マガジンのカバー画像

図書室

103
子どもたちが読んだ本、子どもたちに読み聞かせした本を紹介します。 多くはAmazonかTSUTAYAで購入したもの(たまにBOOKOFF)、もしくは公立の図書館で借りたものです。… もっと読む
運営しているクリエイター

#読み聞かせ

【子育て】まずいっ!!【図書館】

【子育て】まずいっ!!【図書館】

次男と末っ子が図書館で借りた本がおそらく延滞になっています。

私自身が借りた本は、メール登録をしているので、返却期日が迫ってくるとお知らせがあるのですが、子どもたちは登録をしていませんでした。

長崎市は1回の貸し出しで2週間借りられるのですが、ほとんどの場合、子どもたちはそれよりも早く借りたり返したりしています。
ところが今回、土日に予定を入れたため図書館へ一緒に行っていませんでした。

子ど

もっとみる
【子育て】『あーっとかたづけ』【図書室】

【子育て】『あーっとかたづけ』【図書室】

末っ子が見つけた、田中達也さんの『あーっとかたづけ』を読み聞かせしました。

長崎でもミニチュア展が開催され、Instagramでもフォローしているので、表紙を見た瞬間に「あ、田中さんだ」とピンときました。

子どもたちが散らかしていたら「片付けなさい」とすぐに言いがちなのですが、田中さんの作品を見てみると、並べ方次第で世界が作れることがよくわかります。

私からすると散らかっているように見えてい

もっとみる
【子育て】『ねこまがたけ』【図書室】

【子育て】『ねこまがたけ』【図書室】

『ねこまがたけ ばけねこしゅぎょうのやま』を読み聞かせしました。

書店で表紙のねこの絵にさそわれて購入しました。

ねこがときどき姿を消すのは、全国津々浦々にある修行の山に行っているからだそうです。

ネタバレしそうなので修行の中身には触れませんが、猫の体の形と水彩のタッチ、そして筆文字がなかなかいい感じです。
猫飼い、そして文字好きにはたまりません。

お話の中身にはあまり子どもは食いつきませ

もっとみる
【子育て】『クリスマスにくつしたをさげるわけ』【図書室】

【子育て】『クリスマスにくつしたをさげるわけ』【図書室】

次の日曜日はクリスマスイブ。
急に冷え込んで、暖冬だと思っていた長崎もひょっとしたら雪がちらつくクリスマスになるかもしれません。

子どもと生活していると、いろいろな絵本が目に留まります。

『クリスマスにくつしたをさげるわけ』。

かなり直接的なタイトルの本ですが、ツリーなどの飾りの「あれ」はくつしただっけ?ブーツだっけ?ともやもやしてしまう私の興味を引く題名。

さっそく子どもと読んでみました

もっとみる
【子育て】『もしものせかい』【図書室】

【子育て】『もしものせかい』【図書室】

子どもを市立図書館に連れて行ったついでに、数冊本を借りました。
最近は末っ子も自分で本を選んで(表紙を見て、適当に)、平仮名だけだったら自分で読むので、読み聞かせの出番が減ってきました。
(読むのが面倒だったり、長いお話のときは持ってきますが)

子どもが本を選んでいる間に、ヨシタケシンスケさんの『もしものせかい』を読みました。

今回の絵本。
子どもにもいいですが、親(大人)にもいいです。
子ど

もっとみる
【子育て】『街どろぼう』『怪物園』【図書室】

【子育て】『街どろぼう』『怪物園』【図書室】

ひと月ほど前に図書館で借りたjunaidaさんの『Michi』の絵がすてきだったので、『街どろぼう』と『怪物園』も借りて読み聞かせをしました。

『街どろぼう』は、家族も友達もいない巨人の物語。
一人ぼっちの巨人が、街の中の1軒の家をどろぼうすることからお話が始まります。
移り住んだ人の話を聞いて巨人はせっせと家を運び、自分の家の周りにだんだんと家が増え、人が増えますが・・・。

『怪物園』は、子

もっとみる
【子育て】『あんなに あんなに』【図書室】

【子育て】『あんなに あんなに』【図書室】

久しぶりにヨシタケ本。
ヨシタケシンスケさんの『あんなに あんなに』を読みました。

読み聞かせのために図書館で借り始めたヨシタケさんの本。
気付いたら完全に私がはまってしまって、図書館でも書店でも、私が先に見つけて読んでいます。

食事の後に読もうと本棚に立てていたら、食器を洗っている間に次男と末っ子が見つけて、先に読んでいました。

でも今回の絵本。
たぶん親向けです。いや、どう読んでも親向け

もっとみる
【子育て】タイトルに惹かれて【図書室】

【子育て】タイトルに惹かれて【図書室】

タイトルが目を引いた絵本を2冊読み聞かせしました。

1冊目は『もうじきたべられるぼく』。

図書館で目についたので借りたのですが、TikTokで話題になったお話だったようです。
最期に一目お母さんに会いに行こうとする子牛のお話なのですが、優しいタッチの絵がとても綺麗です。

Amazonさんで検索してみたところ、「食育にもおすすめ」とありました。
特にそのような意図をせず、そして「ちゃんと残さず

もっとみる
【子育て】パン本2冊【図書室】

【子育て】パン本2冊【図書室】

パンにまつわる本を2冊読み聞かせしました。

わが家でパン本と言えば柴田ケイコさんの『パンどろぼう』シリーズなのですが、何度も読み聞かせをすると子どももだんだん目が肥えて、図書館に並べられた柴田さんの絵を見つけて持ってきました。

食パンから始まり、いろいろなパンが出てくるこの絵本。
ページをめくるごとに出てくる「ぱぱんがパン!」の声は末っ子担当。
掛け声とともに繰り出される技。
子どもが合いの手

もっとみる
【子育て】『Michi』【図書室】

【子育て】『Michi』【図書室】

ヨシタケシンスケさんの『もりあがれタイダーン』で紹介されていた『MIchi』を図書館で借りてみました。

この本は、表側からでも裏側からでも読むことができます。

表紙も中身もとてもきれいな本で、それぞれのページの中には素敵な街が広がり、そこにたくさんの道があります。
隣のページに繋がっている道は一箇所ですが、そこに至る道は複数用意されていて、いわゆる迷路ではありません。

色々な人が描かれていて

もっとみる
【子育て】『おばけのかわむいたら』【図書室】

【子育て】『おばけのかわむいたら』【図書室】

大人が気に入らなくても、子どもにはウケる本があります。
書店でよく見かけたので、たなかひかるさんの『おばけのかわむいたら』を図書館で予約して借りてみました。

黄色に皮を剥くような仕草の表紙。
話はテンポよく進んでいきます。

読み聞かせをしようと思って借りたのですが、最近は自分で読めるようになり、音読をしている年長の末っ子。
「これ読んで。」と声を掛けると、初めは乗り気ではなかったのですが読み聞

もっとみる
【子育て】『かぼちゃスープのおふろ』【図書室】

【子育て】『かぼちゃスープのおふろ』【図書室】

柴田ケイコさんの『かぼちゃスープのおふろ』を読み聞かせしました。
末っ子の読んで聞かせていたら、小学生の長男と次男も聞きに来ました。

この本、やるなと言われたらやりたくなるカリギュラ効果が可愛らしく書かれている本です。

ネタバレせずに書くのが難しいのですが、白い3匹の動物とスープが出てくる本です。

上手に読むことができたためか、子どもたちは「あぁ、それ、だめぇ~」と何度も言い、ページをめくる

もっとみる
【子育て】『とおくのしんせきより ちかくのねこ』【図書室】

【子育て】『とおくのしんせきより ちかくのねこ』【図書室】

タイトルから中身が想像できなかったのですが、ことわざの本でした。

どのことわざも、猫好きさん、猫飼いさんには「あ~、わかる、わかる」という楽しいものに変身していました。

「能あるねこは つめきりきらい」(能ある鷹は爪を隠す)

「すんだねこ あとをにごさず」(立つ鳥跡を濁さず)

「ねこに ごはん」(猫に小判)

「親しきねこにも 礼儀あり」(親しき仲にも礼儀あり)

「ねこの うでおし」(暖

もっとみる
【子育て】『ねこのゆめ』【図書室】

【子育て】『ねこのゆめ』【図書室】

久しぶりにねこ絵本。
荒井良二さんの『ねこのゆめ』。

見つめるその先にはなにがあるのでしょうか。
大きな家に住んでいるねこのユメは窓から外を眺めています。
出たことのない街の景色や出会う仲間たち今の自分にはない世界を夢見て。

行きたい、なりたい、会いたい。
家ねこも、街ねこも、未来に思いを馳せ、この絵本では夢見ています。
読みながら、私たち人間も未来を夢見るわけです。

ここまで書きながら、絵

もっとみる