めとてラボ

めとてラボでは、誰もが「わたし」を起点にできる共創的な場づくりを目指し、その環境や仕組…

めとてラボ

めとてラボでは、誰もが「わたし」を起点にできる共創的な場づくりを目指し、その環境や仕組み、空間設計などを含めた幅広い視点からホーム(拠点)づくりを行うプロジェクト。視覚言語(日本の手話)の中で育まれる感覚や言語を起点とした表現や場を探しています。

マガジン

  • めとてラボ

    「めとてラボ」の活動について、実際に訪れたリサーチ先での経験やそこでの気づきなどを絵や動画、写真なども織り交ぜながらレポートしていきます。 執筆は、「めとてラボ」のメンバーが行います。このnoteは、手話と日本語、異なる言語話者のメンバー同士が、ともに考え、「伝え方」の方法も実験しながら綴っていくレポートです。

記事一覧

「遊び」を起点にしたラボラトリー|佐沢静枝さんのCL表現勉強会

そうした活動のひとつとして、めとてラボでは今年度から、「め」と「て」から自然にうまれる遊びを集めたり、遊びがうまれる仕組みや場をつくるための検討会や勉強会を始め…

めとてラボ
1か月前
7

手話から生まれる自然な生活文化の風景を探して|ホームビデオ鑑賞会2023

めとてラボの活動のひとつ「アーカイブプロジェクト」では、「手話から生まれる自然な生活文化の保存」をテーマに、手話やろう者の生活文化の新たなアーカイブ手法とその活…

めとてラボ
1か月前
6

【2023/12/16】那須さん家のホームビデオ鑑賞会~めとてで紡がれる文化を探る vol.2~

めとてラボでは、「手話から生まれる自然な生活文化の保存」をテーマに、手話やろう者の生活文化の新たなアーカイブ手法とその活用についてリサーチやディスカッションを重…

めとてラボ
5か月前
6

ファンファンの拠点「藝とスタジオ」へあそびにいく

「めとてラボ」は、視覚言語(日本手話)で話すろう者・難聴者・CODA(ろう者の親を持つ聴者)が主体となり、一人ひとりの感覚や言語を起点とした創発の場(ホーム)をつく…

めとてラボ
5か月前
6

初めて制作した「めとてラボ」パンフレット

さて、今回は、2022年度に初めて制作した「めとてラボ」のパンフレットについてご紹介したいと思います。 昨年度は、国内リサーチ、デフスペースリサーチ、アーカイブプロ…

めとてラボ
7か月前
7

【2023/09/23】DeafSpaceから考える、これからの私たちのための場づくり

めとてラボでは、誰もが「わたし」を起点にできる共創的な場づくりを目指し、その環境や仕組み、空間設計などを含めた幅広い視点からホーム(拠点)づくりを行うプロジェク…

めとてラボ
8か月前
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【2023/09/02】井岡さん家のホームビデオ鑑賞会〜めとてで紡がれる文化を探る〜

めとてラボでは、「手話から生まれる自然な生活文化の保存」をテーマに、手話やろう者の生活文化の新たなアーカイブ手法とその活用についてリサーチやディスカッションを重…

めとてラボ
9か月前
10

デフスペースデザインリサーチ in 長野

「め」と「て」で耕されていく文化に触れる。 今回は、ギャロデット大学と筑波技術大学大学院にてデフスペースデザインの研究をされ、国内外のリサーチに取り組まれている…

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アーカイブプロジェクト|ホームビデオ鑑賞会

そのなかの活動のひとつ「アーカイブプロジェクト」では、「手話から生まれる自然な生活文化の保存」をテーマに、手話やろう者の生活文化の新たなアーカイブ手法とその活用…

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つなぐラボ|「手話通訳コーディネーター」

「めとてラボ」は2022年4月より東京アートポイント計画のアートプロジェクトのひとつとしてスタートしました。現在は国内リサーチ(福島、愛知)、デフスペースリサーチ、ア…

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めとてラボ⇄GAYAヒアリング

そうした活動のなかのひとつ「アーカイブプロジェクト」では、手話やろう者の生活文化の新たなアーカイブ手法とその活用についてリサーチを重ねています。 今回は、その取…

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めとての旅のとちゅう ~まちにとけこんでみる~

「めとてラボ」では、目と手で紡がれていく言語や文化、歴史を継承していくための新たな手法を考えるために、まずは、全国各地にあるさまざまな文化拠点の取り組みをリサー…

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めとての旅のはじまり 

人が集まることから言語・文化が生まれてきたことを念頭におきながら、目と手で紡がれていく言語や文化、歴史を継承していくためにはどういった取り組みが必要になるのか。…

23

め と て (ではじめる) ラボラトリー

「めとてラボ」は2022年4月より東京アートポイント計画のアートプロジェクトのひとつとしてスタートしました。視覚言語(日本手話)で話すろう者・難聴者・CODA(ろう者の…

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「遊び」を起点にしたラボラトリー|佐沢静枝さんのCL表現勉強会

「遊び」を起点にしたラボラトリー|佐沢静枝さんのCL表現勉強会

そうした活動のひとつとして、めとてラボでは今年度から、「め」と「て」から自然にうまれる遊びを集めたり、遊びがうまれる仕組みや場をつくるための検討会や勉強会を始めました。この取り組みを、"「遊び」を起点にしたラボラトリー”と呼んでいます。この記事では、11月20日に実施した「佐沢静枝さんのCL勉強会」の様子を、めとてラボメンバーの南雲麻衣がお届けします。

◼️コミュニケーションは、イメージを共有す

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手話から生まれる自然な生活文化の風景を探して|ホームビデオ鑑賞会2023

手話から生まれる自然な生活文化の風景を探して|ホームビデオ鑑賞会2023

めとてラボの活動のひとつ「アーカイブプロジェクト」では、「手話から生まれる自然な生活文化の保存」をテーマに、手話やろう者の生活文化の新たなアーカイブ手法とその活用についてリサーチやディスカッションを重ねています。
2022年度は、「ホームビデオ」に着目し、ろう者の家庭で撮影されたホームビデオに記録されているろう者の自然な姿や会話のやりとりの様子を見ながら、めとてラボメンバーと語り合う会を開催。

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【2023/12/16】那須さん家のホームビデオ鑑賞会~めとてで紡がれる文化を探る vol.2~

【2023/12/16】那須さん家のホームビデオ鑑賞会~めとてで紡がれる文化を探る vol.2~

めとてラボでは、「手話から生まれる自然な生活文化の保存」をテーマに、手話やろう者の生活文化の新たなアーカイブ手法とその活用についてリサーチやディスカッションを重ねる「アーカイブプロジェクト」に取り組んでいます。
今回、ろう者である那須さんの家庭で撮影された「ホームビデオ」を鑑賞し、気づいたことや想像したことを言葉にしながら残していく場を開きます。
家族間での自然な手話での会話の様子、その関係性のな

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ファンファンの拠点「藝とスタジオ」へあそびにいく

ファンファンの拠点「藝とスタジオ」へあそびにいく

「めとてラボ」は、視覚言語(日本手話)で話すろう者・難聴者・CODA(ろう者の親を持つ聴者)が主体となり、一人ひとりの感覚や言語を起点とした創発の場(ホーム)をつくることを目指したラボラトリーです。
コンセプトは、「わたしを起点に、新たな関わりの回路と表現を生み出す」こと。素朴な疑問を持ち寄り、目と手で語らいながら、わたしの表現を探り、異なる身体感覚、思考を持つ人と人、人と表現が出会う機会やそうし

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初めて制作した「めとてラボ」パンフレット

初めて制作した「めとてラボ」パンフレット

さて、今回は、2022年度に初めて制作した「めとてラボ」のパンフレットについてご紹介したいと思います。
昨年度は、国内リサーチ、デフスペースリサーチ、アーカイブプロジェクトといったさまざまな活動をしてきました。その活動の様子をより多くの方に知ってもらいたいと思い、「めとてラボ」のパンフレットをつくることにしました。
実は、パンフレットづくりの過程で、手話で話しているときの感覚や手話と日本語のイメー

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【2023/09/23】DeafSpaceから考える、これからの私たちのための場づくり

【2023/09/23】DeafSpaceから考える、これからの私たちのための場づくり

めとてラボでは、誰もが「わたし」を起点にできる共創的な場づくりを目指し、その環境や仕組み、空間設計などを含めた幅広い視点からホーム(拠点)づくりを行うプロジェクトに取り組み、視覚言語(日本の手話)の中で育まれる感覚や言語を起点とした表現や場の在り方を模索しています。

2023年10月に西日暮里にてオープン予定の手話×出会いの文化センター「5005(ごーまるまるごー)」は、めとてラボの活動拠点とし

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【2023/09/02】井岡さん家のホームビデオ鑑賞会〜めとてで紡がれる文化を探る〜

【2023/09/02】井岡さん家のホームビデオ鑑賞会〜めとてで紡がれる文化を探る〜

めとてラボでは、「手話から生まれる自然な生活文化の保存」をテーマに、手話やろう者の生活文化の新たなアーカイブ手法とその活用についてリサーチやディスカッションを重ねる「アーカイブプロジェクト」に取り組んでいます。
今回、井岡さんというろう者の家庭で撮影された「ホームビデオ」を鑑賞し、気づいたことや想像したことを言葉にしながら残していく場を開きます。
家族間での自然な手話での会話の様子、その関係性のな

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デフスペースデザインリサーチ in 長野

デフスペースデザインリサーチ in 長野

「め」と「て」で耕されていく文化に触れる。
今回は、ギャロデット大学と筑波技術大学大学院にてデフスペースデザインの研究をされ、国内外のリサーチに取り組まれている福島愛未さんと進めた、手話で会話することと、視覚や触覚を起点とする身体的な感覚から生まれてきた居住空間のリサーチについて、めとてラボメンバー・和田夏実がお届けします。

みなさんは、「デフスペース」という言葉をご存知ですか?例えば、お互いの

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アーカイブプロジェクト|ホームビデオ鑑賞会

アーカイブプロジェクト|ホームビデオ鑑賞会

そのなかの活動のひとつ「アーカイブプロジェクト」では、「手話から生まれる自然な生活文化の保存」をテーマに、手話やろう者の生活文化の新たなアーカイブ手法とその活用についてリサーチやディスカッションを重ねています。そのはじまりとして、まずはろう者の家庭で撮影された「ホームビデオ」の鑑賞会を行い、ろう者の自然な姿や会話のやりとりの様子を見ながら、めとてラボメンバーと語り合う会を開きました。今回は、その鑑

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つなぐラボ|「手話通訳コーディネーター」

つなぐラボ|「手話通訳コーディネーター」

「めとてラボ」は2022年4月より東京アートポイント計画のアートプロジェクトのひとつとしてスタートしました。現在は国内リサーチ(福島、愛知)、デフスペースリサーチ、アーカイブプロジェクトといった活動に取り組んでいます。

しかし活動をしていく中で、情報保障の設計や通訳・翻訳の在り方に課題がいくつかありました。そこで、通訳・翻訳を専門とする方々へインタビューを行ったり、つたえあうことへの工夫について

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めとてラボ⇄GAYAヒアリング

めとてラボ⇄GAYAヒアリング

そうした活動のなかのひとつ「アーカイブプロジェクト」では、手話やろう者の生活文化の新たなアーカイブ手法とその活用についてリサーチを重ねています。
今回は、その取り組みとして行った「移動する中心|GAYA」チームへのヒアリングの様子を、めとてラボメンバー・南雲麻衣がお届けします。

手話やろう者の生活文化を残すアーカイブ方法を探して2022年からスタートしためとてラボ。
手話で対話する日常をアーカイ

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めとての旅のとちゅう ~まちにとけこんでみる~

めとての旅のとちゅう ~まちにとけこんでみる~

「めとてラボ」では、目と手で紡がれていく言語や文化、歴史を継承していくための新たな手法を考えるために、まずは、全国各地にあるさまざまな文化拠点の取り組みをリサーチしています。
今回は第2弾のリサーチの様子を、福島リサーチから引き続き、めとてラボメンバー・根本和德がお届けします。

国内リサーチ第2弾の場所は「愛知」愛知リサーチの様子を映像や写真で1つの動画にまとめました。視察場所の風景や、手話での

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めとての旅のはじまり 

めとての旅のはじまり 

人が集まることから言語・文化が生まれてきたことを念頭におきながら、目と手で紡がれていく言語や文化、歴史を継承していくためにはどういった取り組みが必要になるのか。まずは、全国各地にあるさまざまな文化拠点の取り組みをリサーチしていくことからスタートしました。
今回は、そのリサーチの様子をめとてラボメンバー・根本和德がお届けします。

国内リサーチ第1弾の場所は、「福島」福島は、私、根本の生まれ育った故

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 め と て (ではじめる) ラボラトリー

め と て (ではじめる) ラボラトリー

「めとてラボ」は2022年4月より東京アートポイント計画のアートプロジェクトのひとつとしてスタートしました。視覚言語(日本手話)で話すろう者・難聴者・CODA(ろう者の親を持つ聴者)が主体となり、一人ひとりの感覚や言語を起点とした創発の場(ホーム)をつくることを目指したラボラトリーです。

コンセプトは、「わたしを起点に、新たな関わりの回路と表現を生み出す」こと。素朴な疑問を持ち寄り、 目と手で語

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