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📕51 幸せとは。

また同じ夢を見ていた

著者
住野よる
主な著書『君の膵臓をたべたい』など多数。



📕内容📕

友達のいない少女、リストカットを繰り返す女子高生、アバズレと罵られる女、一人静かに余生を送る老婆。 
彼女たちの“幸せ"は、どこにあるのか。「やり直したい」ことがある、“今"がうまくいかない全ての人たちに送る物語。

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👤登場人物👤

小柳奈ノ花:小学生。友達がいない女の子。

猫:草むらで怪我してるところを奈ノ花が助ける。奈ノ花の友達。

アバズレ:夜勤の仕事をしている。奈ノ花の友達。

おばあちゃん:木の家に住んでいる老婦人。

南さん:物語を書くのが好きな高校生。

桐生くん:クラスメイト。隣の席にいる絵を描くのが好きな男の子。

ひとみ先生:奈ノ花のクラスの担任。

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🍀言葉🍀

人生はプリンみたいなモノ。甘いところだけで美味しいのに、苦いところをありがたがる人もいる。


いつも仕事をしているからって、仕事が面白いとは限らない。もし面白くてやってるんだとしたらそれはすごく幸せなことだね。


分からなかったことをきちんとわかっているのが大事だよ。わかってもないのにわかっていると思い込んでるのが、一番良くない。



人生とは給食みたいなモノ。好きなものがない時でも、それなりに楽しまなくちゃ。



世界中の人が物語を好きになれば、世界は平和になるかもしれない。こんなに楽しいことがあると知っていれば、人を傷つけたりしようなんて誰も思わないはずです。



人生って、かき氷みたいなものよね。たくさん好きな味があるのに、全てを食べることは出来ないの。



人は、悲しい思い出をなくすことは出来ないの。でも、それよりたくさんのいい思い出を作って、楽しく生きることは出来る。



人生とは、昼休みみたいなもの。時間が決まっている。その時間の中で素敵なものに触れなきゃ。

大好きなことに一生懸命になれる人だけが、本当に素敵なものを作れるんだよ。人生とは、全て、希望に輝く今のあなたのものよ。

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⭐️1%のかけら⭐️

「人生とは〜〜」。っていうのが口癖の女の子、小柳奈ノ花。ある日、国語の授業で「自分にとっての幸せは何か」と、宿題として出される。小学生の小柳奈ノ花が草むらで出会った猫との出会いから、アバズレさん、おばあちゃん、南さん、と多くの人と繋がっていく中で、幸せとは何かを探す物語



この小説によくこんな歌を歌う場面がよく出てくる。

「しっあわせはー、歩いてこない」、だーかーら、歩いていくんだねー」

これは『三百六十五歩のマーチ』という曲で、1968年(昭和43年)にリリースされた水前寺清子そんの代表曲である。



この歌詞のように、自分の幸せの答えは、自分で見つけなくちゃいけない。あっちからやってくるモノではなく、こっちから選んで手にするもの。

だから、幸せに向かって1歩ずつ着実に歩いていこう。

「自分にとっての幸せは何か」。
これは人生最大のテーマかもしれない。


このテーマの自分なりの答えが出るのはいつになるのかわからない。それでも、あらゆることを体験したり、経験したりして、自分が幸せだと思う瞬間を考えて見つけ出さないといけない。 




あなたは今、幸せですか?


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「めんどくさい」をなくそう。

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