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モモコのゴールデン街日誌 シーズン2 第2話 「無言のお父さん」
ひょろりとした体型のその男は、長野県の上田でホームステイをしながら日本語学校に通っていたそうだ。
明後日の早朝、ドイツに帰るという。乾燥した日だったので、サッポロ生ビールをたてつづけに2杯飲んだところだ。
ホームステイと聞いて、ちょっと違和感を感じた。どうみても20代の若者ではなかったからだ。30代半ばか、または40代かもしれない。
3ヶ月滞在したそうだが、日本語はまるで身についていないよう
寂しさを癒す旅 : 今日はGUCCIをブっ壊したっすね
朝の4時半。26歳だと言うモンゴル人のお兄さんが入って来た。背は小さいが筋肉質でガタイが良い。服装から、肉体労働者だとすぐに分かった。
仕事が深夜に終わり、始発を待つため、ふらりと入って来たと言う。なんの仕事か聞いてみた。
「カイタイっすね」
「カイタイ?」
「そうっす。店舗を壊してスケルトンの状態にするんっす」
解体業の会社に5年ほど勤めていると言う彼は、訛りもなく自然な日本語で話しやすかっ
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パーソナリティ: 野宮真貴(@missmakinomiya)、カジヒデキ(@hideki_kaji)
ゲスト:モモコモーション(@momokomotion)
<前半>
本日はカジさんはお休み野宮さんがスタジオからお送りします📻
そしてゲストにもご登場いただきます♫
まずは今週のインスタコーナー🌟
野宮さんは、モバイルファンサロン「おしゃれ御殿」の動画をアップしています🎥あとは高橋幸宏さ
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パーソナリティ: 野宮真貴(@missmakinomiya)、カジヒデキ(@hideki_kaji)
ゲスト:モモコモーション(@momokomotion)
<前半>
本日はカジさんはお休み野宮さんがスタジオからお送りします📻
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まずは今週のインスタコーナー🌟
野宮さんは、モバイルファンサロン「おしゃれ御殿」の動画をアップしています🎥あとは高橋幸宏さ
モモコのゴールデン街日誌 「身に沁む」〜南米の黒縁メガネくん
店を開けたらすぐ、コロンビアから来たという若い男がひとりで入ってきた。28歳だという。
「イイデスカ?」
黒縁のメガネをかけており、大きな目が余計におおきく見えた。カールした髪も、上下で揃えたアディダスのスウェットも真っ黒だ。
入ってきてから、日本語しか話さない。しかし、ものすごくヘタだった。携帯の画面でグーグル翻訳を見ながら
「ビールイチ」
「クダサイ」
というので、
「そういう時は
モモコのゴールデン街日誌「秋惜しむ」
常連だった男性客が、ぱったり来なくなった。
彼女ができたからだ。
20代後半の青年 Dくんは、わたしの最初の常連客だった。
コロナ禍のまっ最中、わたしがカウンターに入った最初の土曜日に、たまたま入ってきた。
いつも店を開けてすぐの早い時間に来て、ハイボールを1杯飲んでさっと出ていく。ときどき話しが盛り上がれば2杯目、3杯目と飲む。
ちょっと緊張気味の一見の客を、和ませてくれることもあり、
モモコのゴールデン街日誌 「虹」
サントリーのウイスキー『角』が手に入らなくなるというウワサを先月くらいに聞いた。
店を閉めたあと、朝ごはんのオムライスを食べに行くG1通りの「ヒロシの店」のヒロシくんが教えてくれた。
その理由は、韓国アイドルグループのBTSのメンバーが、とあるインタビュー記事で、
「ボクが家呑みするときはいつも『角』のハイボール」
とかなんとか言ったらしく、それを聞いた海外のファンは、日本に来るとドン・キ
モモコのゴールデン街日誌 「白雨」
中華系のカップルだった。マンダリン(中国標準語)で話している。どちらも30代後半くらいだろうか?
短髪の男の方は、ラグビー選手並みに鍛えられた上半身で、暑い胸板に筋肉のついた大きな腕や肩が麗しい。
女性は小柄で、さらりとしたナチュラルな茶色のロングヘアー。丸顔で、歌手の華原朋美の若い頃に少し顔立ちが似ている。
ちょうどカウンターでウーロン茶を飲んでいたJ子さんは「歌手の島谷ひとみにも似ている
モモコのゴールデン街日誌 「薔薇」5月17日
I am a cat.
夏目漱石の「吾輩は猫である」の英訳タイトルだそうだ。漱石の英語版など読んだことがない。
先週お店にきたカナダ人の若い男性が、英訳されたこの小説が好きで、日本に興味を持ったといい、初めて知った。
さらっとした涼しげな素材の白い半袖のシャツに、シルバーの薄いフレームのめがね。いかにも頭の良さそうな感じがするから聞いてみると、大学院生でAIの研究をしているという。
「前
モモコのゴールデン街日誌 「豆」2023年5月4日
先週のソワレに、ひとり客の中年男が入ってきた。それだけでは珍しくないのだが、日本語に少し訛りがあるので聞いてみると台湾人だそうだ。日本統治時代の台湾で教育を受けたおばあちゃんに教えてもらったのだという。
世界的に有名な車のエンジニアをしているらしく、20年以上もイギリスに住み、国籍もすでに英国のものだという。素朴な短髪に、屈託ない笑顔でフレンドリーだったが、欧米国に長く住むアジア人特有の、淋しさ