浜栗之助

以前は『競馬最強の法則』誌で血統理論を連載、月刊『優駿』のエッセイ大賞にて最終候補に選…

浜栗之助

以前は『競馬最強の法則』誌で血統理論を連載、月刊『優駿』のエッセイ大賞にて最終候補に選ばれました。今は時々小説まがいの文を書いたりしてます。IT業界や教育業界にもいたなど、妙な人生を歩んできました。アイコンとヘッダーはもえたろう★さん作成です。ありがとうございます!

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2024~2025 3歳クラシック血統分析(第6週) 2024/7/6 ~7/7

(有料noteとなっていますが、無料ですべてご覧いただけます。気に入った方のみ投げ銭という形でお願いします) 酷暑に見舞われる日本列島、ローカル開催でも比較的時計の…

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浜栗之助
4時間前
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2024~2025 3歳クラシック血統分析(第5週)

(有料noteですが、無料で最後まで読めます。内容が気に入った、応援したいという方のみご購入下さい) いよいよローカル開催が本格化してきました。ただし福島、小倉がメ…

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浜栗之助
7日前
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2024~2025 3歳クラシック血統分析(第4週)

(有料noteですが、無料で最後まで読めます。内容が気に入った、応援したいという方のみご購入下さい) お詫び:先週「A+」評価としたトータルクラリティですが、母の評価…

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浜栗之助
2週間前
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2024~2025 3歳クラシック血統分析(第3週)

(有料noteですが、無料で最後まで読めます。内容が気に入った、応援したいという方のみご購入下さい) 6月開催も半ばを過ぎ、最初ほど速い走破タイムも出にくくなってき…

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3週間前
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上がり3ハロンって何ですか?

「上がり3ハロン」とは何か。答えられる人はいますか? レースにおける最後の600m、と答えられた人は正解です。 現在の競馬では、中央地方問わず(ばんえいは除きます)…

浜栗之助
3週間前
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2024~2025 3歳クラシック血統分析(第2週)

2024シーズンの新馬戦2週目、そろそろ梅雨の季節に入ります。そうなると当然走破タイムでは馬の能力を把握することが難しくなります。 ただ新馬戦の時期は競走馬自身が未…

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浜栗之助
4週間前
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2024~2025 3歳クラシック血統分析(第1週)

5年ぶりにこの企画を復活させます。前回はすべての血統分析を手動(目視)で行っていましたが、今年はソフトウェアによる自動分析となります。 基本的には新馬戦の分析と…

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1か月前
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合成酢は本当にダメなのか ~合成酢と食文化~(後)

※上記は前回の記事となります。 きっかけは2020/6/17の日刊スポーツによる記事だった。 スっぱすぎる酢にハマるのはなぜ?佐々木朗希のス顔 鳴り物入りでドラフト1位入…

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3年前
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合成酢は本当にダメなのか ~まるこめ酢問題を解く~(前)

※上記は以前の記事です。 先日、『沖縄から貧困がなくならない本当の理由』(樋口耕太郎)という書籍が出版された。 この書籍は沖縄タイムズ紙に連載された記事の収録が…

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3年前
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美味しんぼ13巻『柔らかい酢』への疑問 ~合成酢でサバ寿司を作ってはダメなのか~

美味しんぼ13巻の『柔らかい酢』で、こんな話が取り上げられた。 合成酢で作ったサバ寿司は危険!サバ寿司を合成酢で作ったら食中毒を起こした、だから鹿児島に本物の酢…

浜栗之助
3年前
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ラーメンは世界を目ざす

君は、さつまラーメンを知っているだろうか。 昭和36年、大分県にて創業。 莫大な費用をかけて開発した「さつまラーメン」を世界へ展開させるべく、独特のチェーン店を日…

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3年前
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美味しんぼ38巻における「かん水」描写への疑問を解決する(後編) ~ラーメン苦いかしょっぱいか~

<4.塩はどこへ行った?> 前回の話では、雁屋氏が「重合リン酸塩はタンパク質を溶かす」と間違えて覚えていたため、中華麺でも同じことが言えるはずだと勘違いした――…

浜栗之助
3年前
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美味しんぼ38巻における「かん水」描写への疑問を解決する(中編) ~タンパク質は異なもの、味なもの~

前回はかん水とは何か、その働きは……という観点の記事でした。 <3.重合リン酸塩とは何か> テーマはラーメンであるが、最初は動物タンパクの話から始めたい。  中…

浜栗之助
3年前
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美味しんぼ38巻における「かん水」描写への疑問を解決する(前編) ~またはラーメン三銃士は如何にしてスフィンクスの罠にかか…

 有名なグルメ漫画である『美味しんぼ』において、中華麺の製造時に入れる「かん水」はこう表現された。 「ラーメン界のスフィンクス」であると。 ※注:「ラーメン屋の…

浜栗之助
3年前
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映画『ライド・ライク・ア・ガール』見てきました

Stop the Nation(国を止めるレース)英国ダービーやケンタッキーダービー、日本ダービーや有馬記念がどれだけ盛り上がろうとも、決して国全体の行事になったりはしない…

浜栗之助
4年前
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エバー・グリーン・ラブ

浜栗之助
8年前
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2024~2025 3歳クラシック血統分析(第6週) 2024/7/6 ~7/7

2024~2025 3歳クラシック血統分析(第6週) 2024/7/6 ~7/7

(有料noteとなっていますが、無料ですべてご覧いただけます。気に入った方のみ投げ銭という形でお願いします)

酷暑に見舞われる日本列島、ローカル開催でも比較的時計の速いレースが続いています。

特に福島コースの走破タイムが速いというのは見ただけでわかるレベルで、これまでは「馬場状態の悪い福島デビュー組は一枚劣る」というのが当たり前の評価でしたが、今後はいい馬を福島で下ろすことも考えられます。福島

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2024~2025 3歳クラシック血統分析(第5週)

2024~2025 3歳クラシック血統分析(第5週)

(有料noteですが、無料で最後まで読めます。内容が気に入った、応援したいという方のみご購入下さい)

いよいよローカル開催が本格化してきました。ただし福島、小倉がメインということでどうしても新馬戦の質は落ちます。直線の長い新潟コースに替わるまでは気楽に構えるのがいいでしょう。

リクエストも受け付けますので、コメントを頂ければ幸いです。
また有料noteとなっていますが、無料ですべてご覧いただけ

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2024~2025 3歳クラシック血統分析(第4週)

2024~2025 3歳クラシック血統分析(第4週)

(有料noteですが、無料で最後まで読めます。内容が気に入った、応援したいという方のみご購入下さい)

お詫び:先週「A+」評価としたトータルクラリティですが、母の評価格下げに伴い「B+」と訂正させていただきます。

そろそろ梅雨時、馬場状態の悪いレースが増えてきました。こうなってくるとタイムだけで能力を測定することが難しくなるため、レース内容をきちんと吟味することが求められます。

強いレースだ

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2024~2025 3歳クラシック血統分析(第3週)

2024~2025 3歳クラシック血統分析(第3週)

(有料noteですが、無料で最後まで読めます。内容が気に入った、応援したいという方のみご購入下さい)

6月開催も半ばを過ぎ、最初ほど速い走破タイムも出にくくなってきました。タイムは開催前半で早く、後半で遅くなるのは当然ですが、この後大きなレースがないので無理に路盤を直すこともなく、タイムの回復は見込めないでしょう。

有力馬関係者の心理として「とにかく早くデビューさせて勝ち上がり、クラシックに向

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上がり3ハロンって何ですか?

上がり3ハロンって何ですか?

「上がり3ハロン」とは何か。答えられる人はいますか?

レースにおける最後の600m、と答えられた人は正解です。

現在の競馬では、中央地方問わず(ばんえいは除きます)「レース全体の上がり3ハロンタイム」「各馬の推定上がり3ハロンタイム」を計時して発表するのが当たり前になっています。

そのため、走破タイムの良し悪しを診断する際に1つの指標として用いりやすいものとなっています。

たとえば走破タイ

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2024~2025 3歳クラシック血統分析(第2週)

2024~2025 3歳クラシック血統分析(第2週)

2024シーズンの新馬戦2週目、そろそろ梅雨の季節に入ります。そうなると当然走破タイムでは馬の能力を把握することが難しくなります。

ただ新馬戦の時期は競走馬自身が未成熟なため、レースに摩擦がなく「ぬるい」展開になることが多いです。そのため(特に良馬場では)実際の能力以上のタイムで走ってしまうことが多くなります。

馬の能力を見抜くには馬場による紛れが多い走破タイムよりも1ハロンタイムです。そして

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2024~2025 3歳クラシック血統分析(第1週)

2024~2025 3歳クラシック血統分析(第1週)

5年ぶりにこの企画を復活させます。前回はすべての血統分析を手動(目視)で行っていましたが、今年はソフトウェアによる自動分析となります。

基本的には新馬戦の分析となりますが、未勝利戦や地方競馬でもめぼしい馬がいた場合は追加で分析します。

リクエストも受け付けますので、コメントを頂ければ幸いです。
また有料noteとなっていますが、無料ですべてご覧いただけます。気に入った方のみ投げ銭という形でお願

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合成酢は本当にダメなのか ~合成酢と食文化~(後)

合成酢は本当にダメなのか ~合成酢と食文化~(後)

※上記は前回の記事となります。

きっかけは2020/6/17の日刊スポーツによる記事だった。

スっぱすぎる酢にハマるのはなぜ?佐々木朗希のス顔

鳴り物入りでドラフト1位入団したロッテ佐々木朗希投手が、関東に来てから恋しくなった地元の食べ物として、酢の素(合成酢)を挙げたのだ。

「酢の素という、大船渡のしょうゆ店で作られたお酢があるのですが、とっても酸っぱいです」

「1度これに慣れたら、普

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合成酢は本当にダメなのか ~まるこめ酢問題を解く~(前)

合成酢は本当にダメなのか ~まるこめ酢問題を解く~(前)

※上記は以前の記事です。

先日、『沖縄から貧困がなくならない本当の理由』(樋口耕太郎)という書籍が出版された。

この書籍は沖縄タイムズ紙に連載された記事の収録が主になっており、現代の沖縄における貧困や経済格差、文化格差の問題などを取り上げたものとなっている。

その中で、沖縄で使われている「まるこめ酢」について書かれている部分があった。沖縄タイムズのサイトにも現存している。

そして経済評論家

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美味しんぼ13巻『柔らかい酢』への疑問 ~合成酢でサバ寿司を作ってはダメなのか~

美味しんぼ13巻『柔らかい酢』への疑問 ~合成酢でサバ寿司を作ってはダメなのか~



美味しんぼ13巻の『柔らかい酢』で、こんな話が取り上げられた。

合成酢で作ったサバ寿司は危険!サバ寿司を合成酢で作ったら食中毒を起こした、だから鹿児島に本物の酢を捜しに行ったとうい話なのだが、これは本当なのだろうか。

そもそも、サバが当たりやすいと言われるのはなぜか。「鯖の生き腐れ」については作中でも言及されている。

じんましんと青魚の関係(神奈川県衛生研究所)

>ヒスタミンが多量に蓄

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ラーメンは世界を目ざす

ラーメンは世界を目ざす

君は、さつまラーメンを知っているだろうか。

昭和36年、大分県にて創業。

莫大な費用をかけて開発した「さつまラーメン」を世界へ展開させるべく、独特のチェーン店を日本各地に100店舗以上展開。

1990年代には当時の業界最大手であった「どさん子」チェーンなどと並ぶ、有力ラーメンFC店の一つと数えられていた。

公式ホームページにも自店の素晴らしさを堂々とうたっている。

「世界を目ざす さつま

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美味しんぼ38巻における「かん水」描写への疑問を解決する(後編) ~ラーメン苦いかしょっぱいか~

美味しんぼ38巻における「かん水」描写への疑問を解決する(後編) ~ラーメン苦いかしょっぱいか~

<4.塩はどこへ行った?> 前回の話では、雁屋氏が「重合リン酸塩はタンパク質を溶かす」と間違えて覚えていたため、中華麺でも同じことが言えるはずだと勘違いした――というテーマを取り上げた。

 だが中華麺やうどん、そしてパスタを作る際にも塩は入れられることが多い。塩は何のために入れるのだろうか。
 
 美味しんぼの6巻『江戸っ子雑煮』では、カマボコの製法を取り上げているが、「すり身に塩を入れて練れば

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美味しんぼ38巻における「かん水」描写への疑問を解決する(中編) ~タンパク質は異なもの、味なもの~

美味しんぼ38巻における「かん水」描写への疑問を解決する(中編) ~タンパク質は異なもの、味なもの~

前回はかん水とは何か、その働きは……という観点の記事でした。

<3.重合リン酸塩とは何か> テーマはラーメンであるが、最初は動物タンパクの話から始めたい。

 中学の理科の時間に、ATP(アデノシン3リン酸)という単語を習った記憶がないだろうか。
 食品添加物として認められているポリリン酸塩やピロリン酸塩といった物質も、ATPと同じく「リン酸」であり、似た性質を持つのである。

 どうしてこんな

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美味しんぼ38巻における「かん水」描写への疑問を解決する(前編) ~またはラーメン三銃士は如何にしてスフィンクスの罠にかかったか~

美味しんぼ38巻における「かん水」描写への疑問を解決する(前編) ~またはラーメン三銃士は如何にしてスフィンクスの罠にかかったか~

 有名なグルメ漫画である『美味しんぼ』において、中華麺の製造時に入れる「かん水」はこう表現された。

「ラーメン界のスフィンクス」であると。

※注:「ラーメン屋のスフィンクス」と言ってるが、誤植

 一体何がスフィンクスの謎だというのか。

 「かん水がなくても麺のコシが出るのは確かだが、かん水が麺のコシを出すのも確か」、これが解答不能の謎であると言うのだ。

 果たしてかん水を入れる理由は本当

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映画『ライド・ライク・ア・ガール』見てきました

映画『ライド・ライク・ア・ガール』見てきました



Stop the Nation(国を止めるレース)英国ダービーやケンタッキーダービー、日本ダービーや有馬記念がどれだけ盛り上がろうとも、決して国全体の行事になったりはしない。

11月の頭、オーストラリアが夏を迎えようとする時期。

文字通りの老若男女が見るレース。子供ですら学校で疑似的に馬券を買い、敬虔なシスターでさえ神への祈りをほんの数分間停止するレースがある。

世界で唯一、本当に「国民

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