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音楽話

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投稿のメインです。自分の好きな音楽を勝手気ままに取り上げ、紹介していきます。
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2021年3月の記事一覧

(音楽話)75: YOASOBI “群青” (2020)

(音楽話)75: YOASOBI “群青” (2020)

【叫び】

YOASOBI “群青” (2020)

白状します。最近ikuraがお気に入りです。

去年からやたら色んな所で流れてるし、2020年紅白に出場して”夜に駆ける”を歌ってたのも見かけたし、最近メディア露出も多いYOASOBIというユニット。小説や漫画などに楽曲の着想を得るコンセプトは意図的なものかどうか分かりませんが、結果的にクロス・メディアを生み出し、相互補完してユニークな体験がで

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(音楽話)74: The Who “A Quick One” (1968)

(音楽話)74: The Who “A Quick One” (1968)

【究極】

The Who “A Quick One” (1968)

1960年代は、それ以降の世界を変えたバンドが4つ、英国に生まれました。それはThe Beatles、The Rolling Stones、The Who、Led Zeppelinです。世界というと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、音楽の領域にかぎらず、世界全体を大きく変えたと言っても大袈裟ではありません。
(60年代の英国な

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(音楽話)73: 五輪真弓 “空”

(音楽話)73: 五輪真弓 “空”

【雄大】

五輪真弓 “空” (1986?)

私の父は、LPやカセットをほぼ持っていなかった人間でした(母も持ってなかった)。そのため音楽が家の中で溢れていたわけではなく、幼少期の私が家の中で音楽に触れる場面は、両親の鼻唄で聴く流行歌、軍歌たちか、TVで時々やっていた懐メロ特番くらいなものでした。

しかし父が持っていた数少ない音楽ありました。五輪真弓のアルバム「恋人よ」のカセットテープ。198

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(音楽話)72: 三波春夫 “元禄名槍譜 俵星玄蕃”

(音楽話)72: 三波春夫 “元禄名槍譜 俵星玄蕃”

【つまみ食い】

三波春夫 “元禄名槍譜 俵星玄蕃” (????)

…全くの季節外れな選曲ですみません。

昭和の日本が生んだ史上最高峰のヴォーカリスト、三波春夫。大正12年(1923)新潟県に生まれ、昭和11年(1936)に家族と上京。当時の流行歌手=浪曲歌手に憧れ、昭和14年(1939)に日本浪曲学校に入学。浪曲家「南條文若/なんじょう ふみわか」として有名になるも、昭和19年(1944)に

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(音楽話)71: Les Paul with Anita O’Day “Is You or Is You Ain’t My Baby” (1994)

(音楽話)71: Les Paul with Anita O’Day “Is You or Is You Ain’t My Baby” (1994)

【チャーミング】

Les Paul with Anita O’Day “Is You or Is You Ain’t My Baby” (1994)

Les PaulとAnita O’Day。かたやギターの神様、エレキギターの名ブランド「Les Paul」生みの親。かたや元祖ハスキーヴォイス、「The Jezebel of Jazz/ジャズ界のイゼベル」と呼ばれたスィング歌姫。この超豪華共演を

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(音楽話)70: Sparks “What the Hell Is It This Time?” (2017)

(音楽話)70: Sparks “What the Hell Is It This Time?” (2017)

【変態】

Sparks “What the Hell Is It This Time?” (2017)

遂にこの時が来ました。そうです、Sparksの紹介です。

ご存知ない方、この機会に是非その深淵に触れてください。但し!言っておきますがホドホドに。あの変態バンドTalking Heads同様、過剰摂取はその後の音楽生活に確実に支障を来たすのであしからず…ヒッヒッヒッ

1968年、米国ロサ

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(音楽話)69: 63rd GRAMMY Awards/第63回グラミー賞授賞式

(音楽話)69: 63rd GRAMMY Awards/第63回グラミー賞授賞式

【特報】

63rd GRAMMY Awards
第63回グラミー賞 授賞結果

既にニュースになってますが、現地時間2021年3月14日、米国ロサンゼルスで2020年グラミー賞授賞式が開催されました。

<授賞式前に話題になっていたこと>
・BTSが「BEST POP DUO/GROUP PERFORMANCE」にノミネート。”Dynamite”は2020年8月に全米チャート1位を獲った大ヒット

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(音楽話)68: 佐藤竹善 “木蘭の涙” (2007?)

(音楽話)68: 佐藤竹善 “木蘭の涙” (2007?)

【美しい】

佐藤竹善 “木蘭の涙” (2007?)

私が大好きな日本のヴォーカリストのひとりに、佐藤竹善という人がいます。

1963年青森県に生まれた「竹善(たけよし)」は、幼少期は演歌歌手の夢を抱いてましたが、中学でThe Beatlesに出会い洋楽に傾倒、高校ではオフコースにハマり、Billy Joelに刺激され、ミュージシャンを志したといいます。82年に進学で上京しやがてバンドを結成。

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(音楽話)67: Jennifer Hudson “Remember the Music” (2016)

(音楽話)67: Jennifer Hudson “Remember the Music” (2016)

【忘れないで】

Jennifer Hudson “Remember the Music” (2016)

あの日
我々日本人が 忘れてはいけない日
自然の力を前に 為す術の無かった日

現在
視えない悪魔のせいで 奪われたり傷ついたり
視えない悪魔から 救ったり守ったり

災禍に遭われた全ての方々に、祈りを
救済に携わる全ての方々に、感謝を

もう疲れた もう沢山だ もう、いい
少しでもそう思う

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(音楽話)66: INXS “What You Need” (1985)

(音楽話)66: INXS “What You Need” (1985)

INXS “What You Need” (1985)

INXS。Midnight Oil、Rick Springfield、Crowded House、Air Supply、Men At Work、AC/DC…みんなオーストラリアが生んだ音楽です。特に1980年代はオーストラリア勢がバンバン全米チャートを席巻しました。中でも女性から圧倒的人気だったのがINXS、というかヴォーカルのMichae

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(音楽話)65: Buddy Guy “Ten Years Ago” (1974)

(音楽話)65: Buddy Guy “Ten Years Ago” (1974)

【恍惚】

Buddy Guy “Ten Years Ago” (1974)

注意: ブルースと聞いて退屈だと思われる方、この曲聴かない方がいいです、9分近い濃厚なブルースなのでm(_ _)m 但し聴くと気持ち良いですよぉ…

ブルースの巨人のひとりであり、米国シカゴ・ブルースの代表格、Buddy Guy。実は彼の生まれはシカゴではなくルイジアナ州生まれ(1936)。若くしてシカゴに移り58年に

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(音楽話)64: 大橋純子 “サファリ・ナイト” (1978)

(音楽話)64: 大橋純子 “サファリ・ナイト” (1978)

【荒野】

大橋純子 “サファリ・ナイト” (1978)

https://youtu.be/ATKz66CD_l4?si=EOawGMj5frf3RMiE

音楽の立ち位置が時代によって異なる以上、シンガーもミュージシャンもその力を注ぎ込む場所や方向性は当然異なります。それが歌詞に、サウンドに、歌唱に、アレンジに、表れる。実に興味深く楽しめるわけです。
私は単に、1950-80年代の音楽が特に心

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(音楽話)63: The B-52’s “Love Shack” (1989)

(音楽話)63: The B-52’s “Love Shack” (1989)

【おバカ】

The B-52’s “Love Shack” (1989)
https://www.youtube.com/watch?v=9SOryJvTAGs

私が紹介する曲は暗いものが圧倒的に多いーふと気づきました。性格なのでそれは仕方ないとすぐに思いましたが、いや、私だって明るい音楽好きですよ、ということで今回はThe B-52’sにしました笑

80年代のMTV隆盛の中売れに売れたバン

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