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記事一覧
(音楽話)127: James Blake “Like The End” (2024)
【なんてことを…】
まずは、上の動画をご覧ください、決して倍速再生させずに。
次に、その映像を思い出しつつ、歌詞を反芻してください。
以下は私なりの意訳です。
あなたは、何を感じましたか?
映像、普通に観れましたか?
曲、普通に聴けましたか?
幸か不幸か、日本生まれ・日本育ちの私にとって、歌詞に注意深く耳を傾けて聴かないかぎり、外国語曲の意味が頭にダイレクトに入ってくることはほとんどありま
(音楽話)126: Dua Lipa “Houdini” (2024)
【Dua Lipaという「体験」】
2024年11月16日土曜日。私的に待望のDua Lipa「Radical Optimism Tour」@さいたまスーパーアリーナ(日本公演)を観ることができました。
ここ数年でライヴチケット代は高騰の一途を辿っていますが、私のS席はステージ上手側の奥、スタンドの2階前方で1.5万円強。ちなみにアリーナエリアのVIPは約4万円、ステージかじりつきのVIP S
(音楽話)125: Number_i “BON” (2024)
【良い味】
彼らのこれまでの経緯や元の事務所の問題、日本芸能界の事務所とメディアの関係性など、いろんなところでいろんな人が語っているので、ここでは多くは語りません。ただ少なくともハッキリしているのは、現在のような状況にならなければ、彼らは結成されていなかったはずだということです。
5人組アイドルグループKing & Princeから、2023年5月に3人(平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太)が脱退。
(音楽話)124: Sheryl Lee Ralph “In The Evening” (1984)
【汝、己を愛せよ】
私は、あまり自信がありません。
心の奥底では、私はかなりの自信家です。多くの方々が遭遇したことが無いであろう物事(良い・悪いは別)を多く経験してきたつもりですし、そこから貴重な経験値、教訓、参考、糧を得てきたつもりです。自分にしかないものがある、と信じてはいます。
しかしいくら振り払っても、どうしても他人と自分を比べてしまう自分もいます。他人の人生や生活ぶりを羨んだり妬んだ
(音楽話)123: The Cure “I Can Never Say Goodbye” (2024)
【安心して】
2024年11月6日は米国大統領選挙投票日。共和党Donald Trumpと民主党Kamara Harrisの争い。この原稿を書いている現在も速報が次々と入っていて、両者拮抗。郵便投票や電子投票の結果集計は数日掛かると言われていて、雌雄を決するのは数日後と言われています。どちらが勝つにせよ、不正投票だの集計工作だの陰謀論だの言い合うのでしょうし、昨今の「分断のアメリカ」を象徴するよ
(音楽話)122: Heart “Heartless” (1978)
【泣く子も黙れ!】
女性の社会差別撤廃、権利保護が謳われて非常に長い年月が経っていますが、未だに「男女平等」とは程遠い場所に我々はいます。近年、特に日本は欧米だけでなくアジア各国とも比較され、その改善の遅さが指摘されているのは周知の事実です。
たとえば、社会で女性が活躍していることを示す指標のひとつ「企業管理職に占める女性の割合」。最新の調査データでは日本は12.9%で他国と比べて低く、従来か
(音楽話)121: Manic Street Preachers “La Tristesse Durera (Scream to a Sigh)” (1993)
【永遠に不器用】
1980年代後半から90年代前半、英国ではひとつの音楽トレンドが生まれました。「Madchester Movement」です。英国マンチェスターのインディーズ・レーベルFactory Recordsがその震源地とされ、当時のダンス・ミュージックのトレンドがロックに波及し、レイヴやドラッグを背景とした享楽主義的な「踊れるロック」が流行りました。狂乱的な喧騒を具現化したような音楽な
(音楽話)120: 松尾和子 “再会” (1979)
【酔わされ続けて】
どうでもいい話ですが、時代・ジャンル不問で音楽を貪り食ってきた私にとって、幼少期のムード歌謡との出会いはあまりに影響が大きく、私を構成する重要な要素のひとつになっています。
特に昭和50年代前半、時々テレビ放映していた懐メロ番組で私は多くのムード歌謡に触れました。和田弘とマヒナスターズ、鶴岡雅義と東京ロマンチカ、黒沢明とロス・プリモス、淡谷のり子、ディック・ミネ、青江三奈、
(音楽話)119: ROSÉ & Bruno Mars “APT” (2024)
【世界を弄ぶ男】
「コラボレーション企画」って昔から無数にありますよね。昔は「コラボレーション」「コラボ」なんて呼んでなくて、「タッグ」「コンビ」「タイアップ」なんて呼んでましたっけ…
あのFrank Sinatraだって、"The Lady Is A Tramp"(w/Luther Vandross)、"What Now My Love"(w/Aretha Franklin)、"You Mak
(音楽話)118: Joni Mitchell “Free Man In Paris” (1979)
【懐かしく素晴らしい思い出】
Joni Mitchell。70年代数多く登場した女性SSWの代表格のひとりであり、ジャンルの枠組みなどお構いなしの多彩な音楽アプローチ、詩情溢れる歌詞、複雑に聴こえるが耳に残るメロディなど、そのオリジナリティはその後多くのシンガー、ミュージシャンに影響を与えています。彼女が居なければその後の音楽は全く違ったものになっていたであろうこと(少なくともジャンルレスなアプ
(音楽話)117: 東京ゲゲゲイ “ズットスキナヒト (バラードver.)” (2018)
【ウソのつけないヒト】
音楽には、聴く者を笑顔にしたり、悲しませたり、怒らせたり、喜ばせたり、励ましたり、叱責したり、気づかせたり、ひととき忘れさせたり、とにかくその人の感情を揺さぶる力を持っています。でもそれは書物でも、絵画でも、彫刻でも、料理でも、ダンスでも、建築でも、あらゆる分野で同じことが言えるはず。音楽をアートというなら、他のあらゆる全ての表現形態もアートと呼ぶべきです。
いや、そもそ
(音楽話)116: Rickie Lee Jones “Living It Up” (1995)
【無垢の終焉】
既に紹介していたと思っていました、Rickie Lee Jones。コケティッシュな歌声、シンプルでアコースティック、カントリーやジャズの匂いも感じるサウンド、細かな描写と心象を重ねた表現…彼女しか出せない世界観は、もしかすると好き嫌いが分かれるかもしれません。しかし非常に美しい楽曲を多くリリースしてきたSSWであり、素晴らしいシンガーでもあります。
1959年米国シカゴ生まれ
(音楽話)115: レキシ “きらきら武士” (2014)
【日本最高の「天才」】
音楽は、ひとりで作り出せます。
そりゃあ楽器まで自分で作るとなれば至難の業ですが、基本的に音楽はひとりで作ることができます。ましてや昨今、楽器が弾けなくても自由に音を組み合わせて音楽を制作することは容易いし、ヴォーカロイドを使えば歌唱も挿入できます。今、動画サイトなどで流行る一過性のネタのような楽曲の数々は、実際そうやって出来上がっていることが多い。
そして現代、生成AI
(音楽話)114: Anoushka Shankar “Lasya” (2013)
【心の医師】
Anoushka Shankar。私にとって、彼女は心を癒してくれる存在、心の医師です。
以前から"Nowedian Wood / ノルウェイの森"や"Tomorrow Never Knows"、"Love You To"などでThe Beatlesはシタールを使用していましたが、1967年頃、彼らは本格的にインド音楽・瞑想・精神世界に傾倒します。その先導役はMaharishi