記事一覧
生活保護とアル中詩人(2)
そもそもなぜ実家をでたのか?
おれの場合、極端に父との関係がわるかった。それに中学2年の終わりからは不登校になって、午は家に、夜は公園で過ごすという日々があった。父はおれが幼いころから離れをつくることに熱中していて、その手伝いがいやだった。家のなかで男はおれと父しかいないわけで力仕事は強制だった。
なぜ仕事をしないのか?
定時制高校入学してから郵便配達や調理補助をやってみたが、まったく所作とい
レイモンド・チャンドラーの猫
レイモンド・チャンドラーの猫はタケというなまえだったのだが、
来訪するアメリカ人たちの発音によってタキとゆがめられ、
図らずも、bamboo から water fall へと変身を遂げた
われわれはなにかを誤解すること、
おもいちがうことによって、
世界というものの真に近づくのである
イギリスの夏──午後は長い
永遠だとジョン・パリンドンはおもう
それはまさにイギリス人とおなじ
おれの徒然〈19〉「40歳」篇
きょうでいよいよ40になった。獲たものよりも失ったものを算えてしまう。なにしろ、このひでえ人生で起きた出来事といったら救いがない。それでもじぶんを救いだすために多くを読んで来たし、多くを書いて来た。これからもおなじことだ。痔の苦しみがようやく去って、いまは安堵している。きのうは最期の詩集の解説文が届いたし、あとは序文と題名があれば完成だ。第2歌集も今月いっぱい詠めばできあがる予定だ。まあ、実際に
もっとみる