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最も身近なマイノリティ、子育て世代が日本の職場・社会を救う?!〜5/20は「子連れの日®」

今日は5/5はこどもの日。今年初めて、京都ガチ勢のお友達のお家の前で「菖蒲たたき」(名前の通り菖蒲で道端をたたく行事)をさせてもらいました。(写真)

こんな楽しい「こどもの日」の2週間後の5/20(コヅレ)「子連れの日®」をご存知でしょうか?
最も身近なマイノリティ※である子育て世代から、多様性豊かな温かい社会を考える日。私たちが3年前に登録した記念日です。
ここに詰まっているのは「職場や社会をアップデートするには、最も身近なマイノリティである子育て世代をきっかけにするのが近道だ」という思いです。

※子育て世代は世帯比率で20%と30年前から半減。乳幼児の人口比率なんて約4%とLGBTQ(8%)よりもレアです。

なぜ子育て世代から?というと、生理的・物理的な負担もありますが(こちらは『夏休みに出産しながら大学院に通った話』から感じてもらえるかと)、私が個人的に大きな要素だと思っているのが、子育て世代にはお尻があること。特に夕方以降の外出に弱い。こと。
特に小学生までのお子さんのいる家庭では、家で子供だけで留守番させていられないので、常にお尻があって、夕方以降出にくい期間は10年以上続くんです。

一方、世間では多くのイベントは、就業時間後の、夜6時とか7時からスタートです。子育て世代が夕方のイベントに参加するというのは、決死の覚悟で、よっぽど興味のあるものか、応援してあげたいものだけなのです!
(「あれ?子育て中でも男性は出歩いているよ・・」という現象については後述)

このお尻があること。特に夕方以降の外出に弱い子育て世代が、どうして社会のアップデートになるかというと・・

ちょうどNHKで「男性目線”変えてみた 第2回 無意識の壁を打ち破れ」という番組でズバリ解説してくれました。(神番組!NHKプラスで見られます!こちら一部要約がありました https://www.nhk.or.jp/minplus/0029/topic114.html )

いま注目されているのは「オールド・ボーイズ・ネットワーク(OBN)」の壁。これを解消すれば組織の活性化が進み、成長が期待できる。

OBN(オールドボーイズネットワーク)とは、家にいて生活を支えてくれる妻がいる男性のネットワーク のことです。家庭責任から自由になれるから夜の会合に行くことができる。家庭を支えてくれる人がいない人は活躍できない仕組みが出来上がってしまっていることこそが問題なのです。

NHKスペシャル 「男性目線”変えてみた 第2回 無意識の壁を打ち破れ」

そしてこの問題は、以下の女性部下の回答に凝縮されています。

女性部下:(おそらく管理職に興味ある?的な質問に対し)
管理職は仕事の割合が100%のイメージで・・(管理職になりたくない)
男性管理職「とにかく働くんだ!って響かないですよね・ もはやね。」 

NHKスペシャル 「男性目線”変えてみた 第2回 無意識の壁を打ち破れ」

この女性部下の回答のやり取り、日本全国で1分に1回は繰り返されている(著者推定 笑)、日本の職場に蔓延している状況なのです。

番組のこちらの男性管理職の方は素晴らしく、「とにかく働くんだ!って響かないですよね・ もはやね。」とおっしゃっていますが、その「もはや」です!
「もはや」が指しているのは、女性だけではなく、特に若い方の多くも仕事100%の生き方には憧れない人が多いという意味です。

企業の人事の課題といえば、「(女性や若者で)管理職になりたい人が少ない」という課題を近頃頻繁に聞きますが、この課題の大きな根源はこれでしょう。
ワークライフバランスから進化し、今や『ワークインライフ』、管理職であろうとなかろうと、仕事は人生の一部でしかないのです。(これまでは逆)

ところで、
「あれ?子育て中でも男性は出歩いているよ・・」という状況お気づきのみなさん。鋭いです。これが今こそ取り組む課題です。

せっかく仕事100%の生活からアップデートできる子育て世代。なのにここしばらく続いてきた男女の役割分担から、子育て世代であっても「家庭責任から自由になれるから夜の会合に行くことができる」男性が生まれ続けている状況です。我が家もそうですが、お客さんの企業がコテコテのOBN組織だから、夜の付き合いなしで仕事が取れないなど・・すぐに変えるのは本当に難しい。でも、できるところから始められると良いなと思います。

男性育休の波にのって男性育休を活用するもよし、交流会は夜ではなくランチミーティングにシフトする、チームの打ち合わせを必ず16時前には終わるなど・・誰もがなにか小さなところから変えることはできるはず!
1人のスーパーマンが現れるのではなくって、名もない我々のちょっとした心がけから、大きな動きを起こしていかなきゃ!と思っています。
(以下ちょっぴりPR)

というわけで、『男性の育児参加が職場を変える?!社会を変える?!』をテーマに5/20子連れの日®に、関西の誇る共創施設QUINTBRIDTE(NTT西日本)で記念イベントやります!

ダブル経営学者から、父子手帳を制作を進める産婦人科医の平野 翔大先生、現場で日々葛藤されている経営者からダイバーシティご担当者さんや、男性育休の取得経験者はもちろん、お子さんや学生さんまで👧いろんな立場からの「生の声」を聞きながら、参加者みんなでアイデアを創出します‼

職場をちょっとでもよくしたい気持ちのあるみなさんは、必ず何かを持ち帰っていただけるはず‼ぜひご参加ください!(アーカイブ配信もあります)


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