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核攻撃を想定した核ミサイル訓練をロシア自ら発表した件について

ロシア国防省は核を積める車両での核攻撃模擬訓練をヨーロッパにて行ったと発表しました。

演習した場所はここです。
ウクライナ北西の黒丸の所です。

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皆さんは核を使うと言うとどういう絵面を想像しますでしょうか。

長崎・広島のイメージから飛行機から核ミサイルを落とすような様子を想像する人が多いような気がします。
実は時代の変化により核の在り方や使い方も変化してきているのです。

トップ絵の画像はイスカンデルという核ミサイル発射可能な車です。
単体では地上からという縛りがあるものの、車なので船や飛行機搭載もできるでしょうし地上でも発射前後での移動が可能です。
発射後に逃げることが出来ます。

ロシアはこの車両から発射するタイプの核弾頭イスカンダル…ではなく「イスカンル」での模擬演習を実施。
もちろん核は積まずにシミュレーションしました。

この模擬実験を公表することで本当に核を使うことを想定していると知らしめたんですね。

核を使うと言っても小規模…それでも核を使われた場所は一定時間使えず洗浄する必要が出てくるので被害が甚大です。
周りの地域の核汚染も深刻…なので核を使うということは完全に一線を越えたということになり第三次世界大戦に発展する可能性が極めて高くなります。

西欧諸国も最悪に備えなければならないので軍備に力を入れています。
日本も例外ではなく軍事費の増強の話が取りざたされています。

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この動きにより一層の緊張感を生み出し制裁に力が加わりました。
日本は新たにロシア人の資産凍結を追加したり、これまで賛否の激しかった原子力の活用によるロシアエネルギー依存の脱却を表明しました。

これまでと言いましたが今でも、そしてこれからも賛否はあるでしょう。
2011年3月の大震災の福島の爪痕は未だに残っています。
世論的に原子力を止めようとの動きが活発になりましたが、代替えエネルギーに火力発電などを利用しても頭打ちになり、逆に電気を多く消費して火力発電することで電気代が上がっていきました。
今でも上がり続けています。

じゃあ計画停電すればと考える人や訴える人もいますが、オンライン中に急にブツっと切れたり病院はともかく家で寝たきりの方の点滴や救命システムの予備電源の確保など更に全体の電気料金が上がったり環境への配慮がない火力発電で良しとする人がどれだけいるでしょうか。

自然エネルギーも全体としてみるとまだまだ軽微で代案がないのが現状です。
ロシアエネルギーはドイツのみならずEU各所やアジア、日本も恩恵を受けていました。
一部とはいえそのエネルギーを脱却するということは結局リスクと引き換えに安価で手に入る原子力発電になってしまうことはある程度仕方のないことだと思います。

理想論で終わらない有力な代案があれば良いんですけどね。
世界中の先進国の頭の良い方々の頭やスパコンを総動員してもコストが合わないという計算なんでしょう。
電気使用量の莫大な先進国の悩みの種です。

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話がエネルギー問題に逸れてしまいましたが、とにかく何をするか分からないロシアへの警戒が高まっていることは確かです。

日本は今どうすれば良いのかと言うと、ロシアに抗議を続けるのはもちろん、戦争の隙に中国が台湾や日本の近くに侵攻したりしないように注意深く見ることだと思います。
ロシアへの抗議をしっかりすることで日本やその近郊が脅かされた際に西欧諸国は助けになってくれるでしょう。
逆だったり誤解を与えるような半端な対応だと見捨てられます。

日本人が今どうすれば良いのかと言うと、7月の参議院選で中国やロシアへの制裁を緩めようとか的外れで変なこと言う人を当選させないことだと思います。

これからも情報取得しつつ自分への定着も含めて共有していけば良いと思います。
関心が薄れて風化してしまい気づいたら沖縄とか北海道の一部が取られて急に日本中がパニックに!?なんでこんなことに!なんて自体は避けたいものですね。

今回はこんなところでノシ

メルカ

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