

最近の記事

不言実行より、有言不実行の方がすごいんだ

アメリカで俳優として頑張っている幼馴染とオンラインで話す。俳優向けのマーケティング講座を受講していて、俳優としての自身のストーリーを語り、それについてフィードバックをもらう課題があるそうで、そのお手伝い。 彼女の話は幼少期から始まり、未来への展望で終わる。その都度リアルタイムで話は聞いていたけれど、ストーリーとして改めて聞くとジーンとしてしまう。 彼女がアメリカへ渡った20代半ば頃、わたしは常識にがんじがらめで、好奇心が薄く、夢を追う彼女に冷たかった。就職して望まぬ営業の

    • 2024年6月2週目の日記

      2024/06/08やや酒が残っているが、土曜日とはいえ昼までに送らなければいけない原稿がある。8時に起き、二日酔いの備えとして常備しているDAKARAを一気に飲み干し、パソコンに向かう。 3行の文章をまとめるのに15分くらいかかり、こりゃダメかもしれん……と匙を投げそうになったが、徐々に頭が働き出しておおむね想定していた通りの時間で仕上げることができた。提出後まもなく「力作のエナジーが伝わる」と感想をいただき、ひと安心。 散歩がてらスーパーに行ったら枝豆が299円で売ら

      • 無機質なカフェの犬の鳴き声

        カフェがあった場所に居抜きで似たようなカフェができた。店内にはお店で面倒を見ていると思われる小型犬がいて、定期的に甲高い声で鳴く。 犬は好きだし、犬が鳴くのは当たり前で、犬はおむつを履かされ狭くてツルツルの床で大人しくするしか選択肢がなく、気の毒ではある。そりゃ鳴きたくもなるよなと思うし、鳴かない方が生き物として不自然なのだろうし、犬のことを思えばどんどん鳴きな〜と思うけど、落ち着いて本を読みたいと訪れた無機質なおしゃれカフェで店内にキャンキャンという鳴き声が響き渡るのはう

        • 2024年6月1週目の日記

          2024/06/01面倒くさくてお風呂に入らない若い子が増えてるっぽいな〜とうっすら感じていたところに、あのちゃんのオールナイトニッポン0で幾田りらが「制作期間中で人に合わない時は結構お風呂をスキップする」と言っていた。世の中には「お風呂スキップ界隈」なるものがあるらしい。 わたしは乾燥肌かつ皮脂があまり出ないタイプなので、毎日お風呂に入るのは良くないのではないかという観点から、最近人に会わない時はお風呂の頻度を2日に1回にしてみている。一昨日お風呂をスキップし、本来であれ

        不言実行より、有言不実行の方がすごいんだ

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        記事

          2024年5月最終週の日記

          2024/05/27長らくオムロンの体組成計を使っていたが、有識者へのヒアリングを重ねた結果、体脂肪率が本来より3〜4%高く表示されている疑惑があり、ついにタニタの体組成計を購入。測り比べたらタニタの方が体脂肪率が3.5%も低かった。1日で一気に痩せた気分だけど、オムロンの数字は昨日と全く変わっていないので痩せてはいない。 仕事仲間のおうちに育休中の仕事仲間と遊びに行く。待ち合わせ場所のデパ地下で子連れの仕事仲間と合流し、わーっと話していたらお子さんが泣いてしまった。7カ月

          2024年5月最終週の日記

          2024年5月に公開されたお仕事まとめ

          2024年5月に公開されたお仕事をまとめました。公開されているけどシェアできないものもあり、お知らせできるのがWoman typeだらけになってしまった。 “職場の親友”の作り方/Woman type企画から取材・執筆・編集と全て担当しました。(逐次通訳有り) ハーバード大学で史上最長の85年にもわたる「幸せ研究」をまとめた『グッド・ライフ』著者の一人、ロバート・ウォールディンガーさんに、幸福度とモチベーションを上げる職場の親友の作り方について聞いています。 書籍を読ん

          2024年5月に公開されたお仕事まとめ

          2024年5月4週目の日記

          2024/05/20家守さんが帰り、1週間ぶりの日常。妹から「植木に乳首みたいなキノコが生えた」とグロ画像のような写真が送られてきた。乱立する乳首はあまりに不気味で、抜くのも触るのも怖いから共存の道を歩むらしい。 夕方から整体へ行き、原稿を書き上げ、ビールを飲み、録画を消化し、就寝。 2024/05/21取材のため先方のオフィスへ行ったら、前職の先輩がいた。取材後に少しお茶をして、先輩はバーーーッとしゃべりまくり、打ち合わせがあるからと風のように去っていった。一緒に働いて

          2024年5月4週目の日記

          2024年5月3週目の日記

          2024/05/13かつて一緒にお仕事をしていた子と飲みに行く。最初に出会ったのは5年ほど前で、当時の彼女は目の前の仕事に対し、理想の自分と現実とのギャップに情緒が乱れ、「なぜ今?」という不思議なタイミングでよく泣いていた。つい最近もオンラインランチで全く関係ない人の前で泣いたと聞き、素直さは健在なんだなとニコニコしてしまった。 今日から1週間ほど、沖縄でお世話になった家守さんが泊まりに来る。泊めてあげることで、今後沖縄へ行ったときに心置きなく泊めてもらおうという下心。東

          2024年5月3週目の日記

          2024年5月2週目の日記

          2024/05/08日常も3週間ぶりだと新鮮だな〜とコーヒーを淹れ、フィスターを捨てようとして湿った粉をぶちまける。これは望んでいた日常ではない。 取材前に珈琲館でピザトーストを食べ、外に出てお店の前に置いてあるベビーカーから子どもの足が見えることに気づく。お店はガラス張りで、窓際のテーブルには男女がおり、ベビーカーとはガラス一枚へだてて隣合わせている形。 おそらく店内が狭くてベビーカーが入れず、子どもは寝てるし、ガラス越しに様子も見られるし、という判断なのだと思われる。

          2024年5月2週目の日記

          福井から東京へ帰る新幹線に乗り損ねる

          東京に帰る日。余裕を持って出発し、レンタカーを返し、お昼ごはんやお土産を買い、新幹線の時間まで残り5分強あったのでコンビニでコーヒーも買う。コーヒーの抽出を待つ間、手をベトベトにしながらカップラーメンを作っている外国人におしぼりを開封して手渡す親切までした。 そしてしっかり乗り損ねた。ウェブでチケットを買っていたのでスマホで改札を通過するも、時刻表に乗るはずの新幹線がない。慌てながらとりあえずホームに上がり、乗車時間が過ぎていった。 普段は融通のきく自由席を買うけれど、は

          福井から東京へ帰る新幹線に乗り損ねる

          福井で食べてばかりの日

          目覚めたら雨の音が聞こえる。連日の晴天に疲れながらも、晴れているのであれば外に出ないともったいない気がしていまう。だから雨でうれしい、みたいなことを寝ぼけながら思う。 下に降りたらここ数日お出かけしていた家守さんが帰ってきていた。ホタルイカと昨日が消費期限だった刻みネギとごはんを炒めた朝ごはんを食べ、軽井沢でも会った宿泊者さんから高山土産をいただき、家守さんからのお土産もいただき、しばし歓談。 鯖江は国産メガネフレームの90%を製造しているメガネの聖地。わたしは30代以降

          福井で食べてばかりの日

          福井の恐竜博物館で考えたのは恐竜と関係ないことばかり

          油揚げ屋さんに油揚げを食べに行く。「小さい時、なっちゃんはおいなりさんの油揚げをうっとりしながら食べてたねぇ」と今なお叔母から言われるが、37歳のなっちゃんも変わらず油揚げが大好き。 油揚げの御膳は大豆製品尽くし。普通の油揚げと半熟揚げ、煮油揚げに絹ごし豆腐、豆腐カツ、そして油揚げの炊き込みご飯。さらにわたしは胡麻豆腐まで追加した。油揚げは1枚3センチ、300グラムもあるらしい。 食べ切れるか不安だったけど、案外ぺろりと食べられた。生命線は大根おろし。胃腸のために汁まで飲

          福井の恐竜博物館で考えたのは恐竜と関係ないことばかり

          福井で晴天にへとへと

          昨夜は23時前に寝て、7時半のアラームで目覚めるも信じがたいほど眠い。二度寝を繰り返し、起きたのは結局9時半。20代の頃から薄々気づいていたが、長く太陽の下にいると時々頭が痛くなる。昨日は晴天で、ずっとほんのり頭が痛かった。その影響だろうか。 先日同い年の女性から「福井名物のソースカツ丼は胃にキツい」と教わった後、大根おろしとキャベツと水菜が乗った醤油カツ丼なるものを見つけたので遅めの朝ごはん兼早めの昼ごはんに食べる。 わたしは37年半の人生でカツ丼を食べたことがない。一

          福井で晴天にへとへと

          福井で昔々に思いを馳せる

          家守さんからおすすめいただいたそば屋のオープンまで時間があったので、近くの越前和紙の資料館をのぞく。 「ここは山が多くて田畑をやるのに適さないけど、良い水があるから紙を作りなさい」と川上から現れた女性が紙の作り方を伝授。それが越前和紙の起源らしい。謎の女性は川上御前と呼ばれるようになり、今でも地域の神社で祀られているとのこと。 真相はどうだったんだろう。ドラえもんの世界なら、川上御前はきっとしずかちゃん。 近くのお土産屋さんにはかわいい和紙が貼られた茶筒があり、ちょうど

          福井で昔々に思いを馳せる

          福井で雑に扱ってOKな車を借りた

          おうちから最寄駅までは車で10分ほどの距離。駅に出るバスは驚くほど本数が少なく、北鯖江駅に行くバスは8時台と10時台に1本ずつしかない。スカスカのバスの時刻表を家族LINEに送ったら「どの時間に乗るの?絶対的な決断」と母から返信が来る。絶対的な決断、というのが良い。 北鯖江駅は無人。ホームには小さな待合所があり、椅子には座布団が敷いてあった。手作り感のある座布団には暖かみと優しさがある。地域の方が作ったのだろうか。 福井駅に出て、レンタカーを借りる前に福井県立歴史博物館へ

          福井で雑に扱ってOKな車を借りた

          福井で体の衰えに震える

          今日もお仕事デー。朝ごはんに一昨日富山で買った、燻したますの寿司を食べる。間にはしそも挟まっていてかなりおいしい。うれしくなって家族LINEに写真を送ったら「まずいすし、かと思った」「まずいぶすすし」など、ぼろくそな返信が来た。ひどい。 昼ごはんを調達に行きがてら近隣を散歩する。山、川、田んぼに古い家。散歩が楽しい道。 田んぼには鳥がたくさん。この辺に今年の冬、シベリアのあたりから絶滅が心配されているソデグロヅルが迷い込んできたらしく、田んぼのあたりにいると聞いたので目を

          福井で体の衰えに震える