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我日々此処に記す

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55歳のおばあちゃんが73歳になって1歳の僕が19歳になって。#成人を迎える前に

55歳のおばあちゃんが73歳になって1歳の僕が19歳になって。#成人を迎える前に

時間の流れはとても早いと言う。

私が生まれてからあと一年弱で20年になる。

小さい頃私の家には日本の歴史の1巻と2巻だけ置いてあって、その漫画を腐るほどみていた。

内容は覚えていない、漫画という娯楽がそれらしかなかったから読んでいた。渋々ということはなくいつも楽しんで読んでいた。

人の昔話をよく聞いていた。特に興味があったわけではない。

ただ人の話を聞かないとその人が悲しむだろうから聞い

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結局どうでもいい

結局どうでもいい

現在、ロシアのウクライナ侵攻(ここでは侵攻としておく)が始まるが、相変わらずのんびりと過ごすことになる。
ニュースでは現地の情報が供給され、SNSでは言論が飛び交う。
ある人は今後の稼ぎを気にし、ある人はウクライナ同様領地を取られている日本は危ないと口にする。

70年から今に至るまで、我々は進歩していない気がする。内容は変わっているが根本が変わってない。

分断が始まったのもその頃で、男尊女卑が

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感覚と理解 #写真

感覚と理解 #写真

私は好きなものは何かという質問が好きではない。
私は、特に好きというものはない。
私は、特に嫌いなものはない。
ないわけではないが、思い付かない。

そもそも好きとはなんなのか。よく話題になり、自分なりに理解はあるが、それでも冒頭の質問には答えられない。
以前さまざまな小説の好きの解釈をまとめたものを見たが、納得できるものはなかった。

好きというのはなかなか難しい。
好きなものはというと「お兄ち

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美味しい時間

美味しい時間

———なかなかピタリとくる言葉が見つからないので、美味しい、美味しくないという言葉を使うことにした。どちらもぼんやりとしているので、問題はなかろう。

 そう思ったのはふと散歩をしていた時だ。昼にあまりご飯を食べなかったので、ちょうどお腹が空いていた。途中に食堂があったので、そこで食べようかと思ったのだけれどもやめた。まだその空腹を味わっていたかった。疲れか、運動不足か、空腹か、何のせいだかわから

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最近何もしていなかったが、それはそれで心地よかった

最近何もしていなかったが、それはそれで心地よかった

ここ1週間ほど本当に何もしていなかった。ずっと寝てた気がする。

普段から、何か有意義なことをやっていないと気分が悪くなる性質を持っているのだけれど、ここのところははまるで、猫のような日々を送っていた。

大学ではサークルを掛け持ちし、授業を大量に入れている。その分、やることは多いが、最近ではなれてきた。以前のように潰れないようにしたい。

猫であった私が人間に戻ったのは友達からのLINEであった

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マイペースという呪い

マイペースという呪い

マイペースという言葉は呪いの言葉だと思う。

小さい頃から、よく言われてきた言葉だ。

マイペースだからと怒られてきた。

自分なりになんとかしようとするのだがうまくいかず、幾度となく怒られた。

学校でもマイペースだと言われた。

仕方ないなあと呆れた様子の子もいれば、かわいいなあと続ける子もいた。

頭がおかしくなりそうだった。

そこで私は、マイペースは薬に似たものなんだと考えた。

適量で

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19歳をいかに過ごすか。怒涛の一年を終えて、始動。#誕生日

19歳をいかに過ごすか。怒涛の一年を終えて、始動。#誕生日



19歳は、課題の遅延から始まった。とりあえず、写真を撮っておいた。

18歳、人生の集大成であった。自分との決着をつけ、自分では不可能だと思われた受験にクリアして、大学に入った。大学に入った後は、暴走する自分の手綱を引きながら、なんとか今に辿り着いた。道中、新しい友人もできた。年上の友人は初めてのことであった。大変なこともたくさんあったが、楽しかった。

終わりは悪かったので、全てがいいとは限

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自分の家を他人の家と勘違いする話

自分の家を他人の家と勘違いする話

支度をして、家を出る。

家を出たら、鍵を閉める。

鍵を閉めるとき、必ず扉ないし家の方に向かなければならない。

後ろ向きで鍵を閉められる人は稀だろう。

扉ないし家を見た時に他人の家から出たような気がする。以前家を間違えたせいかもしれないなと思いながら、街へ繰り出す。

たびたび、身体が謝ろうと咄嗟に動く。誰もいない家に向かって、頭を下げる。

大学入学という緊張が解けて、それによる違和感の誤

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天使と悪魔、アンチとファンに想いを馳せてみる

天使と悪魔、アンチとファンに想いを馳せてみる

最近、さすが日本というコメントをよく見る。日本の技術、文化、伝統、先人たちが築いてきたものは素晴らしいと思っているし、褒められると自分のことのように嬉しい。

同時にまた、過去の物から発掘されたセクハラ、パワハラなどのハラスメントについては考えていかなければならないだろう。

最近、高齢者に対して風当たりが強い気がする。わたしが見ているのが偏っているのかもしれないが、実際にそういう人は多くいるよう

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見当違いな知恵を得ること。

見当違いな知恵を得ること。

先日、ノーベル物理学賞を二酸化炭素の温暖化影響を予測した績により真鍋淑郎が獲得した。

彼の好奇心やその先見の明に対して私はすごいなとしか思わなかったが、世間では、いつも通り、日本教育についての話題が飛び交っていた。

思っていたより、日本の教育を変えるべきだという人が少なくて驚いた。

案の定、変えるべきだという人もいた。

もちろん私も教育がこのままでいいとは思っていないし、教育自体に興味があ

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意識して聴こうと思うと意識して聴く行為そのものを忘れることへの対策

意識して聴こうと思うと意識して聴く行為そのものを忘れることへの対策

よく人の話を聞いていないと言われる。

連絡帳開いてと言われて、連絡帳を開くのだが、その途中で連絡帳という文字が目に入り「連絡帳ってこんな漢字だったか、ここに書いている以上この感じが正しいのだろう。自分はなんの漢字と勘違いしてたんだろう」と考えていると、ちゃんと連絡事項を書きなさいと怒られたことは、鮮明に覚えている。

そのころは、今ほど語彙力もなく説明できず、強く出られない性格であったので、言い

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落合陽一さんがビーズクッションを紹介してるのを見て、ビーズクッション熱がぶり返してきた

落合陽一さんがビーズクッションを紹介してるのを見て、ビーズクッション熱がぶり返してきた

タイトルの通りである。

ビーズクッションが欲しくてたまらないのが今の状況だ。

こんなに物が欲しいと思ったのは、カメラの時以来かもしれない。

小学生の時、友人の家にあったビーズクッションに初めて座った時に、感動を覚えた。

椅子や床のように痛くな買ったからだ。特に床に座るとき、お尻から腰にかけて痛みを感じるが、ビーズクッションにはそれがない。素晴らしい。

そのころは、自分でものを買うこともな

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ピラミッドを組み立てるより、木の根っこを掘り出してみる

ピラミッドを組み立てるより、木の根っこを掘り出してみる

勉強に明け暮れる日々、中高大の教育に不安を感じる。

最近の子は受験がゴールになっている。よく聞いた言葉だ。死ぬほど聞いた。

ただ別に詰め込むのが悪いわけではない。

結局知識は頭に入ってなきゃいけない。

知識はピラミッドのように組み立てられている。そう教わった。

そして受験勉強では特にそのように思う。基礎を抑え、応用し発展させる。

失敗したら補強してトライアンドエラー。

そうしてできた

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iPadが重い

iPadが重い

最近iPadが重い

囚人の鉄球のようである。

とにかく重い。

すぐに手放した方が良いと感じるのだけど、鎖で繋がれているかのようで離せない。

ここ数日、パソコンも開いていない。

とても怖い。

もはや目も合わせたくない、そんな心情である。

荒波が怖くて砂浜で転がっている。

ただそこで海で泳いでいる人に情景の念を抱いている。そしてやっかんでいる。

そこに、鍵はある。鎖、鉄球を外す鍵が。

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