Masa Michishiro(道城征央/南海の放浪カメラマン)

ミクロネシア、地元(東京・中目黒)で環境活動を行っている水中カメラマン/フォトジャーナ…

Masa Michishiro(道城征央/南海の放浪カメラマン)

ミクロネシア、地元(東京・中目黒)で環境活動を行っている水中カメラマン/フォトジャーナリスト。生物多様性、海洋環境などをテーマに環境セミナー「めぐろエコサロン」「エコ・自然塾」も主催する。埼玉動物海洋専門学校の講師。【ML】info@ordinaryworld.jp

マガジン

最近の記事

  • 固定された記事

Masa Michishiro(道城征央/南海の放浪カメラマン)

プロフィール Masa Michishiro/道城征央(みちしろまさひろ) 東京都目黒区出身 水中カメラマン/フォトジャーナリスト 埼玉動物海洋専門学校講師 自然環境セミナー「めぐろエコサロン」「エコ・自然塾」主宰者 公式HP 公式Facebookページ 東京新聞インタビュー Yahoo!ジャパンインタビュー JICA「地球ギャラリー」 太平洋の島国、ミクロネシア連邦をはじめ、地球の裏側へ行くよりも遠い小笠原諸島へおもむくことから南海の放浪カメラマンの異

    • 目黒川、桜開花時のゴミ問題、なぜテレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』は偏向報道するの?

      4/8のテレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』で目黒川での花見客、そのマナーの悪さを放送していました。 しかしなぜ日本のマスコミはしっかりとした取材をせずに、通り一辺倒な報道しかしないのでしょうか?よく言われていることですが、今回改めてそう感じました。 この日のテレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』の内容は酷かったです。 目黒川での桜開花時、私が主宰する任意団体中目黒村美化委員会では2015年ごろより花見客よりゴミを受け取り分別する作業(エコステーション)をしています。

      • NPOでもなく環境団体でもなく地元力で目黒川のゴミ退治

        目黒川唯一のエコステーション設置私が住む中目黒はすぐ近くに桜の名所である目黒川があります。今や世界的に有名であります。 この桜開花にあわせて、私が主宰している清掃活動の任意団体中目黒村美化委員会は2015年ぐらいよりエコステーションの設置を私が住んでいるマンションの外構部に設置しました。 エコステーションとは花見客よりゴミを受け取って、それを分別する施設であります。 ゴミはかさを減らせれば袋数も減るのでそれだけでも減量につながります。 ただインバウンドによるオーバーツーリ

        • 私的環境活動の条件

          ここでは告知などしていませんが、ご存じのように私は中目黒村美化委員会という地元目黒区(中目黒)で清掃の任意団体を結成し毎月2度清掃活動をしております。 もうすぐ目黒川の桜も開花されるので、オーバーツーリズムによるゴミ排出量も多いでしょうが、行政とも連携して開花中はエコステーションを設置しております。 さて中目黒村美化委員会では暗黙の了解があって活動しております。 まず参加は自由であります。「参加します」との連絡もいりません。なので当日にならないと誰が来るか、何名来るかは

        • 固定された記事

        Masa Michishiro(道城征央/南海の放浪カメラマン)

        マガジン

        • ジャーナリストの気になり
          48本
        • 自然環境の話し
          25本
        • 日本の水産・漁業の話し
          4本
        • 日本と捕鯨の話し
          11本
        • 人生を変えた島国 ミクロネシア連邦を訪ねて
          10本
        • ゴミ拾いをする大義って何?
          4本

        記事

          デジタルクリーンアップデイ

          3/16(土)は私が主宰している清掃団体中目黒村美化委員会も毎年参加している『World Cleanup Day』が制定した『デジタルクリーンアップデイ』だそうです。 デジタルゴミ、つまりPCやスマホに保存されている見なくなった写真データ、ファイルなどを削除しましょうという日です。 見もしない、使いもしないデータを支えているのはサーバーであり、それを維持するにはそれなりの電力がかかり、反面CO2が排出されています。清掃というと街中ばかりと思いきや、PCの中の清掃という着眼

          表現者のテイラー・スイフト

          アメリカンフットボールのプロリーグ、NFL最大というか世界最大のスポーツイベント、スーパーボウル(SB)まであと数日です。今年のSBはカンザスシティ・チーフス(KC)とサンフランシスコ・49ers(SF)の対決なのですが、試合以上にシンガーのテイラー・スイフトが観に来るという点にも注目が集まっています。 それは彼女が出場チームのKCのトラヴィス・ケルシー選手(TE)と付き合っているからです。 試合前日の2/10まで東京ドームで公演をおこなって、恐らく自家用機で試合会場のラス

          生物多様性国家戦略2023-2030で触れていること

          昨年『生物多様性国家戦略2023-2030』が政府より公表されました。 これはリオ地球サミットでできあがった生物多様性条約に書かれている各国は行動計画を策定せよに基づいているものであります。 今回の『2023-2030』の中では「日本人特有の鎮守の森や八百万の神といった自然観、地域の文化や伝統行事への意識」が初めて明記されており、それらが生物多様性の保全になるとも書かれています。 地域の祭礼や伝統食を食べることには「残酷さ」もはらむのでしょう。昨今環境保護団体や動物愛護

          生物多様性国家戦略2023-2030で触れていること

          SDGsの使う責任からMSC認証の魚を食べよう。

          年末なので臼福本店(気仙沼)のタイセイヨウクロマグロの中トロと赤身、合計で200グラム購入しました。100gで2,100円と高めですが、MSC認証をうけているマグロなので安心安全が確実に担保されています。 この会社は気仙沼にある7隻の遠洋漁業をおこなう船を持つ会社であります。私も2年前に取材させていただきました。 商品についているQRコードをかざすと魚に付けられた通し番号や獲った日時や場所、誰が獲ったかまでがわかります。魚は「これってどこで獲れたの?誰が獲ったの?」とスー

          SDGsの使う責任からMSC認証の魚を食べよう。

          都内での粗大ゴミ処理がピンチ

          南の島国に行って感じたのは、必ずどこかしらに、例えばビーチでもゴミが落ちていて写真に撮りづらい光景があることです。そこからゴミに関して自分も色々と知るようになりました。 東京都内で粗大ゴミの処理が出来なくなってるそうです。 すべては分別されていないゴミに原因があります。鹿児島県志布志市は日本でもっともゴミの分別が進んでいる行政として有名であります。 ビンも色によって分けられていますし、金物も鍋やハンガーなどなどに分けられます。志布志市の担当者は「分別すればゴミは宝の山」

          写真展「地球の“景観” “生命” “80・95”」終了 ありがとうございました

          昨日25日をもって写真展「地球の“景観” “生命” “80・95”」が終了いたしました。 多くの方々に来場いただき、非常に嬉しかったです。 11月23日(祝)には私が非常にお世話になっている元麗澤大で現在は立命館大の教授の方とNPO日本ガラパゴスの会事務局長との3者によるギャラリートークを開催いたしました。 上から目線っぽい日本の国際支援、国際協力、どこか「俺たち日本は金もあるし技術もある。貧しい途上国を支援してやる」なんて言うところがあるのではないでしょうか? 立命

          写真展「地球の“景観” “生命” “80・95”」終了 ありがとうございました

          私的逮捕系からボランティアって何だ?と

          コロナなどの影響もあって、すっかりミクロネシア連邦での清掃活動も停まってしまっています。 私はミクロネシア連邦ポンペイ、コスラエ、チューク諸島と言う場所でマイクロクリーンアップキャンペーンと銘打って、日本から環境教育に赴いている麗澤大学の学生や現地の方々をまじえて清掃活動をおこなっています。 ところで最近逮捕された私的逮捕系YouTuberですが、あれって「警察の目が届いていないから」という一種の正義感でやっているのでしょう。 でも考えようによっては中目黒で私がリーダーと

          私的逮捕系からボランティアって何だ?と

          日本の産業遺産・捕鯨

          10月に小笠原諸島母島に行ってきました。 目的は捕鯨をやっていた場所を見ることです。 小笠原諸島の父島、母島では捕鯨モラトリアムが採択される前までに捕鯨をやっていました。日本人が入る前は欧米の捕鯨船が来ていました。 自分にとってクジラはその生態から食、国際問題と幅広く興味あるものです。なので日本各地で捕鯨やクジラにまつわる場所を訪れています。 その時々訪れた場所のことやクジラにまつわる話しは以下に書いており、まだまだ継続投稿中でもあります。 さて小笠原諸島では古くから捕鯨

          私たち日本人は本当に酷いことをしているのか?

          私が訪れた和歌山県の太地町では、今イルカの追い込み漁が最盛期を迎えています。 私が講師をつとめる専門学校では将来動物園、水族館で働く子を対象に集めています。 その園館に対して昨今、国際的な批判が一部の動物愛護団体、環境保護団体からあがっております。そして太地のイルカ漁や動物を扱う祭事に対しても批判されています。 専門学校で学生に言っていることは「果たして私たち日本人は本当に酷いことをしているのか?」です。これを永遠のテーマにしています。 そのような中、高家神社(たかべじ

          私たち日本人は本当に酷いことをしているのか?

          ラジオ番組『身近かなことからSDGs』出演

          昨日、ラジオ番組『身近かなことからSDGs』の収録に行ってきました。今までの取材、活動内容をもとに自分に関わるSDGsの話してきました。 中でも自分の名刺にものせている12番と14番、15番をとりあげてもらい、12番では、私が感銘を受けた気仙沼の遠洋漁業者である臼福本店のことからMSC認証といったトレーサビリティの重要性を、そして14番、15番では中目黒での清掃活動からミクロネシア連邦での清掃活動のこと、小笠原諸島は都民にとって大切な場所だということも熱を込めて話してきまし

          ラジオ番組『身近かなことからSDGs』出演

          World Cleanup Day 2023の配信イベントに参加

          私が地元中目黒で主宰している清掃団体、中目黒村美化委員会、そしてミクロネシア連邦で主宰しているマイクロクリーンアップキャンペーンの話しを、表題のイベントでさせていただきました。 World Cleanup Dayは日にちをあわせて世界で一斉に清掃活動をするというイベントであります。2023年は昨日9月16日がその日でした。 World Cleanup Dayには初期の段階から参加させてもらっていますが、世界のゴミ問題を考える良い機会でした。 私は地元の中目黒が色々な顔を

          World Cleanup Day 2023の配信イベントに参加

          環境問題・・・人間の都合で語っていいのか?

          温暖化のせいか海洋環境もだいぶ変わってきているようです。 サンゴ礁の海に行くと最近ではオニヒトデの存在が気になります。石垣島では埋め尽くすほどの量を見たことがあります。 オニヒトデはサンゴにとって大敵であります。サンゴを包み込み褐虫藻を食べ、サンゴを死滅させてしまいます。 サンゴは消滅すると・・・・・・色々なことが言われています。魚がいなくなるとか・・・・・・詳しいことはここでは書きませんが、サンゴの消滅は人類にとっても良くないらしいです。 このオニヒトデはダイバーたち

          環境問題・・・人間の都合で語っていいのか?