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2022年読書記録

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2022年に読んだ100冊の本の記録です。
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2022下半期facebookいいね!ランキング4位 2022年 100冊目『自分の最高を引き出す考え方 スポーツ心理学博士が語る結果を出し続ける人の違い』

2022下半期facebookいいね!ランキング4位 2022年 100冊目『自分の最高を引き出す考え方 スポーツ心理学博士が語る結果を出し続ける人の違い』

これで23年連続毎年100冊以上本を読み続けています。
100冊目は、スポーツ心理学博士の布施努さんの本です。

リクルート同期の柴垣さんが書くのを手伝った本でもあります(後書きに柴垣さんへの感謝が綴られています)

布施博士は、様々なスポーツチームにトレーニングを提供されています。
そして、多くのチームが今までとは違う結果を出せています。

しかも、それは様々なスポーツ、様々な年齢、様々な地域で

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2022下半期facebookいいね!ランキング1位 2022年 99冊目『平成の教訓』

2022下半期facebookいいね!ランキング1位 2022年 99冊目『平成の教訓』

竹中平蔵さん自身も活躍した平成の30年間の政治経済の改革を総括、批評した本です。

特に第五章「平成に横行した10の愚策」が興味深い。

1 90年代に連発した総合経済対策

2 住専に対する公的資金の注入

3 日銀の金融政策(不況の最大責任)

4 中小企業を直撃した貸金業法の改正

5 民主党による経済財政諮問会議の廃止

6 民主党の子供手当

7 JALなどゾンビ企業の延命

8、9 東

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2022年 98冊目『アリスとテレスの物語』

2022年 98冊目『アリスとテレスの物語』

一緒に仕事をしている平手さんのパートナーの2冊目の本です。

アリスとテレスという2人の女の子の話です。

ある時に街に船がやってきて「あなたの未来を幸せにする方法教えます」と宣伝します。

毎日簡単なメッセージが届きます。

その通りにしたテレスのお母さんや大人たちは、周りからの評価が高まります。

それを見ていたテレスも真似をします。

同じくテレスの周囲からの評価も上がります。

しかし、評

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2022下半期facebookいいね!ランキング8位 2022年97冊目『男性中心企業の終焉』

2022下半期facebookいいね!ランキング8位 2022年97冊目『男性中心企業の終焉』

アエラの編集長、ビジネスインサイダージャパンの統括編集長を経て、私の古巣でもあるリクルートワークス研究所にジョインしてくれてWORKSの編集長になった浜田敬子さんの本です。

本気でD&Iをしようとしている企業の例を丁寧な取材から学べます。

私自身、日本の中では比較的D&Iが進んでいるリクルートにいて、

かつ6年前にはそのプロジェクトの責任者をしていたのでこのあたりには土地勘があります。

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2022年 1冊目『自立力を磨く』

2022年 1冊目『自立力を磨く』

著者の藤村靖之さんはかつてカンキョーというハードメーカのベンチャー企業を経営されていた方。
私がリクルートの横浜支社にいたころに担当させてもらっていた。

取扱製品は空気清浄機。
日本に空気清浄機市場を作ったのはカンキョーだと言っても過言ではない。
1990年ごろの話。
当時は百科事典のような雑誌を学生に送り付けていた時代。
1巻の一番最初に載りたいとカラー6Pの広告を掲載していた。
その広告は大

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2022年2冊目『観察力の鍛え方』

2022年2冊目『観察力の鍛え方』

松岡正剛さんの塾に通っています。
佐渡島さんは、そこの参加者でもあります。

『東大受験のドラゴン桜』
『宇宙飛行士の兄弟のドラゴン桜』
『素敵な男女のすれ違いのマチネの終わりに』

どれも佐渡島さんが編集者。
この本、良いよとTTPS勉強会かいわいでも話題になっていた。
ということで読むでしょうってことで手に取りました。

佐渡島さんがいい観察と悪い観察について書いている。
いい観察は、ある主体

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2022年 3冊目『予測不能の時代』

データの見えざる手を書いた日立のフェロー矢野和男さんの本です。
今回は、データが明かす新たな生き方、企業、そして幸せと帯にあります。
つまり幸せについても言及しているのです。
面白くないわけがありません。
たくさんドッグイヤーしました。

・変化や多様性に立ち向かう4つの原則
1 実験と学習を繰り返す
2 目的にこだわり、手段にこだわらない
3 自己完結的な機動力を持たせる
4 自律的で前向きな人

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2022年4冊目『改革』

2022年4冊目『改革』

元シドニーオリンピック100㎏級の金メダリスト井上康生さんが全日本監督になって2016年リオデジャネイロオリンピックでは1964年以来の全階級メダルを実現した話です。
柔道の話なのですが、企業の業績V字回復の話としても、マネジメントの話としても参考になる話でした。

結果が悪く、尊敬する先輩から部署を任されたのです。
年齢も若く、OBからは大丈夫かという声がたくさんあります。
まず幹部人事です。自

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2022年 5冊目『おれは無関心なあなたを傷つけたい』

2022年 5冊目『おれは無関心なあなたを傷つけたい』

私はウーマンラッシュアワーの漫才が好きだった。

過去形にしているのは、彼の漫才を地上波で見られるのは年に1回くらいしかないから。

テンポの速いトークで、ところどころに毒が入っていて、大好きだった。

彼の発言がネットで叩かれたりすることもあるけれど、彼は自分の足で現場に行って凄いなって思う事はあっても、叩こうと思った事は無かった。

日本だとお笑い芸人が政治について話すのはタブーのような感じが

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2022年 6冊目『グレート・ギャツビー』

2022年 6冊目『グレート・ギャツビー』

フィッツジェラルドの名作です。
友人が紹介してくれたので手に取りました。

描写がとても丁寧です。
ページに文字がぎっしりです。
だから想像しなくても情景が頭に浮かんできます。

小説を読む時、誰かに感情移入することが多いのですが、なかなか難しかったです。
ギャツビーは、結婚を考えていた女性が、偶然立ち寄るかもしれないために、豪邸を購入し、連日パーティを開き、招待客以外でも入れるようにします。

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2022年 7冊目『おもろい以外いらんねん』

2022年 7冊目『おもろい以外いらんねん』

アメトークでAマッソが取り上げていて手に取りました。
確か本が好きな芸人さんの回で、従来と芸人さんがほぼ全とっかえだったのです。

そこで新たに登場したのがAマッソの1人で。著者はその人と幼馴染だったかという話でした。タイトルが『おもろい以外いらんねん』。
それもお笑いを目指す高校生の話。
プロにもなった人の話。なので、おもろい話なのかと勘違いしました。

このタイトルは、主人公の1人の

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2022年 8冊目『僕たちはみんなで会社を経営することにした』

2022年 8冊目『僕たちはみんなで会社を経営することにした』

株式会社ワンピースの社長久本さんの本です。
1月のTTPS勉強会に起こし頂くので手に取りました。

私は考え方やマネジメントのタイプが似ているので納得感が高かったです。
7年間で売上7倍にできた秘訣が載っています。

フロー理論、ティール組織、アメーバ経営などを自社のゴールや目的、そして置かれた環境に合わせて上手に取り込まれています。

自律自転する人、組織を作りたい人の参考になると思います。

2022年 9冊目『社会学史』

2022年 9冊目『社会学史』

松岡正剛さんの塾に通っているのですが、課題図書です。

特にⅢシステムと意味をきちんと読むようにというお題なので、そこだけメモりました。

Ⅲ システムと意味
1 パーソンズ 機能主義の定型化
1-1 社会学、アメリカへ渡る
アメリカ社会学の勃興←ナチスの勢力拡大でユダヤ人がアメリカに亡命
移民の研究
アメリカ建国の精神→ピルグリム・ファーザーズ
シカゴ大学のシカゴ学派

トーマスの定理
→人があ

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2022年10冊目『メタモルフォーゼ ~オートポイエーシスの核心』

2022年10冊目『メタモルフォーゼ ~オートポイエーシスの核心』

松岡正剛さんの塾に通っているのですが課題図書です。

とてもとても難しかったです。
前半が難解で、中盤以降が事例で、何とか理解できました。

メモしたところを残しておきます。
・オートポイエーシスは、第3世代のシステム論
・創発しつづけることがシステムの本性であるというシステム論。
・創発はシステム論の最大のテーマ
・動的平衡を基本とする第1世代のシステム論では、創発は稀な偶然から生じる。
・不測

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