#スキしてみて
ヨリミチ、万歳!🙌【妄想のカケラ】
春がきただけでなんだかソワソワする
でも、うっかり小石になんぞ躓くなよと自分を少しだけ戒める、私は大人だ
でも、やっぱりソワソワっと気が外れて
ヨリミチをしてふと我に返った瞬間の背筋は
それはそれはともて冷たいものだけれど
それはそれでいいじゃんと上手い具合に合いの手が心に響き
そうだよね〜とまたヨリミチは続く
都合のいい大人デス_
お題:それでいい
書く習慣アプリのお題「それでいい」から #
最強オカンと繊細な僕【シロクマ文芸部】
月めくり用の指サックをなくしてしまい
めくれない9月をどうしたものかとセンチメンタルの沼に浸っていると
なんやー
まぁだ9月にしとるんかー?
ドヤドヤッと部屋に押し入ってきたオカンは、ペロッと指先をひと舐めすると何のためらいもなく月をひとめくり
ビリッと一気に9月を切り取った
そして、
はよおいで
ごはんにしよ
と言うと
めくった9月をくしゃくしゃに丸め、どすどすと音を立てながら慌ただ
【短編】マイムマイムが募らせる私のブルー (シロクマ文芸部)
文化祭が終わりグラウンドでは恒例の後夜祭が始まった。
後夜祭ではフォークダンスを生徒全員で踊ることになっているのだけど、私は誰かに言われて機械のように踊るフォークダンス(特にオクラホマミキサー)が楽しいと思えなくて嫌いだった。
でも、後夜祭はひと通り踊るとあとは自由解散なのがいい。
大半の生徒はそのままグラウンドに残り時間ギリギリまでそれぞれ文化祭の余韻を楽しんだり、恋の花の種まきをする子も
【短編】幸せな彼女が愛するヒマワリ畑の秘密(シロクマ文芸部)
ヒマワリへ朝一番に水をやり
手入れをするのが、この夏の彼女の大切な日課です。
都会から少し離れているけれどそんなに不便ではない、緑の多い住宅地で彼女は暮らしています。
子供には恵まれませんでしたが、夫と2人で穏やかな幸せを紡いでいるようです。
この家の庭には、彼女が15年かけて育てたささやかなイングリッシュガーデンがあり、一見ランダムに見えるけれど、考えて植えられている夏の宿根草たちが咲き繁り
夕日を迎えるエメラルドグリーン
#119 夕日を迎えるエメラルドグリーン
海へいこう
都会に疲れた足を引きずり
あの海へいこう
まだあるだろうか?
あの海は__
親友とおしゃべりばかりで
仕上がらなかった写生大会
居残りでふたりで描くことにしたあの船着場で
青春のおしゃべりはさらに続いた。
気がついたら夕方で、青かった海はエメラルドグリーンのグラデーションに変わり夕日を迎えていた。
ショッピングモールどころか映画館もない