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人生を変えた島国 ミクロネシア連邦を訪ねて

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まさかこの自分が途上国へ訪れるとは思ってもいなかった。太平洋の島国ミクロネシア連邦への旅行記、水中カメラマン/フォトジャーナリストとしてそこで見つけたものは何?
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記事一覧

人生を変えた島国ミクロネシア連邦を訪ねて⑩/私たちの基準は基準でない

人生を変えた島国ミクロネシア連邦を訪ねて⑩/私たちの基準は基準でない

前回の記事は以下からお読み下さい。
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幸せの基準って何なんでしょう?
ミクロネシア連邦など太平洋の島国には先進国が支援をおこなっています。日本もJICAのもと、我々の血税を使っておこなっています。勿論ODAの考えからすると世界のGDP引き上げが大きな目的でありますから支援は必須です。ODAの概念は簡単に言うと世界約200ヶ国みんなが幸せになるということです。でないと第二次大戦期に逆戻りしま

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人生を変えた島国ミクロネシア連邦を訪ねて⑨/ミクロネシアのスポーツ

人生を変えた島国ミクロネシア連邦を訪ねて⑨/ミクロネシアのスポーツ

前回の記事は以下からお読み下さい。
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ミクロネシア連邦ではスポーツが盛んに行われています。
日本が統治していたときから、日本人と現地人との絆を深めるために様々な競技会が行われていました。
競技会というより運動会であり、ウンドウカイという言葉はそのまま現地で通じます。

ミクロネシア連邦ポンペイ島では集落対抗の運動会も行われています。
競技そのものよりもヤジの方が面白いと聞いたことがあります

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人生を変えた島国ミクロネシア連邦を訪ねて⑧/ラニーニャ現象の恩恵

人生を変えた島国ミクロネシア連邦を訪ねて⑧/ラニーニャ現象の恩恵


前回の記事は以下からお読み下さい。
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寒い日本今日、12/24はクリスマスイヴ、日本各地で雪景色になっているところも多くイヴの日を飾るにはちょうど良いのではないでしょうか?

なんてことを言ってる場合でもなく、今降っている雪は災害級の降り方で、大変苦労している地域もあります。

ラニーニャ現象とはこの大雪の要因であるのがラニーニャ現象です。来年まで地球はラニーニャ現象が続くと言います。

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人生を変えた島国ミクロネシア連邦を訪ねて⑦/カマテップを体験

人生を変えた島国ミクロネシア連邦を訪ねて⑦/カマテップを体験

冠婚葬祭を大切にする島前回の記事は以下からどうぞ↓

ミクロネシア連邦ポンペイ島に初めて訪れたときだった。アテンドしてくれた現地観光局長の方が、「日曜日に自分の祖母の一周忌がある」と言った。
それには「僕も参加できるの?」と、異国の行事に対しての物珍しさから口に出してみた。
そうしたら「あ〜、良いよ」とあっさり答えてくれたのだった。

ポンペイ島では冠婚葬祭全般をカマテップと呼んでいる。昔は葬儀で

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人生を変えた島国ミクロネシア連邦を訪ねて⑥/ヤップ島の石貨を読み解いて見習う

人生を変えた島国ミクロネシア連邦を訪ねて⑥/ヤップ島の石貨を読み解いて見習う

石貨という貨幣の持つ意味前回の記事は以下からどうぞ↓

ミクロネシア連邦ポンペイの西端に位置するヤップ島には石貨が存在しています。さらに今でも使われています。
石貨は島のシンボルであって、自動車のナンバーにもイラストが描かれています。

そして以下の写真は石貨の銀行と呼ばれている場所で、驚くことにこの石貨それぞれに所有者がいるのです。

この石貨の利用法は我々が使っているお金とは大きく異なります。

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人生を変えた島国ミクロネシア連邦を訪ねて⑤/ミクロネシアを題材にした本

人生を変えた島国ミクロネシア連邦を訪ねて⑤/ミクロネシアを題材にした本

前回の記事は以下からご覧ください。

コロナで行けないなら今のうちに旅の予習に読書を!

ミクロネシアと言う地名は何となく聞いたことはある。しかしミクロネシア連邦と言う国があるとなると聞いたことがないと言う人が多くなる。

実際にコロナが明け、自由に行けるようになったら行って見てください。
しかしガイドブックもないのが現状。なのでここではミクロネシア連邦を知るには良い書籍をいくつか紹介していきます

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人生を変えた島国ミクロネシア連邦を訪ねて④/ダーウィンの説を証明

人生を変えた島国ミクロネシア連邦を訪ねて④/ダーウィンの説を証明

外に広がるサンゴ礁の海

前回の記事↓

ミクロネシア方面へ行くにはグアムから飛行機を乗り換えて行く。CNNでも世界一風光明媚な路線として紹介されたアイランドホッピングという路線、眼下に広がるサンゴ礁の海は素晴らしいの一言に尽きる。

グアムを出ると1時間45分でミクロネシア連邦に属するチューク諸島に到着する。

写真はチューク諸島を囲むチューク環礁。左の海は外洋で、右側は内海である。

続いて1

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人生を変えた島国ミクロネシア連邦を訪ねて③/眼下に広がるサンゴ礁

人生を変えた島国ミクロネシア連邦を訪ねて③/眼下に広がるサンゴ礁

それは世界一風光明媚な路線

前回の記事↓

さてミクロネシア方面へ行くには、グアム空港からさらに飛行機を乗り継がないと行けない。
前回の記事にミクロネシア方面行きと書いたが、グアムから先に進むには飛行機版各駅停車の乗らないとダメなのだ。
正確にはグアム〜ホノルル間を結ぶユナイテッド航空の便なのだ。グアムを出ると約1時間45分でミクロネシア連邦のチューク諸島ウエノ島にある空港に到着する。
そしてチ

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人生を変えた島国ミクロネシア連邦を訪ねて②/ガラッと変わる空港内の風景

人生を変えた島国ミクロネシア連邦を訪ねて②/ガラッと変わる空港内の風景

アイランドホッピング搭乗1986年に独立を果たしたミクロネシア連邦、それまでは国連による委任統治領であった。

さてそんなミクロネシア連邦へ行くには直行便はなく、みなグアムで飛行機を乗り換えなければならない。搭乗した人ならわかるだろうが、日本からグアムへ行く便には日本人の観光客、家族旅行、カップルなどが多く、アメリカ領グアムへ飛ぶと言っても国内線に乗っているのとほぼ変わらない。

しかしグアム空港

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人生を変えた島国 ミクロネシア連邦を訪ねて①/途上国への偏見?

人生を変えた島国 ミクロネシア連邦を訪ねて①/途上国への偏見?

「臭い」、「汚い」、「みすぼらしい」だったのだが・・・ミクロネシア連邦と言う国をご存じだろうか?年配の人だとトラック諸島(現チューク諸島)という地名を言えば太平洋戦争時の激戦地として思い浮かべる人もいるだろう。現在はミクロネシア連邦として1986年に建国された島国だ。
西からヤップ、チューク、ポンペイ、コスラエと、4州607の島々からなり、赤道の上、北緯6度に位置する島国だ。
自然は豊かだが、言わ

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