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上腕筋二頭筋に隠れた影の存在

こんにちは!
パーソナルトレーナーの阿部です!

本日お話しするのは
腕を太くする為の方法です。

腕というのは
上腕の事で今回は
前腕は無視して考えて行きます。

分からない方は
こちらを見て頂ければ
理解できると思います。

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上の図のように
腕は末端から『手』『前腕』『上腕』となり
この中でも1番大きな筋肉があるのは
上腕になります。

この上腕を太くする為には
上腕二頭筋や上腕三頭筋を鍛える事が一般的ですが
上腕には他にも主力となる筋肉が多く存在しています。

それが上腕筋です。

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上腕筋は上腕二頭筋の下に隠れている筋肉で
鍛える事で上腕二頭筋を下から盛り上げる働きをするので腕を太くする事が出来ます。

上腕筋の鍛え方などを説明する前に
上腕に存在するその他の筋肉も見て行きましょう。

上腕筋の他には鳥口腕筋などがあります。

鳥口腕筋は肩甲骨の鳥口突起から始まり
上腕骨の内側面に付着します。

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見て分かる通りかなり内側側に位置します。
ですから腕を太くするという意味では弱いので
タイトルは上腕筋だけにしています。

それでは上腕筋の鍛え方を見ていきましょう。

上腕筋と上腕二頭筋は名前が似ていますが
決定的に違うポイントがあります。

それは筋肉の起始と停止です。

上腕二頭筋は肩甲骨から橈骨に
上腕筋は上腕骨から尺骨に付着します。

こちらが上腕二頭筋です。
上腕二頭筋の起始が🟡
停止が🟥

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続いて上腕筋についてです。

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上腕筋の起始部は🟡
停止部は🟥

このように比較して見てみると
上腕二頭筋は肩関節に関与していますが
上腕筋は肘関節にしか関与していません。

と言うことは
上腕筋は肘を曲げる動作にしか働かず
肩関節をどれだけ動かそうが意味はありません。

この解剖学から考えてみると
上腕筋や上腕二頭筋は肘を曲げる動作に働く訳ですから
アームカールなどの種目が良いでしょう。

ただそれでは
上腕二頭筋も強く関与してしまう為に
上腕筋をメインで鍛えることが出来ません。

それではどうしたら良いかと言うと
なるべく上腕二頭筋の関与を減らし
上腕筋をターゲットに絞ってトレーニングをする。

これが出来れば
効率よく上腕筋を鍛える事が出来ます。

しかしそんな事は可能なのでしょうか。

ここが面白いところで
実は出来るんですよね。

上腕二頭筋の関与をゼロにする事は無理ですが
解剖学を知っていれば誰もが出来る事です。

それは肩関節の屈曲位を作り
その状態のまま肘関節の屈曲をすること。

肩関節の屈曲とは
このような形を言います。

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腕を上に振り上げる事を肩関節の屈曲と言います。

つまりこの状態のまま肘を曲げると
上腕二頭筋の関与を低下させて
上腕筋を鍛える事が出来ます。

この動作を筋トレに当てはめると
プリーチャーカールやスパイダーカールなど。

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この種目は上腕二頭筋の関与が落ちます。
それは何故かと言うと肩を屈曲(腕を振り上げる)させると上腕二頭筋は緩むからです。

筋肉は起始部と停止部を近づける事で
筋トレになりますが、初めから近付いている状態だと
筋肉は弛緩します。

その状態を作れば
鍛えたくない部位を消去する事が出来ます。

今回の例で言うと
上腕二頭筋は肩の屈曲に関与するので
わざと肩関節の屈曲位を作ってあげる事で
上腕二頭筋を緩ませる事が出来るという原理です。

もし腕を太くしたい方は
上腕二頭筋のトレーニングと
上腕筋のトレーニングをどちらも入れてみると
いいかもしれません。

上記2つの種目がオススメです!
それではまた明日の18時に👋












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