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戦争を止めるべく動くべきこととウクライナが日本を好きかどうかは別問題

4/25 ウクライナ外務省公式での30秒の動画にて各国への感謝と共に国名が羅列されていましたが、その中に「日本」という文字はありませんでした。

このことについてまるで日本はウクライナに対して大したことをしていないのではない…というよりも日本がいくらウクライナ支援をしてもそれほど感謝されてはいないのではないかという風潮が日本の国会議員などを中心に言われ始めました。

戦争の善悪に関して言えば当然ロシアないしはプーチン氏が悪いというのは不文律としても、日本の印象がそんなに良くない可能性があります。

ウクライナが日本に感謝しているかどうかというともちろん感謝しているでしょう。
でもそれはアメリカやEU…特にNATO加盟国ほどではないのは確かです。
身近ではないですから。

世界に発信する感謝動画に含まれていないということは日本以外の国に配慮している可能性もあります。

第二次世界大戦時、日本は世界を相手取り軋轢は混乱を極めていました。
日本がアメリカへの奇襲として真珠湾への攻撃をして小ダメージを与えたこともあります。
そしてアメリカ国会でのオンライン演説では今回のロシアとの戦争を日本からアメリカへのその真珠湾攻撃の悲劇になぞらえたことからも明らかです。
その後にアメリカが広島・長崎への核攻撃で日本が全く比較に極大ダメージを与えたことは語られませんでした。

ウクライナが日本を小さく見てアメリカを大きく見ていることは援助の大きさなどから明らかでめちゃくちゃアメリカに配慮しています。
もっと言えば忖度極まっています。
でも武器供給などの実質援助の大きさや、NATOが身近な西欧諸国に対する知識や理解と、遠く離れた小さな歴史としか捉えられていない日本とでは対応が違うのは当然です。

日本にとっては隣国である韓国や北朝鮮に対してアメリカやEU諸国がほとんど口出してこない理由と同じですね。
日本人だってフランスやオーストラリアで先週そこそこの事件があったとしてしても、余程の世界的問題にならない限りはそうそう気にしないでしょうしね。

なので日本はウクライナに対しても適切な距離を持って接すれば良いのではにかと思います。
過度に反応せず、でも戦争には反対して普通にロシア制裁は継続しておけばいいのではと自分は思います。

ウクライナにとって日本は特別とよく言いますが、リップサービスであって他の国には別の顔を見せます。
なので自分は裏切られたというよりも戦争が停滞してきたから目線があちこちに泳いで揚げ足を取るメディアがちょいちょい増えてきたなという印象ですね。

こちらの記事にもありますが、プーチン大統領も柔道を愛し親日であるという印象は戦争前はありました。
プーチン氏が柔道好きであったのは確かでしょう。
でも安倍政権時代での当時の安倍首相との話し合いにおいても結局第二次世界大戦末期にロシアが不当に取った北方領土4島は半分どころか一つも返してもらえませんでした。
考えておくみたいな口約束だけしてお金だけ取られました。

外交において裏切るどころか印象操作だけして自国の有利になるよう動いていただけなので、ロシアは裏切ったのではなく最初から味方でも譲歩する気もなかったという話です。

ウクライナと日本は敵国同士ではありません。
ウクライナは軍事支援を求めています。
復興よりも軍事的に強い武器がほしいのですが、日本への演説では日本人の人柄に合わせて戦争後の復興支援を強く要求していました。
その国の国民性や土地柄に合わせて言葉を選んでいます。
武器供給支援国に優先的に一番の感謝を述べています。
どこの国のオンライン国会演説でも感謝と共にもっと支援(武器・物資・避難援助・復興援助)をくれと言っています。

ウクライナがロシア国内や民間人を攻撃し始めてしまったら考え直す必要があるかもしれませんが、ウクライナからロシア兵を追い出す作業に関しては支援をすべきで適切な距離を保つべきだと自分は考えます。

単純にウクライナが親日かどうかとか、感謝の国に日本が入っていないから日本を軽視しているとか、日本の真珠湾攻撃がロシアの今回の攻撃と被るような発言をしたからウクライナは日本に対して悪い印象を持っているとかそういうことで判断するのは短慮でしょう。

ウクライナはウクライナを守る。
日本は日本を守るという方向を崩さないことが外交です。

今回の感謝国に入っていなかった批判がバッと広まり27日に新たに投稿したFacebookには「日本」という文字も追加。
在日ウクライナ大使館は「日本に感謝している」と発表しました。
武器支援をしてくれた国をメインに据えたので日本が含まれていなかったなどと発表されましたが、日本に限らずこういう世界発信の揚げ足は今後も増えていくと予想されます。

もうロシアへ譲歩してとにかく戦争を終わらせようという風潮もじわじわ増えています。
それで戦争が終わり今後も平和が続くのならばともかく、半端な譲歩で戦争を終結ないしは停止したとしても支配地域に前線としての基地が作られもっと有利な状況を作られ「特別軍事作戦」のような何かが再開されるのは目に見えています。

2014年にもクリミア半島が実質支配され今回のウクライナ侵略の最前線になっていますから、ウクライナ東部をロシアに明け渡してもまた数年後に続きが再開されるだけでしょう。

プーチン氏は追い詰められています。

最悪の兵器の利用がされずにウクライナから全てのロシア兵がいなくなる形の戦争終結を願っています。

今回はこんなところでノシ

メルカ




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