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自然環境の話し

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チマチマで充分

チマチマで充分

本日テレビ朝日、BS朝日による番組『未来につなぐエール』で取り上げていただきました。そして多くの方に観て頂いたようです。
ミクロネシア連邦での環境活動から中目黒村美化委員会の活動までを話させて頂きました。

言いたいことはそういうことです。環境問題への対処、バイアスが強くなると良いことありません。ときたまバイアスを強くした方が良いのではと感じることもありますし、活動自体チマチマやってて「午後にはゴ

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環境問題解決に必要なのは教育ではない

環境問題解決に必要なのは教育ではない

毎年、近所の小学校に呼んでもらって海の話しをしています。今年も先週呼ばれました。
具体的には自然やそこに生きる生物が私たちの生活に役立っているということ、私たちが敬遠する生き物であっても役立っているという、いわゆるバイオミミクリについて説明いたしました。

しかし単に海の話しをするだけではなく、やはり私がやっている地元での清掃活動の話しを盛り込みました。

今後の環境のことを思うのなら環境教育は必

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NPOでもなく環境団体でもなく地元力で目黒川のゴミ退治

NPOでもなく環境団体でもなく地元力で目黒川のゴミ退治

目黒川唯一のエコステーション設置私が住む中目黒はすぐ近くに桜の名所である目黒川があります。今や世界的に有名であります。

この桜開花にあわせて、私が主宰している清掃活動の任意団体中目黒村美化委員会は2015年ぐらいよりエコステーションの設置を私が住んでいるマンションの外構部に設置しました。
エコステーションとは花見客よりゴミを受け取って、それを分別する施設であります。

ゴミはかさを減らせれば袋数

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都内での粗大ゴミ処理がピンチ

都内での粗大ゴミ処理がピンチ

南の島国に行って感じたのは、必ずどこかしらに、例えばビーチでもゴミが落ちていて写真に撮りづらい光景があることです。そこからゴミに関して自分も色々と知るようになりました。

東京都内で粗大ゴミの処理が出来なくなってるそうです。

すべては分別されていないゴミに原因があります。鹿児島県志布志市は日本でもっともゴミの分別が進んでいる行政として有名であります。

ビンも色によって分けられていますし、金物も

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環境教育は難しい

環境教育は難しい

先日、地元の小学校で出張授業をおこなわせていただきました。
私は水中カメラマンでありフォトジャーナリストであります。なので海の重要性とそこで起きている危機について、子どもから大人にわたって述べております。

ダイビングやサーフィンなどをやっている人ならば、多少なりとも同じベクトルを向いているのでとてもやりやすいです。
ただ海に無関係な人、こと小学生となると話しは別でいかに海に興味を持たせるかが大切

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里地里山の管理こそ環境保全の一歩

里地里山の管理こそ環境保全の一歩

この5月20日、21日の2日間にわたって、滝桜で有名な福島県三春町へ行ってきました。
毎年訪れているのですが、コロナの影響もあって3年ぶりの訪問でした。

訪れた目的として、現地行政がおこなっている農業体験・農村交流で、5月には酒米の田植え、9月に稲刈り、翌2月には日本酒の仕込みという流れのイベントになります。
そして今回は第一段の田植えになります。植えた酒米は五百万石という品種であります。

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「鯨とともに生きる〜太地町訪問」 行政が描く未来図 ④

「鯨とともに生きる〜太地町訪問」 行政が描く未来図 ④

シリーズ、その4回目になります。そして最終回になります。

第3回目、第2回目と第1回目は以下をご覧ください。

結論から申しますと、太地町と捕鯨(イルカ漁含む)は切っても切れないのであります。そして・・・

■伝統だけを理由に捕鯨をやってるわけでもありません。
■愛護団体への対抗心でやってるわけでもありません。

太地町にとって捕鯨は街の存続のための重要なコンテンツなのであります。もし太地町から

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ゴミ、特にマイクロプラスチックは良くないと言われてもピンとこない

ゴミ、特にマイクロプラスチックは良くないと言われてもピンとこない

海洋ゴミの80%は川由来と言われています。
実際海洋ゴミは紫外線や波によって粉々になり、マイクロプラスチックと言われるものに変化していきます。
それを海洋生物などが摂取し、その後人間にもまわってきます。特にプラスチック製品を作る上で使われている可塑剤は生き物の生殖ホルモンに悪さをすると言われ、環境ホルモンと言われています。
特に環境ホルモンのひとつであるビスフェノールAは女性が卵巣は分泌するエスト

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中目黒村美化委員会へ助成金がおりました!

中目黒村美化委員会へ助成金がおりました!

この度、中目黒村美化委員会の対して目黒区からの助成金がおりました。これで足りていない備品をそろえたいと思います。

今後も中目黒村美化委員会は「地球の環境のために!」「サンゴなど海洋環境のために!」「生物多様性保全のために!」継続的に清掃活動をしていきたいと思います・・・・・・なんて言う大袈裟なことではなく、地域社会形成や地域のセーフティネットになっていけば良いかなと思い取り組んでいきます。もちろ

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目黒区エコチャレンジ顕彰式

目黒区エコチャレンジ顕彰式

本日、中目黒村美化委員会は目黒区による『エコチャレンジ顕彰』の表彰式に参加してきました。

団体としては我々、事業者としては再エネで鉄道を動かしている東急電鉄(株)が受賞しました。

「環境活動は一生懸命になりすぎると利害関係が発生しトラブルになります。義務にせずゆるい感じで今後も活動をし、子供から高齢者までが参加している顔ぶれからわかるように街のセイフティネットを目指しています」と挨拶させていた

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アベンジャーズ・インフィニティウォーと環境問題

アベンジャーズ・インフィニティウォーと環境問題

専門学校の授業も終わりました。2年はもうこれで終わりなんですが、1年は来年度もあります。1年最後の授業では、広島大学の山田先生も著書の中で取り上げていた映画『アベンジャーズ・インフィニティウォー』を鑑賞しました。長い映画なんで途中までですが。

今考え方は「人間中心主義」から「人間非中心主義」に変化しています。「人間非中心主義」の中にも生態系を中心に考え、その生態系に害を及ぼす生き物は間引くべきと

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「鯨とともに生きる〜太地町訪問」 行政が描く未来図 ③

「鯨とともに生きる〜太地町訪問」 行政が描く未来図 ③

シリーズ、その3回目になります。

第2回目と第1回目は以下をご覧ください。

太地町と言えば古式捕鯨が生まれた場所として知られています。古式捕鯨は役割分担をして、組織だった捕鯨、つまりチームワークが非常に重要になる捕鯨で、それが初めておこなわれた地であります。

さてそんな太地町ですが、太地町立くじらの博物館という施設があります。
鯨類に特化した施設で、それは国内で初めての施設であります。

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「エロ本から学べって・・・」と言うが性のことは自然から学ぶべき

「エロ本から学べって・・・」と言うが性のことは自然から学ぶべき

『進化論』『沈降説』を提唱したダーウィンはクジャクの雌雄の差異を見て『性淘汰』というのを世に出した。

その前に、こんなニュースをを目にした。それは以下だ。

確かに僕らの時代はエロ本から性を学んだ。書店でも堂々とエロ本が売られtいた。

今でも思い出す。エロ本やヌード写真集をレジに持って行くときの緊張感、そして買えた後の高揚感はわが青春だ。

それに引き換え今の子はかわいそうだ。書店に行っても買

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ロータリークラブで環境に関しての卓話(講演)

ロータリークラブで環境に関しての卓話(講演)

11/29に柏南ロータリークラブで卓話をさせていただきました。

あくまでも私らしく、自分がやっている二つの環境活動についてです。

主立ったはミクロネシア連邦でのマイクロクリーンアップキャンペーン(以下MCC)、地元中目黒での中目黒村美化委員会(以下美化委員会)、この二つの環境活動をやる「意味」「大義」と言うのを話してきました。

とかく派手な現場、悲惨な現場ばかり目を向けがちですが、そうでない

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