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【家も心もスッキリ】毒親からもらったものはバッサリ断捨離するべし

毒親に限らず、実親や義父母から、使わなくなった家電や食器など、ものを譲り受けたりすることってありませんか?

関係性が対等で、互いを尊重する間柄であれば問題ありません。
単純に、必要ない場合ならはっきり断れるし、断られた方も納得の上で別の譲り先を探したり処分したりするわけです。

しかし、毒親や義父母にかかると、贈り物は一方的な押し付けになるパターンが多くなります。


必要ないものでいっぱい

押し付ける人の特性としては、物を大事にする世代であること。
物を捨てることに罪悪感があるので、誰かにもらってもらうことで気持ちを満足させようとします。

また、使わなくなったものとはいえ、多少は愛着があるもの。
できれば身内に使ってほしいという思いがあるのでしょう。

さらに、親は息子・娘には、多少強引に押し付けても許されると思っているのかもしれませんし、嫁の立場としては、姑のオファーを断りづらい人も多いのではないでしょうか。

毒親育ちは、長いものに巻かれてしまう傾向があります。
強引な相手にキッパリと言えず、争いを避けてあいまいに返答し、本意ではない結果になることも多いのです。

私も争いを避けた結果、結婚生活20年ほどの間に、いつか使うかもしれない中古品が少しずつたまり、いつしかクローゼットはあふれかえる状態になってしまいました。


アクセサリーや着物は特に重い…

中でも、身につけるものには、持ち主の気持ちがこもっています。

結婚のときにそろえてもらった「着物」
もう付けないからと渡された「アクセサリー」。

見ず知らずの人ならそこまで気にならなくても、普段よく会う親の思い出や執着を背負ってまで、気軽に身につけたいものではありません。

例えば着物…

結婚生活には、着物のような高価で非実用性のものより、機能的な家具や便利家電などに当てたほうが、よほど実用的です。

また、着物セットには祖母の物まで含まれていたため、無意識に継承義務を負いながら、転勤で全国を持ち運ぶしかありませんでした。

しかし着物は、ここ20数年のうちにどんどん廃れていきました。
趣味で茶道でもたしなむなら着物も必要ですが、私にそんな趣味はもともとありません。
結婚式でもレンタルのほうが選ぶ楽しみもあり、何よりメンテいらずで気楽なのです。

持たせた着物だからと、着た写真を見たいという母の願望を叶えるために子どもの卒園式に無理やり着たものの、誰のために何をしているのか?と疑問に感じたものです。

姑からのダイアモンドネックレス…

若い時に購入したけれど、もう使わないからと渡されたもの。

一度だけ身に付けたことがありますが、視線がネックレスに向いているのがわかりました。
自分のあげたものを大事にすることで、自分も大事にされていると思わせるのか、独特の優越感を感じました。
なぜかあまりいい気分ではなく…それからは一切お蔵入りに。

リメイクで指輪にとも考えましたが、さらにお金をかけてまで身につける理由もないので辞めました。

とにかく、身につけるものは元所有者や送った人の想いが重いのです。
まるで犬の首輪のように、心まで支配されているように感じます。


断る余地は与えられない

実際にもらって、使っているものもありますが、基本的には自分で選んだものを日常的に使いたいのが本音…
お金に困っているわけではありませんから。

食器は形や柄などの好みがあります。
家電も、機能や形状など、使う人の生活スタイルに合ったものであるにこしたことはないのです。

そんな思いから、
「食材は嬉しいけれど、物はあまり…」
とやんわり伝えたことがありますが、なにせ本人が気に入って買ったものですから、相手も気にいるはずと思っているのでしょう。

チャレンジは撃沈!
断る余地は与えられませんでした(
泣笑)

結局押し問答になるので、ムダな争いを避けるようになり、諦めて受け入れることにしたのです。
少し使ってみて、その上で絶対いらないものはどんどんクローゼットに積み上げられていきました。


断捨離を決意

とうとう私は、ブチギレました。
心のなかで(笑)

「もう!ウチは引取業者じゃないぞ!」
「親の気持ちを満足させるために、いらないものを保管し、使いたくもないものを使わさせられるなんて、バカバカしい!」
「思い切って処分する!」

黙って手放すことに、多少は罪悪感がありました。
あとは、家にきた時に使ってないとか、物自体がないことがバレて思いがけず大事になったらどうしよう…という懸念。

しかし、そこまで心配していたらキリがありません。
ストレスを抱えて過ごすより、自分の心の声に正直に行動すべきなのです。

ちょうどこの頃、子ども大きくなり、だんだんと祖父母が家に来ること自体減っていたので、もういいだろうと踏ん切りがついたのです。

いちいち「処分します」と、断りを入れる必要もありません。
相手はいらなくて手放したのです。

嘘も方便、
「あー?どこかにしまってあると思いますが…」
「だいぶ使いましたよ…」
など、気分を害さないような曖昧な答え方を身に着けておきましょう。


メルカリと買取業者を利用

今は、便利な時代です。
「メルカリ」で売れるものはすべて「メルカリ」に。

着物アクセサリーは、専門の引取業者に依頼して引き取ってもらうことにしました。

自分には必要ないものも、全国には必ず必要とする人がいるものです。
すべてのものが買い取られ喜ばれました。

着物の買取もチョー簡単でした。
私はネットえ調べて石川県の「徳本」という着物買取業者を選びました。

ダンボールが送られてきて、すべてそこに詰めて送れば配送料は無料、査定も無料。査定後にメールで金額が届きます。
金額に不服があれば「もう一声」と要望もできます。
それによって多少金額が上がりました。指定口座に後日振込みです。

携帯アプリで顔も知らない人と、もののやり取りができる時代です。
「相手がわからない」という時点で、一世代上の親世代が理解できる感覚ではないのです。
バカ正直に説明する必要はありません。
もらってあげて満足させておけばよい。
お互いウィンウィンです。


物理的により精神的断捨離に

断捨離して、家がスッキリしました。
しかしそれ以上に、気持ちがスッキリしている自分に気が付きました。

今までの私は、周りの人間からのさまざまな依頼に対し、自分の意志で取捨選択して来ませんでした。
優柔不断な態度によって、周りの人間の「思惑や執着」などが物といっしょに付随されて、家に入り込み、心にまで侵食していたのです。

侵されていたのは、家だけではなかったということです。

優柔不断な言動は、相手につけ込むスキを与えてしまいます。
自分の領域は自分で定め、自分が守るということが大切なのです。

家に来たらどうしよう…という不安も、しかり。
譲ったものを使っているかチェックして機嫌を損ねるような存在なら、家に上げる必要はありません。

誰を家に招くかどうかも、自分が決めることです。





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