浮かんでは消えていく様なこと

頭が少し起きている、アラームが聞こえる
既に何かを諦めている

爪を切りたい

時間は少ない
だけどサラダと炊き込みご飯を食べて
されど顔のむくみは諦める

アイラインを引く時間と気力は無いけれど
ラメで気分を上げたいと思う
「でもキラキラだから大丈夫」と思う魔法
リップもキラキラを選択してみよう
多分持っていたはず

存在を忘れていた涼しいズボンを見つける
子犬に噛まれた腕のキズを隠すために長袖を着ていたけれど、もう私、開き直る
お気に入りの白いTシャツを着よう
右袖に小さなシミ、2点発見
今度いっその事 染めあげてしまおうか

髪はドライヤーだけでなんとなく、感じ良く纏まった よし

バス停に立つ人 いつもより多く感じる
皆同じくらいの時間、遠さに運ばれていくんだろうな
いやそんなことも無いか

爪を切ろうと思って何日経ったか

Bluetoothイヤホンの接続が切れて音漏れ
見えない何かが切れて繋がる
線があってもよく分からないのに

指先に手ごわい逆剥けみたいなやつがいる
これはなんなんだ
「爪になりきらんかった横の皮膚」みたいな頑固さで
そうだコレを見て、あ爪伸びてるなと思ったんだ、爪を切りたい
野菜食べているのに

時計を見ると7:44.33
あ、なんかちょっとザラ目
ザラメって何
ゾロメだ、ゾロ目
ちょっとメロンパン食べたい

ちょっとイジワルな人は、対1で優しく接するとイジワル出来なくなる。それどころか不機嫌を釈明するように不器用に丁寧になる。
カワイイ。

カウンター席が全て常連さんで埋まるというマジカルタイム有りました
作家がついていると思われる見所の多さ

シンクの泡が虹色

じじばばになっても呑み会していたい

広間で七夕してたから、昨日短冊書いた
キャップ被ったおじいちゃんも書いてた
キラキラの飾りが通り風に 大きく踊る吹き抜け。見下ろす私 見上げる僕
そう言えば背中に「見ないで」って書かかれた短冊掛かってた
みんなの願いごと 揺れる吹き抜け

遅延を知っていて、定刻に閉まりかけたドアを開けてくれるバスの運転手さん。拝む
感謝は声に

背中を押す西日に注意
火傷不可避

絶対に今日こそ爪を切る

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