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率意 今までフラフラと書き溜めた日記はこちらに https://o29mogmog…

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率意 今までフラフラと書き溜めた日記はこちらに https://o29mogmog.hatenablog.com/

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夏を集める朝

蝉の合唱、 厚い雲の唸り、 背の高い向日葵、 予告通りのパラつき、 からの土砂降り、 掻き消える合唱、 効きすぎた冷房。

べに
2日前
1

ちょっと待ってでプレイバック出来ない夏

が始まっちゃってる Q: 夏、何すんだ? A: 特に何も この夏をどう過ごすか 27度目の夏を迎える 確かに、夏はあと何回 有るだろう 今年ボーッと過ごした夏は、四,五十にな…

べに
2週間前
1

浮かんでは消えていく様なこと

頭が少し起きている、アラームが聞こえる 既に何かを諦めている 爪を切りたい 時間は少ない だけどサラダと炊き込みご飯を食べて されど顔のむくみは諦める アイライン…

べに
3週間前
2

新熱海殺人事件

稽古初日に購入した一ヶ月定期の期限が昨日、 切れました。 あと数日 いやだいやだと言っていた筈が、 今ではその脛にしがみついている次第です。 止まってやった所で何…

べに
4か月前

あーそんなヤバい箱

エエモン入ってる箱を貰いました 蓋を開けると中はまだ空っぽでした その時は 何が詰まっていくのか まだワクワク とだけ していました そしたら 鼻がきいた なんかお…

べに
4か月前

学べないこと

こればっかりは 学べない 明け方 頭が覚める あーわたし 知っています こういう朝を なぜなんでしょう いくらでも乾く喉 警笛の響く あたま 生中180円、ハイボール15…

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4か月前
2

のせてって

土曜の朝です。 すこし あたためたパンを齧りながら うちを出ます まあるくて ちいさくて ほんのり甘い お米のぱんです。 くものあいだ 太陽が ひかります 空気はつめた…

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5か月前
4

消化活動

私はその日会う人に、 なにか届けるべき言葉がある様な気のする事がある。 この為だったか、と背を凭せかけた時間の中、 どこかで思う時がある。 ピッタリと その場で受け…

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1年前
6

全開の窓から

全開の窓から 風が通る、カーテンはふわりとゆれる。 遠く、自動車のエンジン音 うちの洗濯機の水の回る音がする 太陽の光で部屋は明るく ぼーっと座っていても、寒く…

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1年前
3

豪遊させてくれる所

空腹の状態でサイゼリヤの門を叩きます 空の胃袋に500mlの白ワインを注ぎ始めると、 正直200mlくらいでフワッとはします。 でも結局、アルコールは精神論だと思っているの…

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1年前
3

青春18切符なんて知らんくてさ

年末 早起きをしたら、早く家を出ちまいたくなったので、電車でのこのこ帰ることにしました。 目指すは兵庫。 まずは東京駅まで。 白い靴を履いて帰ります。 ふと、私の…

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1年前
10

目が覚めると

目線の先、時計は8:10。 家を出る10分前、 過ぎていないだけ良しとしよう。 冷静な頭を、ゆっくり体に繋げる。 焦りは1ミリもなく。仕方ない 夢の中で、久々に縄跳びをし…

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2年前
4

考察ハムレット

こんなに感覚で埋め尽くされた夢は初めて見た。ゆめの中で電話を切った直後に現実のアラームが鳴った。4:30。 「だよな」と言う感覚で目が覚めて、ゆっくり言語化してみた…

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2年前
2

朝からのバイト

クタクタの帰り道、勤務終わりに絶対聞こうと 決めていた、友達の唄。 前方に深緑色の幼稚園帽を被った男の子、自転車の荷台で揺られながら、目に映るものに手を伸ばし、…

べに
2年前
4

夏を集める朝

蝉の合唱、
厚い雲の唸り、
背の高い向日葵、
予告通りのパラつき、
からの土砂降り、
掻き消える合唱、
効きすぎた冷房。

ちょっと待ってでプレイバック出来ない夏

が始まっちゃってる

Q: 夏、何すんだ?
A: 特に何も

この夏をどう過ごすか
27度目の夏を迎える
確かに、夏はあと何回 有るだろう
今年ボーッと過ごした夏は、四,五十になった私が、だったらくれよと羨ましく思う空白かもしれない。
捨てる訳でもない。ただ「ボーッと過ごした」というタイトルが付くだけ、別に良い
程よくバイトしては晩御飯を作り、偶に呑みに出る。その繰り返し、別に充分だ。
と思ってい

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浮かんでは消えていく様なこと

頭が少し起きている、アラームが聞こえる
既に何かを諦めている

爪を切りたい

時間は少ない
だけどサラダと炊き込みご飯を食べて
されど顔のむくみは諦める

アイラインを引く時間と気力は無いけれど
ラメで気分を上げたいと思う
「でもキラキラだから大丈夫」と思う魔法
リップもキラキラを選択してみよう
多分持っていたはず

存在を忘れていた涼しいズボンを見つける
子犬に噛まれた腕のキズを隠すために長袖

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新熱海殺人事件

稽古初日に購入した一ヶ月定期の期限が昨日、
切れました。

あと数日

いやだいやだと言っていた筈が、
今ではその脛にしがみついている次第です。
止まってやった所で何も起きないことを知っている「時間」は、もちろん進んでゆきますわな、
お終いに向かって

終わりが無いと動かないうえに、終わりたくないと言うくせに、終わりを作って始めるんです。
物好きですよね人間てのは
自作自演の一喜一憂です。最高です

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あーそんなヤバい箱

エエモン入ってる箱を貰いました

蓋を開けると中はまだ空っぽでした

その時は 何が詰まっていくのか
まだワクワク とだけ していました

そしたら 鼻がきいた

なんかおる

うわぁ、なんか居る

あぁ
やだなぁと思いながら
仕方なく見つめていると

見えてきました

透明な怪獣

むっちゃ 強いやつです

あぁーーーーーーやだぁぁぁぁーーー))))

そんなん ほんとは
初めから分かっていた

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学べないこと

学べないこと

こればっかりは

学べない

明け方 頭が覚める
あーわたし 知っています
こういう朝を

なぜなんでしょう

いくらでも乾く喉
警笛の響く あたま

生中180円、ハイボール150円
これなんです

昨晩はあんなに仲良く手を繋いでいたこの数字が、眠る私を置いて どこかへ行ってしまったんです。
時間切れですか

夜に冷えた水が
あたまの騒がしさを キンとなぞります

どうしてでしょうね
おひや

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のせてって

土曜の朝です。

すこし あたためたパンを齧りながら
うちを出ます
まあるくて ちいさくて ほんのり甘い
お米のぱんです。

くものあいだ 太陽が ひかります
空気はつめたい 光はあたたかい

ちょうど 真上のでんせんに
きれいな 白鼠色の
しゅっとした鳥が一羽

鳴かずに とまりました。

いってきまーす

ぱん もつ左手は みるみる変温してゆく
それでもわたし 恒温動物

だれもいない

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消化活動

私はその日会う人に、
なにか届けるべき言葉がある様な気のする事がある。
この為だったか、と背を凭せかけた時間の中、
どこかで思う時がある。

ピッタリと
その場で受け取り印を貰う日もあれば、
少しあとの、
私はすっかり忘れていた頃に到着の報せを受けることもあるが
その時は、

私は私を、誰かに自慢したくなる。
うちの子優秀でしょ〜と、撫でまわす。
そして無事、お届け出来たことに、ひっそりと、祝杯を

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全開の窓から

全開の窓から
風が通る、カーテンはふわりとゆれる。

遠く、自動車のエンジン音

うちの洗濯機の水の回る音がする

太陽の光で部屋は明るく

ぼーっと座っていても、寒くもなく暑くもなく、眩しすぎることも無い。

豊かだなと、ふとおもう

豪遊させてくれる所

豪遊させてくれる所

空腹の状態でサイゼリヤの門を叩きます

空の胃袋に500mlの白ワインを注ぎ始めると、
正直200mlくらいでフワッとはします。
でも結局、アルコールは精神論だと思っているので「アルコールを理由に」くらいにはフワッとするけど、装います。

お供にグリンピースとラム肉
よく噛むほどに美味しいし、
グリンピースに至っては、一度フォークを置いてからが、本番です。
ラム肉は串で食べたいけれど、解いた方がス

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青春18切符なんて知らんくてさ

青春18切符なんて知らんくてさ

年末

早起きをしたら、早く家を出ちまいたくなったので、電車でのこのこ帰ることにしました。
目指すは兵庫。

まずは東京駅まで。
白い靴を履いて帰ります。
ふと、私の白い靴が白い事に驚いていた人を思い出しました。その人は、私が人生で初めてマッサージを受けに行った先の、ハワイアンなお店の店員さんでした。

東京駅に着いて、天むすを買おうかと思ったけれど、レジには長〜い列が出来ていて、
まあ、お腹も空

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目が覚めると

目線の先、時計は8:10。
家を出る10分前、
過ぎていないだけ良しとしよう。

冷静な頭を、ゆっくり体に繋げる。
焦りは1ミリもなく。仕方ない

夢の中で、久々に縄跳びをした。

決心して再び瞼を開くと、5:28

あらまぁ
私って、時間を戻せるらしい

 ゆーーっくりおきて、

    ゆーーっくり紅茶を入れて、

  ゆーーっくりと、支度を進める。

もう1日が半分終わったような充実感。

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考察ハムレット

こんなに感覚で埋め尽くされた夢は初めて見た。ゆめの中で電話を切った直後に現実のアラームが鳴った。4:30。
「だよな」と言う感覚で目が覚めて、ゆっくり言語化してみたけれど、どれも比喩、代わりでしかなくて言葉は足踏みをする。
だけどその度に、私の中で、分かる。
周りの全てが言う、分かるよねって。
そうして「感覚」は再度、確かになって行く。
私の中だけで使える通貨の様な質量を持つ。

張り裂けんばかり

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朝からのバイト

朝からのバイト

クタクタの帰り道、勤務終わりに絶対聞こうと
決めていた、友達の唄。

前方に深緑色の幼稚園帽を被った男の子、自転車の荷台で揺られながら、目に映るものに手を伸ばし、母の背中に報告している。

目が合うと、その手は私に向けられて、角を曲がって見えなくなるまで、互いに手を振り続けた。

夕方6時
それでも明るい、5月の終わり。
空は遠く、高く、青い

軽い足取り、帰宅の時間、

遠く近く
懐かしい、また

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