記事一覧
レイモンド・チャンドラーの猫
レイモンド・チャンドラーの猫はタケというなまえだったのだが、
来訪するアメリカ人たちの発音によってタキとゆがめられ、
図らずも、bamboo から water fall へと変身を遂げた
われわれはなにかを誤解すること、
おもいちがうことによって、
世界というものの真に近づくのである
イギリスの夏──午後は長い
永遠だとジョン・パリンドンはおもう
それはまさにイギリス人とおなじ
おれの徒然〈19〉「40歳」篇
きょうでいよいよ40になった。獲たものよりも失ったものを算えてしまう。なにしろ、このひでえ人生で起きた出来事といったら救いがない。それでもじぶんを救いだすために多くを読んで来たし、多くを書いて来た。これからもおなじことだ。痔の苦しみがようやく去って、いまは安堵している。きのうは最期の詩集の解説文が届いたし、あとは序文と題名があれば完成だ。第2歌集も今月いっぱい詠めばできあがる予定だ。まあ、実際に
もっとみるおれの徒然〈17〉「ギターの悲劇」篇
4時10分に起きる。朝餉の支度。うたた寝。4時43分まで寝てしまう。朝餉。蕎麦は不味かった。眠れない。時間だけがたっぷりある。ようやく6時まえ。あと2時間半だ。ひと眠り。折坂悠太がでる夢を見た。8時まえに起きる。入金確認。まずはネットで買う食糧から。プロテイン、リンゴ酢、トマト鍋の素。それから貯金代わりにギフト券を¥10,000分チャージする。8時45分に外出。業務スーパーへ。鶏胸肉⁵、燕麦³を
もっとみる中篇小説集『犬を裁け』のための著者解説
去年だした、著作『犬を裁け』を内容を変えて再出版しました。エッセイと批評を排除し、新たに2篇の未収録作品を追加しました。以下、収録作。
・犬を裁け(2018)
・ソクラテスというポン引き(2018)
・倉庫街のタンゴ(2015,習作)
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著者解説「事物と愁い」
ここに収めた作品群はページ数も内容も半端で、独立した作品集に掲載するにはあまりも発展途上にあり、作品として生彩に
おれの徒然〈15〉「フレットレスベース、到着」篇
きょうの13時、おれは午睡していた。呼び鈴が鳴って起きると、こいつが届いていたわけだ。人生で2度めのベース購入。まえは10年くらいまえに買って、すぐに売ってしまったのだけれど、今回はそうじゃない。本気でやるために買った。
今回はフレットレスということで、そのメリットやデメリットも調べた。それでこれを注文。ほんとうなら近所のバッカス堂で安く買うつもりだったものの、「5月再入荷予定」が待ちきれず