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2023年11月の記事一覧
素性を知らない彼女と嫉妬を生業にしている私のSNS事情
人は出会いと別れを繰り返す。
使い古された言葉だと人は言う。だが私はこの言葉の持つ意味を考える。
「あなたは、すっとぼけた軽い文章がお似合いなのよ。これは褒めてるのよ」
私は、『褒めてる』が最後にくる日本語ほど、その褒めてないという響きに傷がつく。私の軽さや薄さはその人生から来ているのだろうか。
自分でもこの薄っぺらさと軽い文体に日々色々な方の文章を読んで感じることである。
私は、かつてイン
想いを奏でても出来ることは限られる
先日のことだ。
私の周りには私の文章を読む人間は一人もいない。そもそも、私が本を好きなことも知らぬまま友人として過ごしている人間が大半だ。
私は、友人に書くことも好きだと伝えている。その話になるのは大抵、話すことが尽きたときだ。
「お前、まだ読み書きしてんの?」
思い出したように紡がれる。この日の空気にはピッタリだった。
「それを読書として捉えるのか、書き物として捉えるのかで返答が変わる
人の記憶の中を記録する~南国の終着編~完
前回までのお話。
42歳の一人旅に石垣島を選んだポップという名前の彼は、「自分で残せない旅の思い出を記録して欲しい」と僕に依頼する。僕は、人の記憶に忍び込むのは容易ではないと思っていたが、2時間の夜の蝶との対談を交渉に出され、それを断る理由など見つけることが出来なかった。
これは、人の記憶を記録する私の頭の中のノンフィクションである。あなたがどう思うのかは知る由しもない。
彼は、どうしても行
人の記憶の中を記録する~南国のツーリング編~
僕は、四半世紀に及ぶ付き合いの友人ポップに、「俺の旅を記録してくれ」と頼まれることになる。
ポップという名の彼は、石垣島の旅の初日に出会ったその日が旅の最終日である女性から、「行って欲しいところがあるの」とバトンを託された。
そして、今回の話だ。
「ポップ。君はそしてバイクに跨がった。行き先はどこだったんだい」
僕は彼の話に興味がないふりをする予定だったのだが、彼はいつも僕の好奇心を根こそ
人の記憶の中を記録する。~南国の5軒編~
予定より遅れた飛行機と、最後まで出てこなかった鞄を空港で受け取りポップは街に出た。
「君の記憶を辿るけど本当に良いんだな」
僕は、冷えたジョッキを片手に念のためもう一度だけ聞いた。
「コニシ。この旅の終わりは、君に話すことだ。このままだといつまでたっても俺は働けない。働けないままおじいさん。私はそう思っているよ」
要するにポップは、誰かに聞いて欲しいことがある。それを言っていると僕は理解し
人の記憶のなかを記録する。~南国の立志編~
その日、僕はポップと名乗る友人と久しぶりに街に出た。25年に渡り熟成された空気は、お互い牽制するわけでもなく、それはいつものように静かに始まった。
「君が携帯をサイレントにしてるのは知ってるさ。この時間を無駄にしたくないからだね。でも物事にはタイミングというものが存在する。君は今携帯を開くべきタイミングなんだ」
僕は、ポップに促されるままカバンに閉まってあった携帯を取り出し確認することにした。
「田中の調整私の完成~年末ブルース編~」
恥を晒すことをお許しください。
恥を笑うより無知を晒した勇気こそ褒めてください。という気分なのだ。どうしても苦手なのだ。苦手なものは苦手なのだ。
社会人生活ももう20年近くなるのに年末調整が苦手なのだ。分かっている。分かっているんだ。やり始めたら1時間もかからずに終わり、大したことはないのだって。
でも、毎年あの紙を配られて期限を言われた時から自宅に続々届く控除証明書のハガキたち。
あれを
とにかく茅ヶ崎で一番小さいニュース賞をついに貰った報告。11.1のドキュメンタリー。【全文掲載】
全国のコニシ木の子ファンの皆様。大変長らくお待たせいたしました。お前は、いつ何かを獲るんだ。お前は、いつ私達を楽しませてくれるんだと言われ続けて41年。11.1がコニシ木念日となったことをお知らせいたします。
私、ついに茅ヶ崎FMの番組で夕方17時からのイシバシハザマ石橋さんのエボラジ5UPにて、
とにかく茅ヶ崎で一番小さいニュースのコーナーで11月1日の大賞に選ばれました。
それまでの軌跡