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左の耳たぶがちぎれた

左の耳たぶのピアスホールが気づいたらちぎれていた。数年前からぎりぎりつながっていたが、ついにこの日が来た。昨日まではたしかに耳の皮一枚つながっていたはずなのに、痛みもなく耳たぶは二股に分かれていた。

ちぎれたのは初めてピアスを開けた穴。中学3年生の受験後だったから、かれこれ20年たつ。家から徒歩1分の皮膚科で、幼なじみと一緒に開けた。

大学生の頃はピアスホールを拡張してみたこともあったけど、ちぎれた穴は普通に使っていた。反対側は平気なのに、なぜ片方だけちぎれたのだろう。

実はピアスの穴は7個も開いているので、まだピアスをつける穴は残っている。位置は若干変だけど、まぁよしとする。

ちぎれた耳たぶはスプリットタンみたいになった。スプリットタンは舌先を二股にする、身体改造の一種。かわいく言うと桜の花びらの先みたいになったやつ。不気味に言うと蛇の舌先。

ためしにスプリットタンを検索したら「スプリットタン 戻し方」とサジェストが出た。ちぎれた耳たぶの治し方のヒントがあるのかもしれないとチェックしたら、手術が必要で、かつ完全には治らないとのこと。

ついでにスプリットタンのデメリットとして滑舌が悪くなることを知った。こうやって人は予期せぬ知識を得る。

そういえば唇にピアスを開けていた大学の先輩は、ピアスをとって水を口に含むとピアスの穴から水が漏れ出ると言っていた。へそピアスをしていた後輩はゴミがたまると言っていた。おしゃれは我慢とよく言うが、各種ピアスの陰にも苦労がある。

一つの穴がちぎれたから、わたしのピアスホールは7個から6個になったのだろうか。誰が言い始めたのか知らないが、昔からピアスの穴は奇数が良いと聞く。なんとなく6個は収まりが良すぎる気もする。大学生ぶりに新しく開けるか。

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