学べないこと

こればっかりは

学べない

明け方 頭が覚める
あーわたし 知っています
こういう朝を

なぜなんでしょう

いくらでも乾く喉
警笛の響く  あたま

生中180円、ハイボール150円
これなんです

昨晩はあんなに仲良く手を繋いでいたこの数字が、眠る私を置いて どこかへ行ってしまったんです。
時間切れですか

夜に冷えた水が
あたまの騒がしさを キンとなぞります

どうしてでしょうね
おひや この3文字 忘れてしまいます
のどが乾くと 重たいジョッキを持ち上げて
カラン と氷の傾く音

繰り返します

あぁそう言えば 帰りの電車
しゃっくりが止まらなかったなぁ
隣の女の人 怪訝な顔して向かいの席に移動してたっけ
ごめんて と思いつつ
ちょっと傷付いたりもして


この日の朝は長い
眠りきれない 宙ぶらりんの精神が 時間を滑ってゆきます

今日は顔が浮腫んでぱんぱんだよーと 誰かに言う という
それは見る必要があったか？
それ見るなら少し眠れやしないか？という
あさーい夢を見たりする

なんだか優しい音楽をかけて
これ全部吸い取ってくんないだろうかと
心は半笑いであったりする


絶対に飲みすぎた報告をした相手から
いいなぁ の返信

ばかやろうめ

それはもう 最高に 楽しかったさ
と寝返りを打つ


あぁそろそろ おきなきゃなぁ
と 布団の中に沈んでいく



あぁ  たのむよ


もう二度と