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アーユルヴェーダの知恵

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5000年前から続くアーユルヴェーダの生きる知恵を日々まとめています。何かに迷った時のヒントになったら嬉しいです。
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2021年1月の記事一覧

「母親がいなくても、トリファラがあれば大丈夫」

「母親がいなくても、トリファラがあれば大丈夫」

最近、お問い合わせの多い
トリファラについて、
以前にもご紹介したのですがまた書きたいと思います。

アーユルヴェーダの万能薬のひとつ
「トリファラ」。

トリファラはヴァータ、ピッタ、カパの
3つのドーシャバランスを整え、

インドでは

「母親がいなくても、トリファラがあれば大丈夫」

と言われているほど、
高い健康効果があります。

トリファラとは、
「3つの果実」という意味で
アマラキ、ビ

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私たちの最終目的地は 「自分」からの自由

私たちの最終目的地は 「自分」からの自由

アーユルヴェーダでは
人生の目的を4つの段階に分けています。

ダルマ、アルタ、カーマ、
最後の4つ目が

モークシャ。

この4つ目の最終段階である
「モークシャ」とは
「自由、解脱、悟り」のこと。

何からの「自由」かといえば、
「自分自身」からの自由、

「我」という囚われから
いかに自由になるか、です。

私たちを苦しめているのは自分自身です。

「自分」や「我」に固執したり囚われている

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朝の「ジャーナリング」のススメ。

思考や感情を、全て外に出してみると

「この世界は自分が創っている」

が、心の底からよくわかる

朝の「ジャーナリング」のススメ。 思考や感情を、全て外に出してみると 「この世界は自分が創っている」 が、心の底からよくわかる

昨年から、
毎朝、ベッドから出る前に
ジャーナリングを行っています。

「​ジャーナリング」は、
心の中(頭の中)に浮かんできたことを
片っ端からノートに書いていく、というシンプルなもの。

寝る前にベッドの横にノートとペンを置いておき、

朝起きて、
頭に浮かんだものを全て書いていきます。

朝はぼーっとしていて、
目が覚めていないという方は、
洗顔、歯ブラシ、舌磨き、
オイルうがいや、お白湯、

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余計なことは考えなくて大丈夫。今目の前に起きていることを味わう、楽しむ、ただそれだけ

余計なことは考えなくて大丈夫。今目の前に起きていることを味わう、楽しむ、ただそれだけ

今の私たちは
過去の経験と記憶で出来上がっていますから、

放っておけば

あの時ああしておけばよかった、
あの時こうしたから、
今がこうなってしまったんだ
こんなことしなければよかった、
なぜ、こうなってしまったのか、

と、今目の前にないものを
頭の中でず〜っと思い描きながら生きています。

これは
ある意味、多くの人にとって
これは当たり前すぎて、
これが通常モードになっていると思います。

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私たちはほとんどの時間「本来の自分」ではなく、「不安」「心配」「悩み」と繋がっている

私たちはほとんどの時間「本来の自分」ではなく、「不安」「心配」「悩み」と繋がっている

ヨーガとは
「つなぐ」の意味。

自分と神様をつなぐ、
自分と自分の中にいる神様をつなぐ、

つまりは
自分と本当の自分、自分の本質と
つながる、という意味。

ヨガとすることで、
自分の本質とつながり、
本来の自分を生きていく、
ということになります。

逆に考えれば
普段、私たちは
本来の自分と繋がることが
できていない、ということになります。

では私たちは普段、
本来の自分ではなく
何と繋

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この俗世間で生きながらも、目覚めている人、穏やかで幸せな人は

この俗世間で生きながらも、目覚めている人、穏やかで幸せな人は

人との比較、
他人からの評価の中で生きている間は、
当然、私たちの心は休まりません。

100人いたら、
100人に好いてもらうことはできないですし、

他人は自分を見たいように見て、
好きなように解釈をして、
言いたいことを言いますから、

そんなところに
エネルギーを使うことは
エネルギーの無駄遣いになります。

しかもそれは
「自分」のことではなく、
相手の心の中で作り出された「自分」ですか

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「もしかして、これって更年期?」と思ったら

年間を通して
更年期障害の症状を
訴える方は少なくありません。

「更年期」は
すべての人が迎えますが、

全員が
「更年期障害」になるわけではありません、

自分でできる予防やケアは
「そろそろかな」と思った時に
始めておきたいものです。

30代から
女性ホルモン(エストロゲン)は
減少し始めますが、
急激に減少するのが40代〜50代にかけて。

規則的だった月経周期が不規則になって
やがて閉

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今、アーユルヴェーダやヨガや瞑想に出会って実践をしている人は

今、アーユルヴェーダやヨガや瞑想に出会って実践をしている人は

私たちは
本当に自分のありたい状態を
手に入れるまでは、

何度でも形を変えて生まれ変わる、と
いわれています。

身体の形を変えながら、
同じ人と何度も出会って、

その関係の中で、
お互いに学びあっていきます。

今世では親子ですが、
前世では兄弟だった、などよく聴きますが、

同じ魂が形を変えて、役割を変えて、
学びに来ていると言えます。

それは私たちが一番到達したい
最終目標としてる

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自分で自分の身体と心を壊さないためにできること

自分で自分の身体と心を壊さないためにできること

過去にあった嫌なことや
過去に出会った嫌な人のことを

思い出してしまうことは
誰にでもあると思います。

その際
「あの時は大変だったなぁ〜」

くらいであれば
良いのですが、

その当時の感情もありありと思いだして、
その当時と同じくらいの
怒りや不安や思い出し、

そのたびに暗く、深刻になってしまう
というパターンに入っている方も少なくありません。

出来事じたいは
数年前、もしくは数十年以

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「疲れているのに眠れない」「夜中に目が覚める」「眠りが浅い」

「疲れているのに眠れない」「夜中に目が覚める」「眠りが浅い」

急に寒くなって
身体も心もびっくりしてしまいますね。

昨年から、
あらゆる場面で変化を
しなくてはならない状況が多く、

「疲れているのに眠れない」
「夜中に目が覚める」
「眠りが浅い」

などという声を頻繁にきくようになりました。

外出が減り運動不足になっていたり、
PCや携帯を見る時間が多くなっていたり、
TVやネットからの情報に心配になりすぎたり、
仕事の不安、
感染の不安なども重なり、

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変化の激しい時、無理せず、ヴァータを乱さない生活を

変化の激しい時、無理せず、ヴァータを乱さない生活を

世界中が大騒ぎの事態になっていますね。

この先もしばらくは新たなことが発覚したりと、
変化が続くことと思いますが、

そのたびに驚いていては、
心臓にも内臓にも悪いので(笑)、

すべてのことは
変化するのが当たり前くらいに構えて、
冷静さと平穏を忘れないでいくことが大切かな
と思います。

「変化」はアーユルウェーダでいうと
ヴァータ(風)が司りますので、

このように変化が激しい時は
私たち

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特別なにも困ってはいないのだけれど、なんだか満たされない、の理由

私たちは「他人」を生きています。

自分自身で

「あれは正しい」「これは重要」
「あれは間違っている」「これは重要ではない」と

判断しているように思えますが、
それも全て、
過去に私たちに刷り込まれた
過去の記憶(他人のモノサシ)からの判断になります。

私たちは生まれた瞬間から
親や学校の先生、周囲の大人、
テレビや雑誌など、
四六時中、
他人のモノサシを刷り込まれて続けています。

自分の

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七草粥とキッチャリ―(インドのスパイス粥)で内臓を休ませる

七草粥とキッチャリ―(インドのスパイス粥)で内臓を休ませる

今日は1月7日。

七草を使った七草粥をいただいている方も
多いのではないでしょうか。

年末年始は
飲んだり食べたりする機会が多く、
胃腸にも疲れていますから、
1週間くらい、
お粥&粗食生活もありですね

【関連記事】
⇒「食べ過ぎてしまったな、と思ったら」

七草はそれぞれに薬効があります。

昔の人は、
自分の身体をよく観察していて、
このタイミングで
七草を食べると良いこともよく分かって

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不安、怒り、悲しみ、孤独にも「ただ見る」をやってみる

不安、怒り、悲しみ、孤独にも「ただ見る」をやってみる

先日の瞑想サンガで
「今年の自分のテーマを1文字で表すと」の中で
ある方があげられていた文字

    「見」

に、ついて今日、試してみました。

「見る」は「見る」でも
ただ「見る」

自分から見ようとする、
よく見て考察する

「観察」の「観る」ではなく

ただ「見る」の「見る」です。

私たちは何かを「見よう」とすると

「これは良い」
「これは綺麗」
「これは悪い」
「これは酷い」

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