追憶の父

父についての私の幼児時代を内観していた時に、父は私同様に他の4人の子(私の兄弟)を愛していたのだ、ということに気づきました。

一度目の集中内観の時、父が私を愛していることを実感できたのですが、それからだいぶ経ちましたが、初めて私の兄弟への父の気持ちがわかりました。

私の入賞したの絵を額に入れて食堂に飾ってくれて、私は喜びました。
2~3年後、兄が剣道神道流でとった賞状をそれと同じ額に入れた時、私は怒りました。

あれから30年以上も経って、私は父の気持ちがわかることができました。

死ぬまで、ただの一度も父にして差し上げることをしませんでした。

父は生前口癖のように、「墓前にお前の論文を飾ってくれ」と申しておりました。

私は学者にはなれませんでしたが、私が作ったものを父に献じらるようにします。

 (栃木県 47歳男性 厚労省職員)

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