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天地雷鳴師の業務日誌

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天地雷鳴師の業務日誌です。笑。 オリジナルSF短編小説。
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天地雷鳴師の業務日誌③

天地雷鳴師の業務日誌③

どうも、天地雷鳴師です。

実は、最近ネットの影響か
「天地雷鳴士さんになるには、どこでどうしてればスカウトされますか?」
「自分に素質があるかどうか、どのようにしてわかりますか?」
と言った質問をチラホラ頂く。

これは実に嬉しく思う!いや、正直なところ、もっとヘイトや反感の声があがるかな?と内心ビビりまくっていた。

まあ、だって、ほら。

我々、ずっと「存在してなかった」わけじゃないですか。

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天地雷鳴師の業務日誌②

天地雷鳴師の業務日誌②

このあいだ、天地雷鳴師になった。

そう、じゃんけんで決まった。詳しいことはこの前SNSにこっそりあげた業務日誌に書いてある。知りたい人は、探してみてくれ。

今日は、師としての最高権限を発動してしまった。みんなからは「職権乱用だ!」と言われてしまったが、もう今年一年、俺が1番偉いのだから関係ない。

それでなにかと言うと、この「制服」だ。今までの制服は、白い全身タイツだった。磁気遮断させる耐久性

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天地雷鳴師の業務日誌①

天地雷鳴師の業務日誌①

本日、天地雷鳴師になった。

天地雷鳴士はたくさんいて、その最高責任者になった。

どうやって決めるかというと、誰が一番美しい稲妻を作り出せたかどうかで決める。いまのところ全世界で50人くらいいる。

1年に1回、披露会があってそれに参加する。

それでも審査員というものが、今のところ人類というオーディエンスだけなので、これまで話題性だけで決めていたが、反応がわかりづらいこともあり実質、実は、じゃ

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