Masa Michishiro(道城征央/南海の放浪カメラマン)

ミクロネシア、地元(東京・中目黒)で環境活動を行っている水中カメラマン/フォトジャーナ…

Masa Michishiro(道城征央/南海の放浪カメラマン)

ミクロネシア、地元(東京・中目黒)で環境活動を行っている水中カメラマン/フォトジャーナリスト。生物多様性、海洋環境などをテーマに環境セミナー「めぐろエコサロン」「エコ・自然塾」も主催する。埼玉動物海洋専門学校の講師。【ML】info@ordinaryworld.jp

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  • ジャーナリストの気になり

    日々気になったことをジャーナリストとして語る。

  • めぐろエコサロン

    水中カメラマン/フォトジャーナリストの私、道城が目黒区内で毎月1回開催している自然環境セミナーであります。旧名「エコ・自然塾」でしたが、現在は「めぐろエコサロン」に改名しております。すでに「めぐろエコサロン」だけで20回以上、「エコ・自然塾」含めると80回ほど開催しておりますが、ここでも今後のテーマなどを宣伝させていただきます。 豊富な取材力でカメラマン独自の視線で様々な問題を解説していきます。 【主なテーマ】 ■サンゴ・サンゴ礁 ■生物多様性 ■ミクロネシア文化 ■世界自然遺産 ■小笠原諸島 ■漁業・水産 ■ゴミ廃棄物問題(マイクロプラスチックなど) ■捕鯨問題 ■地域社会

  • 日本の水産・漁業の話し

    将来、魚は食べられなくなると言われています。それは海洋環境の悪化、動物愛護団体の活動などがあげられるでしょう。そして日本では漁業従事者が減っています。反面欧米では成長産業とされています。ここでは自身の取材のもと、色々な水産・漁業の話しをしていきます。

  • 日本と捕鯨の話し

    水中カメラマン/フォトジャーナリストとして「なぜ?」と思う事が多いです。センチメンタルな感情論を捨てて、虚心坦懐で日本と捕鯨の話しを見てもらえればと思います。

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Masa Michishiro(道城征央/南海の放浪カメラマン)

プロフィール Masa Michishiro/道城征央(みちしろまさひろ) 東京都目黒区出身 水中カメラマン/フォトジャーナリスト 埼玉動物海洋専門学校講師 自然環境セミナー「めぐろエコサロン」「エコ・自然塾」主宰者 公式HP 公式Facebookページ 東京新聞インタビュー Yahoo!ジャパンインタビュー JICA「地球ギャラリー」 太平洋の島国、ミクロネシア連邦をはじめ、地球の裏側へ行くよりも遠い小笠原諸島へおもむくことから南海の放浪カメラマンの異

    • 文化の日からサスティナブルを考える

      今日は「文化の日」です。ミクロネシアの人たちは器用に何でも自分たちの手で作っていきます。ヘッダーの写真は扇子を編んでいた時の様子です。 さてここのところ腹立つのがメーカーの対応です。カメラ機材もそうですが、家電製品、またうちはマンションなのでその設備関係もです。皆さんも経験あるでしょう。修理依頼しても「部品がないから直せません」と言う対応です。部品がないのだから、新しいのを買ってください、新しい設備に全取っ替えしてください、です。 これはまったくサスティナブルではないです

      • 第27回めぐろエコサロン「安心安全なお魚を食べよう」

        2025年最初の私主宰による自然環境セミナー『めぐろエコサロン』の案内になります。なお今回より開催場所を移動しておこないます(※現状、まだ場所は未定でありますが、東急東横線中目黒駅近く)。 さて海洋ゴミの問題など海洋環境の悪化で2048年には「食べられる魚が地球の海からいなくなる」とアメリカの科学誌『サイエンス』が報じました。また2050年には魚より海洋ゴミの量が多くなるとも言われております。 ただ魚がいなくなる理由はそれだけではありません。乱獲をはじめ違法なことが漁業・

        • ワークショップで環境問題を議論

          専門学校の授業では捕鯨問題の話しをしています。そのテーマのシメでワークショップ形式でおこないました。 お題は「太地町を過激な愛護団体から守るためには?」と「再開させた日本の商業捕鯨については賛成ですか?」の二つでした。 太地の魅力を伝えるVTuberを使っての発信が必要 イルカ漁や捕鯨に携わる人もいるわけだからいきなり禁止にして、彼らから仕事を奪うのは良くない 海洋生態系のバランスを考えると必要 と言った意見が多く、商業捕鯨再開についても賛成が多かったです。 ただ

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          外来種だから守らない、在来種だから守るはやめよう

          ヘッダーの写真は小笠原諸島母島に咲く固有種ムニンシュスランです。 暗がりを好む植物として知られていますが、ここの暗がりは外来種のアカギという樹木が作っていました。 単に外来種だからと言えば悪いという考え方は違うと言っていいでしょう。なので悪影響を及ぼす外来種を侵略的外来種と言います。 しかし在来種であっても自然界に悪影響を及ぼすということも同時に知るべきでしょう。奈良のシカなどです。外来種、在来種の差別(?)はやめた方がいいでしょう。 生物多様性の考えとして生き物のつ

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          東京サスティナブルシーフード・サミット

          東京では今日から3日間、東京サスティナブルシーフード・サミットがおこなわれています。漁業、水産に関わる人や団体が出ています。 そのような日だからというわけではありませんが、水産の世界唯一のトレーサビリティであるMSC認証のマークが付いたシシャモをイオン系のスーパーで購入し、これから焼いて食べます。『MSC認証が付いているとどこか安心してホッとします。 MSC認証は天然魚にASC認証は養殖魚に与えられた認証制度で、それを得るには持続可能がキーワードになります。 つまり乱獲、

          東京サスティナブルシーフード・サミット

          アニミズムと生物多様性

          この前の日曜日(9/29)ですが、私が副町会長を務める町会で例大祭がおこなわれました。 コロナもあって今回5年ぶりの神輿の宮入がとりおこなわれました。 ところで生物多様性条約には締約国は行動計画を策定しないさいということが謳われています。これによって単に条約にサインしただけではなく、行動責任も問われるでしょう。 そして昨年第6フェーズに当たる。生物多様性国家戦略2023-2030という行動計画が策定されました。 この生物多様性国家戦略2023-2030のなかには初めて日

          めぐろエコサロン「健康に!美観に!ヤバいぞ!ゴミや廃棄物の話し第2弾」

          もう27回目になる私主宰の自然環境セミナーの案内です。 このセミナーの趣旨は地域で活動をして、その後世界で起きている環境問題について考えてもらうというものです。 まさにThink Globally, Act Locallyという考えに基づくものであります。 詳細は以下で、どなたでも参加できます。 10/26の「めぐろエコサロン」は「健康に!美観に!ヤバいぞ!ゴミや廃棄物の話し第2弾」と題して7月に開催した内容の続編になります。 7月は島嶼国のゴミ廃棄物問題とそれを解決す

          めぐろエコサロン「健康に!美観に!ヤバいぞ!ゴミや廃棄物の話し第2弾」

          チマチマで充分

          本日テレビ朝日、BS朝日による番組『未来につなぐエール』で取り上げていただきました。そして多くの方に観て頂いたようです。 ミクロネシア連邦での環境活動から中目黒村美化委員会の活動までを話させて頂きました。 言いたいことはそういうことです。環境問題への対処、バイアスが強くなると良いことありません。ときたまバイアスを強くした方が良いのではと感じることもありますし、活動自体チマチマやってて「午後にはゴミたくさん」になりますが、市民レベルの活動はこれで充分だと思っています。 環境

          環境活動は分断のもと

          個人的に中目黒村美化委員会の狙いは「みんなでやってみんなでカバーするということ」です。どうしても日本の社会全体、若い人に期待しがちですが、僕は主宰者として高齢者も使います。「ボク出来ないから代わりにやって」とかです。「こんなことも出来ないのかよ」と言われますがやってくれます。塾に行けないのなら、先生なみの知識を持っている人が教えてあげればいいことです。 誰しもがグレタさんのような知識があるとは限りません。 自分も動いて活動したくてもできない人もいるでしょう。でも何かしたいと

          環境問題解決に必要なのは知識ではなく地元力

          7/31から今日8/3まで地元の町会のラジオ体操があり、自分も副会長という立場なので手伝いに行ってきました。 また今日8/3は中目黒村美化委員会の定期清掃が実施されたのですが、異例の2部制での実施になりました。 2部は通常の時間帯での清掃活動だったのですが、1部はラジオ体操終了後の7時過ぎから町会の親子を中心に清掃をしつつ、町会掲示板3ヵ所に貼られている環境系クイズに答えるというものも実施しました。 問題はいたってシンプルなもので参加した子供はほぼ全員正解でした。 環

          環境問題解決に必要なのは知識ではなく地元力

          盛り上がっている都知事選、自分は盛り上がらず・・・

          ネットではとても盛り上がってる東京都知事選、でも自分にとって「この人に一票入れたい」という人がいなくて困っています。良く出ている4名の公約、特に小池、蓮舫、石丸は似たり寄ったりだと感じています。 清掃活動の団体を主宰している身としては環境問題を訴えている人がいれば良いんだけどいない。環境問題と言うか「生物多様性の保全」を公約に盛り込んでいる人がいれば良いんですが・・・・・・。 東京都は日本が生物多様性条約の締約国になったことをうけて、東京都生物多様性地域戦略を策定しました

          盛り上がっている都知事選、自分は盛り上がらず・・・

          我の無力さ・・・そして政治家の存在

          約50名もが立候補しているらしい東京都知事選です。 ところで中目黒村美化委員会の活動をやってて思うことがあります。 ゴミ拾いなんていう活動をチマチマとやっていて意味があるのだろうか?とです。 あるいはこのような活動を講演とかで話しをしてても、こう質問されることがありました。 「チマチマとやってて意味あるんですか?」とです。 私は地元の中目黒以外にミクロネシアでやっていて自分でもそう思いました。正直ないでしょうね。 集めたって、次の日はゴミでいっぱいになります。そんな光

          我の無力さ・・・そして政治家の存在

          環境問題解決に必要なのは教育ではない

          毎年、近所の小学校に呼んでもらって海の話しをしています。今年も先週呼ばれました。 具体的には自然やそこに生きる生物が私たちの生活に役立っているということ、私たちが敬遠する生き物であっても役立っているという、いわゆるバイオミミクリについて説明いたしました。 しかし単に海の話しをするだけではなく、やはり私がやっている地元での清掃活動の話しを盛り込みました。 今後の環境のことを思うのなら環境教育は必要だと思います。しかし一方的な押しつけでは問題は解決しないでしょう。 必要なこ

          環境問題解決に必要なのは教育ではない

          目黒川、桜開花時のゴミ問題、なぜテレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』は偏向報道するの?

          4/8のテレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』で目黒川での花見客、そのマナーの悪さを放送していました。 しかしなぜ日本のマスコミはしっかりとした取材をせずに、通り一辺倒な報道しかしないのでしょうか?よく言われていることですが、今回改めてそう感じました。 この日のテレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』の内容は酷かったです。 目黒川での桜開花時、私が主宰する任意団体中目黒村美化委員会では2015年ごろより花見客よりゴミを受け取り分別する作業(エコステーション)をしています。

          目黒川、桜開花時のゴミ問題、なぜテレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』は偏向報道するの?

          NPOでもなく環境団体でもなく地元力で目黒川のゴミ退治

          目黒川唯一のエコステーション設置私が住む中目黒はすぐ近くに桜の名所である目黒川があります。今や世界的に有名であります。 この桜開花にあわせて、私が主宰している清掃活動の任意団体中目黒村美化委員会は2015年ぐらいよりエコステーションの設置を私が住んでいるマンションの外構部に設置しました。 エコステーションとは花見客よりゴミを受け取って、それを分別する施設であります。 ゴミはかさを減らせれば袋数も減るのでそれだけでも減量につながります。 ただインバウンドによるオーバーツーリ

          NPOでもなく環境団体でもなく地元力で目黒川のゴミ退治